ノシメトンボ 
 10月に入り秋も深まると、田んぼのあちこちでアキアカネの産卵が始まる。機械化が進んで刈り入れ後の田ぼには水がないところが多くなり、それとともにアキアカネの数は減少している。ところがよく見ると、中に羽の先端が黒いアカトンボが混じっている。これがノシメトンボで最近各地で数を増やしている。
 10月下旬に豊岡の田圃で調べたところ10匹に1〜2匹の割合でこのトンボが混じっていた。アキアカネが湿田を好むのに対しノシメトンボは乾田で生活できる。秋に産卵された卵は乾燥に耐えて冬を越し、田植えで田に水が入るとともに孵化し幼虫になる。7月にはヤゴは脱皮し成虫となる。