動物ノート
ヒキガエル 2009.8.1
地域の人から、見たことがないカエルがいると新聞社に持ち込まれ、そこから豊岡総合高校にやってきた。たしかに、トノサマガエルやアマガエルに比べると出会う機会は少ないだろう。ヒキガエルは、山道には多いし、山に近い民家の庭先にも現われる。普通のカエルだとわかって、新聞記者さんは入れ物ごと総合高校に寄贈?してくれた。



 おとなしそうと思っていたら、歩き始めた。


おっと、そこは危険ゾーンだ。


しかし、よくみるとかわいい目、口元もチャーミング。



アカマダラコガネ 2009.5.28

豊岡盆地で採集されたとても貴重な虫。その貴重さが、職場ではあまり理解してもらえなかったが、まあ、仕方がない。兵庫県レッドデータEX。EXというのは絶滅種ということ。最近採集されておらず、兵庫県から絶滅したと考えられるというカテゴリーだ。じゃあ、大発見じゃないかと思われるが、実は最近、但馬でも再発見されている。稀少さはともかく、背中のごつごつとした模様、落ち着いた色合い、何ともいえない魅力がある。






テン  2008.9.7


豊岡市の玄武洞付近の道路上でテンの死体を見つけた。明らかに交通事故だと思われる死体だ。最初車の中から見た時は、イタチかなと思ったが、かなり大きい気がした。気になったので降りてみると、あごの下が鮮やかな黄色だった。車に積んでいた大きなビニール袋で包み込み、持ち帰った。まわりに観光客も多かったので、隙を見て、すばやく回収したつもりだったが、ボクの動作を見ていた子どもがいて、「あ、拾った!」と大きな声をあげた。

持ち帰って、水洗い、写真撮影をして、初めて、あとの処理のことを考えていなかったことに気が付いた。タヌキを拾ったときにはたいてい解剖教材にしているのだが、今回は、連休の初日だったし、職員室の冷蔵庫に保存するのも、まずいと思い、調理室の窓に下の花壇に埋葬した。

テンが豊岡盆地の里山に普通にいることは知っていたし、糞や足跡は見ていたが、死体を持ち帰って丁寧に見たのは初めてだった。
  

プラナリア  2007.1.28 

  
鉢北高原に行く途中の谷間。プラナリアはわざわざこんな山の中まで来なくてもいるのだろうが、ここでいつも採集しているので、探す手間を考えると結局速いので、ここに来てしまう。雪に埋もれているだろうと覚悟してきたが、ほとんどなかった。
たくさん写真を撮影した割には、ほとんどまともなものがない。表面の粘膜のようなものが、光を反射してしまう。ここのプラナリアは黒くて大きい。最大2cmぐらいはある。水源が湧水なので夏も冬もそれほど水温は変わらない。
コウノトリ 2006.12

午後からコウノトリの郷公園に顔を出した。相変わらずたくさんの人だ。駐車場がいっぱいで、車を農道に止めて歩いた。道端にオニノゲシが開花していた。やはり暖かい。コウノトリもすごしやすいのかよく飛んでいる。コウノトリトリは、屋根に止まったり人工巣搭にいたり、サービス満点だ。運がいいと頭の上を優雅に飛んでくれる。いっせいに人々のカメラが追いかける。私もデジカメで追いかけたが、シャッターより飛ぶのが速いのか、すこし行き過ぎてしまう。
屋根のコウノトリを見るとルーシュタットを思い出す(ヨーロッパコウノトリの項参照)。ほんとうにこんな日が来るなんて、そのときは信じられなかった。でも考えてみると放すことは簡単だが、野生で生活することはそう簡単ではない。野生復帰はこれからだ。

   

タシギ 2005.2
冬は鳥たちにとっても厳しい季節。ちょっとの怪我でも致命的です。雪の上で弱っていたタシギを、タオルに包んで胸元に抱いて届けてくれた小学生。
最近の調査で、豊岡盆地の休耕田の水を張ったビオトープに、たくさんのシギ類が見られることがわかってきた。あまり目だたないシギ類だが、豊岡盆地を渡 りのルートや生活の場としてずっと利用していたに違いない。