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HIGEのホームビデオ教室
遠巻きに撮る

Part12

懐に入って撮れと言った先から、今度はその反対のことを言うんですね?私は少し混乱してきましたよ。初心者の私にもわかるように教えてください。

HIGE 遠巻きに撮る、つまり遠くから撮ると良いこともたくさんあるんです。

例えば、前回の猿回しの風景でいえば、まず皆の後ろから撮る、そうするとその場の雰囲気が実に良く分かる画が撮れるわけです。

更にズ−ムUPし「望遠」で被写体にピンとを合わせて撮ると、背景がボケて被写体となる人物だけが浮きあがり美しく撮れます。

「望遠」にするとピントの合う範囲が狭くなるので、その性質を利用するわけです。

人物のポ−トレイト(肖像)写真などはすこし望遠気味で撮るのが普通です。

さて日頃何かと世話になっているうるわしい奥様のダンスの発表会やお琴の演奏会などご主人の出番ではないでしょうか?ここで名誉挽回、鶴の恩返し?、起死回生のテクニックをお教えいたしましょう。

ビデオカメラは会場客席の一番後ろの場所から撮影します。

いままさに舞台では、10名くらいのグル−プが元気良く踊っています。

カメラは会場の全景からその10名にズ−ムUPしてゆきます。

つまり(遠巻きから望遠で撮る)わけです。

このように「望遠」で撮ると大勢の人間をグル−プとして上手くまとめて撮ることが出来ます。全員の全身を撮ることも難なく出来ます。

このように「望遠」での撮影は撮りたいものを強調しそれ以外のものを省略しやすいという特徴があるのです。

これをもし舞台のすそから「ワイド」で撮影したらどうでしょうか。

右に左に動き回る10名を捉えるのに始終せわしくカメラを左右に振り続けなければなりません。こういうビデオを後でみるととても落ち着きが無く、しまいには乗り物に酔ったように気持ちが悪くなるものです。

この場合、全員を写す為には出来るだけズ−ムBACKして「ワイド」で撮るので、余計なものがいろいろと画面に入ってきます。舞台の天井のライトも写れば、カーテンの陰で次の出番を待つ人までが写ります。

「ワイド」はこのように視野が広い反面、写したくないものまでが写ってしまうという欠点もあります。

逆に「望遠」は写したいものだけを際立たせて画面の構図をまとめやすいという長所があるのです。但し、ぶれやすいので手持ち撮影は無理、三脚は必ず必要です。

プロの場合は、この両者の特徴を上手く使い分けて撮影しています。

 

 

 

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