性感染症のうつりかた
性感染症で大切なことは、ピンポン感染を防ぐことです。 これは、たとえば男性が
クラミジア尿道炎に感染した場合、パートナーの女性にうつしてしまってから抗生物
質を飲んだとします。 男性は尿道炎が治りますが、女性は、膣や子宮頚管にクラミ
ジア感染を起こしています。 そのような状態で男性がパートナーの女性と性行為を
すると、自分はすでに治っているのにまたぶり返すことになります。 その後、今度
は女性が抗生物質を飲んでクラミジア感染を治したとすると、また男性からあらたに
うつることになります。 これをピンポン感染と呼びます。 これを防止するには、
どちらかが症状が出た場合、2人同時に治療することが肝腎です。
どの科で診てもらうか?
男性の陰茎のできものや尿道からのうみの排出は泌尿器科で診てもらいます。 女性の生理不順などは婦人科で診てもらいます。 しかし、ピンポン感染などのときには、男性と女性が一緒に診察を受けるのが理想で、結果的に当然早く治るのですが、従来そのような施設は
ほとんどありませんでした。 当院では内科の診察も行っており女性の方も診察が受けやすいと思いますし、専門的に男性と同様に、女性の方の性感染症や膣分泌物の診察、治療も行っています。 また、パートナーと同時の治療が可能で、出来るだけわかりやすく説明をするように配慮していますので、御相談ください。
性病よもやま話
性病関連の病気は正しい治療をすればけっして怖くありません。 ただ淋病なども普通の薬剤が効きにくくなっています。
クラミジアなども一般に処方される薬剤では30%以上が効果ありませんので、とにかく早く受診してください。 個々の症例に対してこまめに治療をすることが軽快のポイントです。
個人的には大きな病院より適切な小さな医院の受診を勧めます。 理由は大きな病院は治りにくい場合、時間的な問題もあり2回目の受診をされないことが多く、また担当医も変わりやすく、実際の現場での感染の状態とかなり
ずれがあると思います(私も大きな病院に勤務しているときには気がつきませんでした)。
理由のもうひとつはプライバシーの配慮や説明にかける時間の問題です。 当院ではパートナー2人で説明を受けることを希望される場合はそのように配慮しています。