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マイク・カーブ製作によるご存知オズモンズ兄弟の74年盤。楽曲制作とアレンジワークに大きく関与したH.B.バーナムの行き届いた指揮官ぶりが、彼らのポップフィーリングを高品質に仕上げた充実の一枚。多くを占めるカヴァー曲も、そんな彼らの王道的色彩と僅かな意外性を両立させる重要なファクターとして機能する。スタンダードナンンバー「Ballin' The Jack」や、アル・グリーンもカヴァーしたテンプテーションズのファンキーチューン「I Can't Get Next To You」など、アイドルだと思ってると痛い目にあうよ的一体感溢れるポップテイストが瑞々しく強力。唯一兄弟たちのペンによる「Sun, Sun, Sun」で、幾分ダウナーな雰囲気の意外な側面を残すところもさすがのプロダクションだ。そんな中、David Tも派手さはないものの随所でその個性を披露。ジョニー・ブリストル作で本人も同年直後にリリースするソロ作『Hang On In There Baby』で演じる表題曲「Love Me For A Reason」では、本家版とはまた一味違うテイストを残しながらもあくまでしなやかでメロウなフレーズを一貫して連発している。その鋭く乾いたそのバッキングフレーズはソロモン・バーク作の「Send A Little Love」でも静かに披露。彼ら兄弟の「らしさ」をうまく引き立てながらアルバム全体を軽快で華やかなものにする“確かな仕事”の好例だ。
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