マイマイカブリ
まだ雪が残る森で越冬昆虫を探していると、朽ち木の中からたマイマイカブリがあらわれた。体長4〜5cmで、オサムシの仲間では大型だ。端正な顔立ちとバランスのとれた体形にファンは多い。後ろの羽が退化し飛ぶことができないので移動は歩行のみ。そのため隔離されやすく地方によっていろいろな変異がある。中には紫紅色に輝く個体もおり、この虫の魅力を一層高めている。 マイマイカブリは名前の通りマイマイ(カタツムリ)などの陸生の貝類を食べている。確かに、長く突き出た首は、狭い殻の中に頭を入れてカタツムリを食べるのに都合が良さそうだ。キリンの首のように、カタツムリを食べるうちに少しずつ首が長なったということだろうか。
全国に分布する普通種で但馬地方にも生息するが、夜行性なので野外で見る機会は案外少ない。最近、地方によってはカタツムりが減少しているという。捕食者のマイマイカブリも数が減っているのだろうか。