過去ログ 2002年 3〜4月
見極め 2002/04/21 (日)
新学期が始まりましたがまだ「落ち着いた」とは言えない日々です
担当する生徒の所属クラスも替わり
新しい状況に適応しようと彼なりに精一杯過ごしているように感じます
Tさんとは昨年一緒に過ごし
少しはお互いのことがわかってきているつもりなのですが
Tさんの様々な成長をどう受け止めようかと
よく考え込みます
個人的に重要かつ難しいのは「見極め」であると感じています
彼・彼女の発達から考えて、今どのような関わりをするタイミングなのか
このことについてはいつどのように指導するのが望ましいのか
周囲の受け止めはどうなのか、どのように働きかけるのか
大事なことは山ほどありますが
すべてを毎日することはできません
働きかけは多ければよいというものではないはずです
○○については今は問わない、■■の面を優先する、という見極めを
昨年度もずーっと考えてやってきました
大きく動いたのは自分なりに考えたベストのタイミングの時だけだったかもしれません
これはきっと教育というか
人との関わり全般についていえることだと思います
仕事の優先順位とか・・・ 注:それはちょっと違う
新任校 2002/04/07 (日)
異動で新しい学校に赴任した知人から連絡がありました
その学校は数年障がい児学級が閉じていて、久々の開級だそうです
「交流」なり「共同教育」的なものに対する認識が浸透していない学校だそうで
どうやって進めていくかを知人は考えていました
packの場合は学校全体で受け入れる雰囲気ができていたので
その面の心配は要らなかったのですが
分離教育で当たり前という認識の方が多い学校だと大変そうです
特に異動したてで自分自身もその学校の様子がわからない場合
「こうやってやりましょう」と提案するタイミングは難しそうです
その知人と色々話す中で
担当者が明確なイメージを持つことの重要性にいきあたりました
当然といえば当然のことですが
「こうしたらいいな」という意見があっても
実はけっこう曖昧なもので
意見の違う人に対してわかりやすく説明できなかったりすることがあります
1年前、自分もそのような場面が多々ありました
その時よりは自分の中でクリアになったことも少しずつ増えてきましたが
当時はかなり考えされられました
考え、周りの方々と話し合い、実行しては修正して、やっと理解してくれる仲間を少しは作れたかな?という状態です
通常学級の先生方に理解していただけるのは非常に頼もしいものです
知人は少し厳しい条件のようですが
できるところから
形も意識も広げようとしています
私の今年の目標は
質と意識を深めることです
*小学校の通知票H校をUPしました
大忙し 2002/03/31 (日)
年度末の整理です
新年度の準備です
ついでに異動(の方はこんなとこ見てる暇ないか)と引越しお手伝いです
学校関係者の皆様は大忙しの真っ最中とお察しいたします
packは「春休みなんでしょ。いいよねェ」と言われると
未だに大人気なく腹を立ててしまいます (-_-#)
忙しいときは優先順位づけ能力がよりいっそう不安定になる気がします
限られた時間では限られたことしかできないものだ
と開き直り、でなく自分を納得させつつ
3月末日を迎えました
*中学校の通知票J校をUPしました
通知票の見直し 2002/03/28 (木)
このところ微妙にアクセスが増えているような気がするのは
多分に指導要録改訂に伴う通知票の見直しが全国的に進められているからではないかと思っています
利用者が増えるのはけっこうなことなのですが
このサイトにあるのは改訂以前の通知票ばかりなので
そういうニーズにお応えする意味では当サイトのお役立ち度がちと疑問だったりしています
それはそれとして
昨今の見直し機運は
「いかに指導要録に合わせるか」という傾向になりがちに感じています
指導要領が変わり要録が変わるから当然通知票も変わる
それも当然なのですが
書類上の整合性を整えるのが最大の目的だとしたら残念です
通知票そのものの役割を考えての見直しではないからです
私も次年度はまた通知票の項目・様式を考え直す予定でいます
指導内容と、その結果としての評価を通して
学校と家庭の信頼関係が深まるような通知票に近づけたいです
これまた昨今流行のIEPや個別指導計画を取り入れた際にも
通知票は役立つのではないかと考えています
因みにpackはIEP礼賛派ではありませんがこの話はまた後日
*養護学校小学部の通知票I校、養護学校中学部の通知票I校をUPしました
今回初めて保護者の方からご協力を頂くことができました
感謝に尽きません
絶対評価 2002/03/17 (日)
国立教育政策研究所から2月28日に「評価規準の作成,評価方法の工夫改善のための参考資料」が出ています
次年度から導入される絶対評価の趣旨や指導要録の記入方法、事例などが事細かにまとめられています
まだ充分に読みこなしていないので詳しく言及できませんが
これがきっかけで
忙しい現場も、評価というものをじっくり考えるよい機会になるかとは思います
障がい児教育は実質的な絶対評価を行ってきた(と私は捉えている)のですが
「育ち」「学び」を考えたとき
なに教育にせよ絶対評価の姿勢はとても大切だと思っています
ただ受験制度が変わっていない中での導入なので
順位をつけて評価するという現実は簡単には変わらないような気がします
個人的には文部科学省の施策は
育ち・学びの本質に迫ろうとしているのか、国際競争力を上げるための人材作りをしたいのか
よくわかりません
いろいろな方向性が混ざって矛盾しているような気がするもので・・・
*中学校の通知票G校をUPしました
免許外担当 2002/03/10 (日)
そろそろ校内人事をめぐる噂が学校内で交わされる時期です
よほどの大規模校でない限り
現在の教職員定数の下では免許外の教科を担当する先生が出てしまいます
(特に中学校では)
調べたことはないのですが
免許外担当者が一人もいない中学校は、もしかしたら全体の数%に過ぎないのではないでしょうか
そのあたりの実情が
最近問題になっている「TTの運用」と結びついてしまったのではないかと思います
免許外担当者の多さは、障がい児学級担当にもいえます
担当者が異動する、あるいは学級が増える、といったときに
なぜか専門の方を呼べなくて
結果的に校内で希望者を募ったり、希望者もいなくて誰かに「お願い」したり
といった状況に何度も居合わせました
免許はなくても担当する希望があって、あるいは担当してから興味を持って勉強しながらすばらしい実践をされている先生にもたくさんお会いしたことがあります
中には全く希望していない方が周りから因果を含められて(?)担当する、といったケースも・・・
同僚としては、このような方と責任を持って仕事をするには正直いって抵抗を感じます
しかし、学校の一員としては実際誰かが担当しなければならない中で校内人事を調整するのも必要であり、しょうがない、こともよくわかります
その方はたまたま声をかけられただけで、ご自身の責任ではないのです
まじめな方ほど悩んでいる姿を見ると、やりきれない気持ちになります
論外のケースでは「この人に普通学級は持たせられない」「(体調を崩した方に)障がい児学級で少しゆっくりしてこい」「退職前だからのんびりすれば」という声のかけられ方をして、ご本人もその気で担当する、というのをかつて見聞きしたことがあります。非常に残念ながら現実でした。
論外はさておき
問題は
なぜ専門家でもなく希望すらしていない教師に担当させなければならない状況が(多分あちこちで)生まれているか、です
単純に考えて、免許持ちの絶対数が足りないといえます
養護学校でも免許持ち、つまり専門の勉強をして教師になった人が半数程度であるという調査結果が出ていたと思います
小中学校の場合
学級ができたり閉じたり、というスパンが早かったりして
必要数を把握・確定しにくい、という側面もあると思います
それにしても
地域によっては免許持ちの割合が半分を大きく下回っている、という状況はあまりに不思議です
専門知識がなく発達という視点のないまま担当される子どもがいるということ
様々悩んでやっと養護学校でなく地域の学校への就学を決めた保護者の期待(地域の同年代の子どもと関わりながら専門的な指導も受けられる、という当然の期待)に対して
実は専門家はいなかった、中には希望もしていない者が担当だったという実態
その状況が何年経ってもあまり改善していないという実態
行政は保護者にどう説明してくれるのでしょうか
全体の児童生徒数が減少しているのに対し
障がい児学級数は増えているということがあります
通常の先生が障がい児のほうにまわればバランスは取れるのかもしれません
でも、数合わせに「運用」するのはいい加減にしてほしい
就学を「指導」するなら、就学先にも責任を持ってほしいものです
引き継ぎ 2002/03/05 (火)
先日、小学校に軽い引継ぎに行ってきました
もちろん正式な引継ぎは3月末に設定されています
今、学校は年度末で、新年度に向けての様々な話し合いをしています
その中で(中でも新1年生の体制作り)障がい児学級の子どものことも想定してほしいと思っています
だから新年度に向けての会議のときに
4月に入ってくる生徒の大まかな生徒像を先生方に伝えたいと考えました
(現在いる生徒とかなりタイプの違うお子さんだということもあります)
例えば「協力学級」の決定で
packの少ない経験ですが、どの学校もすべて
学級編成が全部終わってから「さあ、どうする」でした
在籍の面から言えば当然なのですが
実際に生活する以上は学級編成段階で考慮に入れてほしいところです
以前に、学年で唯一の不登校の生徒と同じ学級で
担任の先生がpackの学級の生徒と不登校の生徒の両方に対応し
気持ちはあっても行動(支援)が追いつかないということがありました
障がい児が通常の学級で過ごす取り組みに賛同している先生方でさえ
「分ける前提」が無意識のうちに染み付いているような場面に出くわすことがあります
*「無意識」は、悪気がなく意識してないがゆえに強く、怖いものです
通常教育は、用意した教育内容で「どんな生徒も、さあどうぞ」と迎え
障がい児教育は「こんな生徒だからこういう用意をしよう」という迎え方になるかと思います
だとしたら引き継ぎが少し早くなってもいいはずです
その情報を障がい児学級が抱えるのでなく
学校全体に投げかけ
気持ちだけでも用意をしてもらえたら
できればいっしょにどんな準備ができるか考えてもらえたら・・・と思います
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