三度目の曳き家予算を巡る6月議会の経過
6月2日(金)
●上原市長が、国立駅舎曳き家工事負担金4,500万円を含んだ補正予算案を提出。
●これを受けての上村和子の大綱質疑に対する答弁の中で、上原市長が、「議会の要望書をJR八王子支社は正式に受理していない」と答弁。上村がその根拠を問い質したところ、市長は根拠を示すことができず、議会は休憩に入りました。0時となり、そのまま散会。
6月7日(水) 上村の質疑から議会再開。結局、市長は根拠を示すことができませんでした。4月19日にJR東日本・松田相談役が「JRとして存置はできない」と発言したことの証明となる資料を、建設環境委員会までに提出するとの答弁を得ました。
6月12日(月) 総務文教委員会。補正予算案を反対多数で否決。
6月13日(火) 建設環境委員会。市の提出した資料は単なる市作成のメモにすぎませんでした。補正予算案は可否同数により、委員長採決で否決。
6月20日(火) 最終本会議。曳き家関連を除く修正予算案を賛成多数で可決。 |
【メモ】
「野党が審議拒否」というビラがまかれたり、ニュースが流されたりしましたが、事実は全く異なります。要は、市長が自らの発言の根拠を示せなかったために、議会が空転した、ということです。
ちなみに、最終本会議で上村和子の質疑に対し、市長自ら「審議拒否があったわけではない」と答弁しています。 |
上原市長の曳き家予算提案、どこが問題か
●昨年9月・12月議会での曳き家予算案の否決を受け、国立市、国立市議会ともに、東京都、JR東日本に対し、現状での存置を要望中でした。 |
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国立市 ── 3月15日に東京都に、17日にJR東日本に協議申し入れ。
国立市議会 ── 4月13日 会派代表者会議でJRに現状のまま保存してほしいという要望書を提出することを決定。/4月26日 要望書を提出。 |
| ●にもかかわらず、上原市長は、4月19日、JR東日本に存置を要望しに行った席で、「曳き家を検討する」と方針を転換したのです。 |
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会談相手は、JR東日本・松田相談役。松田氏は存置は無理の意向を表明したが、いかに「実力者」の意思表明とはいえ、JRが機関決定して、現状のまま存置はできないと回答した訳ではありません。松田氏の側面援助は期待できないという事実が分かったに過ぎず、市長としては、「市としてはあきらめず、JR東日本に存置を要望していく」と宣言して引き返せばよかった話です。 |
| ●過去2度(昨年9・12月議会)にわたり否決された「曳き家予算案」を、何ら状況が変わらないのに提案したのは、余りにも無責任であり、また議会軽視です。 |
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ちなみに、6月20日の最終本会議では、こうした無責任さを批判した「市長問責決議案」が提出され、賛成多数で可決されました。 |
駅舎保存、これから ─ JRの責任での存置を!
●議会は6月20日の本会議で、「国立駅舎保存についての決議案」を全員一致で可決。上原市長に、「議会と協力してJR東日本と東京都に対し、存置方式を基本にすえた国立駅舎保存に向け、強力に交渉を進めるよう」要望しました。
●国立市、市議会、それに市民が一体となって、JR東日本、東京都に対し、「JRの責任で現状での保存」を働きかけることが重要です。
新駅は、誰もが使いやすい駅に
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●国立駅については、国立市しょうがいしゃ団体等協議会から、「しょうがいをもっている人にとって、安全で使いやすい駅に」「駅を利用する全ての人にとって、安全で安心して使える駅に」という要望書が出されました(6月12日)。それに対し、国立市とJRから、その内容での説明会を開く旨の回答がありました(6月19日)。
●車椅子の方々や、目や耳が不自由な方、高齢者・子どもにとって、エレベーターも、ホームも、トイレも、階段の段差も、南北自由通路も、改札口も、駅前広場も、広くゆったりとして、安心して使える設計となるよう、今の時期にJRに働きかけることこそ重要です。
●また、3・4・10の整備等、駅周辺のまちづくりのヴィジョンを明確にすることが大切です。 |
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