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いよいよ2005


[スイカ!]




2005年9月12日
 やはりというか何というか、貧乏死神内閣が圧勝してしまいました。
 破滅願望の強い有権者が日本には多いんだろうか……? それともまさか、■■、が多いの?
 とか、
 あれだけ自民党のPRとサポートばっかりやってきたテレビ番組の太鼓持ちキャスターや提灯持ちコメンテーターどもが「敗因は?」などと聞いてきたら、「お前らのせいだ!」と怒鳴り返すぐらいのヤケクソ気分をせっかくの機会に逆ギレでも何でもいいから爆発させとかないと身体がもたんのではないの、岡田さん……?
 とか、
 阪神タイガースの岡田さんは、去年とは別人みたいな明るい顔つきになったねえ。
 とか、
 阪神タイガースのマジックは2つ減ったんだろ? スポーツニュース、どこ行った?
 なあんていう突っ込みは、最後の1つを除いて、このさいどうでもいいことでありまして、
 『日本がアルゼンチン・タンゴならぬ死霊の盆踊りを踊る日』
 が、ますますもって近づいたというより日本の有権者の皆さまが好きこのんでそのイベントを選び取った、歴史に残るであろう愚者の休日「2005・9・11」を噛みしながら、ああ、皆さま、ご一緒に、日本葬送……。寒い冬が近づいておりますなあ、まだ暑いけど。

 などとよたっていても仕方のないことでありますから、

 私を含む日本の有権者たちの下した愚かなる決断に、他の人々が巻き込まれる危険性とその被害とを減らすべく、打つ手のある方はどんどん手を打っていってくだされば幸甚至極に存じます。

 日本の有権者の皆さまは、これはもう自己責任ということで、待ち受ける運命を甘受いたす心構えを整え上げてくださりますよう。せめてこの国の有権者ではない方々に迷惑をかけぬよう、節度ある没落の道をたどり、騒がず動ぜず嘆きをこぼさず、淡々と滅びの美学を体現していただきたい。切なる願いでございます。


 以上、うきうき書房&うさちゃん騎士団を代表して、伏してよろしくお願い申し上げる次第であります。
 えっ、そんな難しいこと言うなって?

 でも、どうしても実現していただきたいのです。人として。
 だから、お願い! うきうき!


2005年9月8日
 「新党日本」という名前と、その前身ともなった(?)「チーム・ニッポン」という名前。しかもシンボル・マークは日の丸をあしらってる。
 となると、まあ、田中康夫代表の言ってることの中身はともかく、私などは思わず吐き気に似た気分をもよおしてしまうわけである。
 国民新党という名前にも、私みたいな人間には、やはり違和感を否めない。国民のための政治を目指す、その底に「売国内閣を倒す」、という意気込みが秘められているあたりは嬉しくって応援しているのだが、しかし、このネーミングは……多文化、多民族、多国籍社会と「人としての権利」、なんてことを考えてきた私にとっては、あまりにも寒々しいものに他ならない。
 もちろん、国政を責任持って担おうという政治家には、彼らのような覚悟が必要なんだろうと、理屈のうえでわかってはいるのだが。

 で、あるからして、うさちゃん騎士団的に新たな新党を立ち上げるならばどんなネーミングにするだろう、なんてことを、ついつい考えてしまったわけである。
 参考にしたのが、「国民新党」で使われた「国民」という語句だ。
 人間を国家の縛りから解放していく決意を示すべく、それなりの語を選んだ結果、出てきた名前は、その名も安直、「人間党」! どうだ、これ!? 直球勝負だ!!

 やぼったい、などと思われる方がおそらくほとんどだと思われる。実を言うと、私自身もそうなのである。なんかもっとキレとコクのある名前にできんのか、と、思わず吐き捨てたくなるような名前に違いない。
 しかし、意外な効用がこの名にはあるのだ。その効用も、やはり「国民新党」という名から気がついたものなのだが、それはすなわち、
 「他の政党が、非・人間党と呼ばれることになる」
 ということである。
 どうですか、あなた。選挙で「非・人間党」なんかに投票したいと思いますか? 「非・人間」的な政党に支配されたいんですか? 「非・人間」的な連中に政治を任せちゃっていいんですか?
 といった具合に、テレビと街頭で絶叫をくり返せば、おそらく有権者の8割ぐらいは、人間党に投票するのではないかと皮算用してしまうわけである。
 「人道党」という名も考えたが、「非・人道」なことを明治以降の日本人はけっこう好んでいるようなので、下手に扱うと不利になると考えて、没案とした。

 それにしても、おしむらくは「国民新党」だ。「新」の文字さえなければ、
 他の政党はみな「非・国民」党だ!
 と絶叫することで、今回の選挙戦をきわめて有利に闘えたであろうに。嗚呼!

 いずれにせよ、投票日まであとわずか。
 有権者の皆さまの賢明なる判断を祈るばかりでありまする。

2005年8月19日
 朝、みのもんた氏のテレビ番組に、国民新党の亀井静香氏と、新党大地の鈴木宗男氏が出演していた。
 「うさちゃん騎士団」のページをつくったり社民党のマニフェストにシンパシーを感じたりしている私としては、うれしくない噂も耳にするご両人なのだが、頭の回転と表現力、自分の考えを人に伝えようとする意志の強さが、さすがにすごい。ついつい引き込まれて、耳を傾けてしまう。
 で、思わず「小泉首相は自分にない能力を持つ彼らを嫌った?」などと邪推してみたが、やはり単に、「対米追従路線に異」を唱える彼らが邪魔だったというのが真相だろう。郵政民営化がアメリカ政府の要望で進められているのは、有名な話だし。

 亀井、鈴木両氏とも「弱者のため」の政治を訴えていた。
 そこで思うのだが、「弱者のための政治」「対米追従反対」という一点で、社民党、共産党、国民新党、新党大地共闘が実現できればいいのに。

 四党が共闘すれば、マスメディアが隠している総選挙の真の争点が見えてくるだろう。
 アメリカへの従属度合いを強めて、アメリカ流の弱者切り捨て的グローバリズムを国内で押し進めるのか。
 アメリカの戦争に地球の果てまで付き従い、無用な恨みを買い続けるのか

 国民の運命に直結するこの大問題についての議論を巻き起こすためにも、ぜひ実現してほしい共闘だ。
 意外と有権者の間で、そういう政治的動きへのニーズは小さくないのではあるまいか。

 もちろん、支持者同士の体質が合わないとか、過去のいろいろとか、障害はあるだろう。
 しかし、金も権力もない側が、金も権力もマスメディアまでも手中に収めて十二分に活用できる現政権に戦いを挑むのだ。
 小異を捨ててダイドーコーヒー、じゃなくて、大同につく、の精神で、できるところだけでも力を合わせていかねば、負けは目に見えているではないか。

 だいたい自民党も民主党も、中身はてんでばらばらの集まりに他ならない。弱小政党がくっつき合ったからと言って、非難される筋合いのものではなかろう。

 なあんてことを考えてみたが、考えただけではしょうがない。連絡先のわかる党宛てに、提案を送ってみた。はい、ダメもと精神で。

 実現可能性はほとんどない話だと私も思う。しかし、「そうだなあ」などとちょっとでも思われた方は、どうか四党宛てに要望ないし提案を送っていただけたら幸いです。もちろん、ダメもと精神で。「ダメもと、ダメもと、ダメもと〜!!!」と、絶叫しつつ、でなくてもかまいませんし。


 昨日だったか毎日新聞に、朝日新聞社が、NHK問題について九月に報告だか提言だかを出す、ってな話が載っていた。
 九月!
 その前に、取材テープを、どうかあ〜!

2005年8月15日
 ウトロに行って、新井英一さんの歌を聞く。やはりというか、涙こらえきれず。雨まで降ってきなすった。うわあ。

 朝日新聞社に、下記の要望を、asahi.comから送ってみた。
 ●字部分は、もう大丈夫かなと思いつつも、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』ネタバレを防ぐために、本コラム内では伏せ字にした。
 ちょっとおちゃらけてしまった部分は、もうしらふではやっとれん、って感じだから。お酒を飲んでるわけではないのだけれど。
 こういう要望、はたして他に、届いているのだろうか。どうか皆さまもお届けにあがってくださりまするように。お願い!
『月刊現代』9月号を読んで:取材記録を公表してください、選挙の公示前に!


『月刊現代』9月号で、魚住昭氏による、『衝撃スクープ 証言記録を入手 NHK番組改竄問題 「政治介入」の決定的証拠』を読み、貴紙の英断を促したく、メールさせていただきました。

上記『月刊現代』の記事を読む限り、安倍、中川両氏は、貴紙が取材を録音したテープはないと言っているのをいいことに、国政を委ねられた国会議員にあるまじき嘘を重ねてきています。
彼らの地位を考えれば、貴紙記者が犯した内規違反など取るに足りません。笑ってすませられる可愛らしいものです。うふっ。

というのも、国会議員は、国民の運命を左右しかねない地位を、他ならぬ国民の信託によって任された者です。政府与党の、しかも有力者と目されている議員であれば、なおさらです。

国民の運命を左右しかねない政府与党有力者たちがどんな人間性を持ち、どんな姿勢で国政に挑み、どういう態度でマスメディア、そして国民に臨んでいるか──。
国民は自らの運命に直結するものとして、知る権利があります。
そして、記者クラブなどを国民の税金で持たせてもらえているマスメディア各社は、読者に、国民に、知らせる義務があります。
いや、たとえ記者クラブなどなくても、そのような議員の考えや動きを国民に伝えることは、社会の木鐸たるマスメディア、とりわけ貴紙のように有力な全国紙が果たすべき本来の使命のはずです。

しかも、NHKの番組改竄問題に関する貴紙記者の取材をめぐって何があったのか、はっきりと国民に知らせることのできる証拠は、今、唯一、貴紙のみが握っているのです。
そんな貴紙が取材記録の公開をためらうことは、国民の運命を悲劇のズンドコにたたき落とすことに他なりません。

お願いします。

取材記録を公表してください。選挙の公示前に公表し、国民に真実を知らせ、議論を巻き起こしてください。

覚悟を決めて行動に出れば、自爆と呼ばれた解散直後の小泉内閣支持率の上昇のように、国民からの支持も得られるでしょう。

仮にそれで自民党から取材拒否を受けるようなことがあっても、その分、野党の取材記事にスペースを割けるからいいじゃないですか。

どうせ自民党関連のニュースは、放っておいても、NHKをはじめ、民放各社、そして他の全国紙が報道しつづけます。ニュース価値は高くありません。

むしろ、小泉首相に比べて宣伝下手が目に余る野党サイドの記事を大量に報道するチャンスを得られるのですから、新たな読者層を開拓できるのではないでしょうか。 かくいう私自身、もし貴紙が総選挙公示前に取材記録の公表に踏みきれば、十六、七年ぶりに、貴紙の購読を再開するつもりです。

●●●●●●の正体に気づかなかったために崩壊していった銀河共和国の民主主義と同じ運命を、私たちの日本の民主主義にたどらせませんように。
上記提案を、ぜひ、ご検討ください。


2005年8月11日
 9月11日に衆院総選挙だそうだ。そう、9月11日に。

 嫌な予感がする。

 投票直前に、日本国内でテロ事件を起こさせて、
 「今こそ強い内閣で、テロとの戦いに勝たねばならぬ!」
 などといって小泉貧乏死神がさらなる支持を集めて圧勝!

 なんていうシナリオがアメリカ政府との間で作られて実行準備中だったりして。
 暑さゆえの思い過ごしであればいいのだけど。

 まあ、そんな裏工作しなくっても、自民党は、NHKを筆頭に放送メディアをほとんど完全に押さえてしまっている状況(『現代』今月号がスクープした内容が、話題のはしっこをかすめる程度にしかならないこの状況っていったい何!?)なんだから、十分余裕で圧勝できるのかも知れない。野党サイドは共闘しなけりゃ簡単には勝てない気がするのだが、その可能性は薄そうだし。

 まあ、なんにせよ、やはり日本国民は、前の戦争の犠牲者たちに呪われたまま、地獄へ向かって引きずられている、ってわけなのかなあ。。。鬱。

2005年7月7日
 せ、洗濯物が、乾かん!!
 ようやく乾きかけたと安心していたら、食料品の買い出しに出かけていた隙に、怒濤のスコールが来襲! 南風の影響もあって、半分ほど振り出しに戻った。嗚呼っ!!!

 しかしそれにしても、午後二時過ぎに、スコールが来るかあっ!?
 夕立は夕方に降るもんだろうに……。どうなっとるのか……。
 これもまた、温暖化の影響でしょうか。それとも、ヒートアイランド?

 勉強のペースメーカーにと、予備校の授業を週二日、入れてみた。
 ちょろいちょろい、といった手応えだったので、講座を一つ追加してみた。
 とたんに、しんどくなるとは……目測をしっかりばっちり過ってしまったようだ。
 九月までのその講座、なんとか無事に、乗り切りたい……。

 いよいよ明後日、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』が全国でロードショーにかかる。
 きっと他のサイトでは書かれていないだろう見所を、お教えしよう。もちろんネタバレはないので、ご安心を。その見所とは……。

 ずばり、キャラクターの心理描写、複雑なそれを見事に演じきった俳優たちの素晴らしさ、である。
 シリーズ中で、おそらく最も俳優の演技に重点が置かれたのが、この『エピソード3』だと思う。揺れるアナキンやパドメの心、オビ・ワンの期待と喜びと怒りと絶望なんかはもちろんのこと、シスの影を追うジェダイ・マスター、メイス・ウィンドゥ、パルパティン元老院議長らの一言一句、そして、シスの暗黒卿、ダース・シディアスとダース・ティラヌス(ドゥークー伯爵)らの一挙手一投足、すべてが、背後にあるあらゆる事態やこれまでの経緯を物語っていて、思い返せば思い返すほど、いとすさまじ。字幕がなんともあれなのが、実に口惜しい。
 また、ぜんぜん気づかなかったが、ジョージ・ルーカス自身も登場してるらしい。
 てなわけで、CGや物語以外の部分でも、はっきり言って、目が離せないシリーズ最終作と言えよう。お楽しみあれ!

 で、この『エピソード3』と『エピソード4』の間の話を、テレビ・シリーズとして制作・放映する計画が進んでいるらしい。
 恐怖の独裁政治に対してレジスタンスを構築していく話になるはずで、はたして近未来のアメリカでテレビ放映が可能なのか、興味津々。ウェブに活路を開くことになったりして。

2005年6月26日
 昨日、ついに、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の先先行ロードショーに行ってきた。
 息もつかせぬ怒濤の展開で、しかも、あまりに見事に練り上げられた説得力のあるストーリーに、あれよあれよと飲み込まれた。『マタンゴ』みたいな惑星も出てきて、何だか嬉しかったりして。

 それにしても、こぼれ出てくる感想は、
 「アナキンの馬鹿!馬鹿!馬鹿!」

 その後、『エピソード4/新しい希望』を途中まで、DVDで観た。
 CG満載の『エピソード3』の後だと、ギャップがあるんじゃないかと不安だったが、違和感なくつながっていて、これまたびっくり。こっちもぐいぐい引き込まれていったであります。もう何度も観てるのだけど。

2005年6月21日
 げしげし。げしげし。夏至。

 先週末、移住連のワークショップが京都で開催された(関連記事はこちらこちら)。私は京都に住んでいるということで、準備の手伝いに参加することに。
 その準備で、分科会の資料を印刷して二つ折りにする作業をしたとき、生まれて初めて、自動紙折り機と、ソート・マシンなるものを目にし、そして使い、その威力にびっくり。
 人間の工夫する力に、あらためて、感じ入った次第。

 ワークショップ終了後、RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)主催のパレードに参加。
 そう、六月二〇日は「世界難民の日」だったのだそうだ。
 「家族をバラバラにしないで!たなばたキャンペーン」の人たちも関東(?)から来ていて、その短冊や七夕の飾りをつけた竹を持って、四条河原町周辺を歩いて回った。
 笹を持って歩いていると、ついつい、えびす神社を思い出してしまうのは、京都暮らしが、いつの間にやら、二〇年を超えるせいか。
 「商売繁盛、笹持て来い!」じゃなくて、
 「みんなで生きよう、笹持って来い!」(^O^)/なあんて。

 司法試験の結果通知が届いた。
 試験終了直後の感触よりも七〜九点ほど悪く、合格点にはあと一点足りなかったとのことで、ため息。
 微妙に合格に近づいてはいるのだろうが、来年は、ロースクール卒業生の枠ができるので、その分、現行制度での合格者枠が縮んでゴールがぐ〜んと遠くなるわけで、再び、ため息……。

 移住連ワークショップの会場で、四月に発刊されたばかりの『外国人法とローヤリング 理論と実務の架橋をめざして』(宮川成雄・編。学陽書房)を買う。関連分野の書籍が割安で購入できるのが、この手のイベントの嬉しいところの一つだ。
 しかぁし。
 そういう本は試験に合格するまで読む暇なし!
 との意見を頂戴し、やはり、と首をすくめて、うなずく他なし。
 去年は国際人道法やら戦争法やらの勉強にけっこう時間を費やしてしまったしなあ、と。ただでさえ、ブラジルの本の翻訳をしようなどという計画もあることだし。
 かくして、ツンドクする他なし……?

 一九八〇年代以降の友人たちと話をしていて、『ウルトラQ』を知らないと言われて、
 「文化の伝承がなっとらん! 心のノート使ってる暇があったら、学校の授業で『ウルトラQ』を上映しろ!」
 などと思ったのだが、考えてみたら私自身もきちんと見たことがない気がする。
 やはり文化の伝承がなっとらん!?

 今週末には、『スター・ウォーズ エピソード3』の先先行ロードショーがスタート!
 前売り券についてきたライトセーバー・ストラップを振り回しつつ、幸せ、かみしめてます。人間だもの。

2005年6月14日
 中山文部大臣(だったっけ)が、「従軍慰安婦が教科書から減って良かった」とか発言したことの説明で、「当時は従軍慰安婦という言葉はなかったから」と言ったのだとか。
 その理屈で言うと、「古墳」とか「奈良時代」とか「平安時代」とか「摂関政治」とか「平安文化」とか「縄文文化」とか「貝塚」とか「江戸時代」とか……「当時はなかった言葉」(ここで挙げた例に、当時もあった単語が入ってたら、ごめんなさい)を残らず教科書から抹殺せねばならんのではないかと思うのだが、中山文部大臣(だったっけ)、そういう主張はしてるんだろうか?
 新聞社やテレビ局のインタビュアーの皆さまに、ぜひこのあたりを突っ込んでお尋ねいただきたいものである。はい。

2005年5月22日
 昨日は、友人の出品している芸術作品を見に、京都国立近代美術館へ。
 「through the surface : 表現を通して─現代テキスタイルの日英交流」と題された展示会で、私などには思いもよらぬ発想がそこかしこで弾け、形をむすんでおり、非常に刺激的な時間を過ごせた。おおっ、文化的!

 その帰り、エレベーターで四階から下りようとしたとき、小学校中学年くらいの立派な体格の男の子が、エレベーターの外でボタンを押して遊んでいた。
 「開けてくれてて、ありがとう!」
 相棒と二人、エレベーターに乗り込んでいくと、その子が叫んだ。
 「待って! おかあさんが来るから!」
 「えっ、どういうこと?」
 怪訝に思い、顔を出すと、その子の母親とおぼしき人が、恐縮しながら、駆けて来た。なるほど、この子はエレベーターで遊んでいたわけではなく、母親を待っていたんだ。お母さん思いだねえ。
 皆、乗り込んで、ドアが閉まり、エレベーターは動きはじめた。しかし、その男の子は、自らの手で「閉」ボタンを押そうとして、何度も必死にジャンプして、挑戦をくり返す。届かないのに、ぴょん、ぴょん、ぴょん。毎日新聞に連載中の西原理恵子氏のマンガに登場する、西原氏の息子とその学友たちを彷彿とさせる、何とも微笑ましい光景だ。あんな子どもが、やっぱ本当にいるんだねえ。
 「すみません」と申し訳なさそうにつぶやく母親に、「エレベーターが止まるかと思いました」と笑って応えた。揺れが地震と勘違いされたりして。
 「ああ、揺れすぎて」と、困ったようにつぶやく母親。なぜかフォローしなくちゃと思い、でもおかしくって、頭がしっかり回らない。「しっかりしてますよね、この子」などと言ってみたが、何だか違う気がしていた。後になって思えば、まっすぐな素直さが、すがすがしくっていいですね、とか、言うのがふさわしかったかも。

 中国で、行ったことのあるのは北京だけで、しかもそのほんの一部しか歩いたことはないのだけど、その時、強く印象に残ったのが、昔ながらの街並みの残る胡同だ。
 そんな胡同を紹介するサイトを今日はご紹介。こちらだ。
 冬の北京って、やたらと寒いはず。
 そのやたら寒い季節の美しい景色の中、伝わってくるぬくもりと懐かしさを、トップの写真では味わっていただけるのではあるまいか。
 まだ写真は一枚だけ、文章も一つだけしかアップされていないが、大いに期待できそうなサイトである。ご注目のうえ、胡同の魅力をどうぞ!

2005年5月17日
 試験、粉砕されちまったよ〜。
 もうまったく、私ったらお馬鹿さんっ!

 昭和の日を定める法律がついに成立したそうだが、噂もほとんど聞かないのは、「反日デモ」、というより、反「歴史改竄日本人一派」デモを恐れた、自粛という名の言論統制の成果? それとも、私が試験失敗のショックで呆然自失になって見落としちゃったせい?

 先月、中国での「反日デモ」すなわち反「歴史改竄日本人一派」デモの直前だったと思うのだが、(元)オウム真理教の信者(アレフの人かは聞き逃したので不明)が、どこかのアパートの一室で麻原彰光の写真を飾って、麻原彰光の説教テープを聴いていたのを公安調査庁が発見しただか何だかというニュースが、テレビで放映されていた。
 こういうニュースを聞くと、何となく不気味に思うのが大多数の視聴者の受け止め方だろうが、公立学校では日の丸掲揚を強制し、君が代斉唱を強制し、なおかつ侵略の歴史を正当化する歴史教科書を検定合格させ、しかも、侵略の精神的バックボーンとなったうえに今でも侵略の歴史を正当化している靖国神社に首相が参拝しつづけ、ついには昭和の日なんかを制定しちゃう国(昭和を振り返るとか言ってるが、侵略戦争の正当化を試みつづけてる方々の説明は、そのまま鵜呑みにはできません)、なんかが近くにあると、何となく不気味に思うのが侵略被害者とその子孫たちの大多数の受け止め方だろう。
 人の振り見て我が振り直せ、とか、他山の石、とかの言葉があって、第2次大戦後のドイツと日本の歩みを比較する視点はよく見るが、日本人はドイツ人を見習うよりも、もっと身近な隣人たちの振る舞いと、自分自身の感情からこそ学ぶべきではあるまいか?

 それにしても日本政府って、安保理の常任理事国になって、何をしたいんだろう? そんなものになるために金や人員使う前に、やるべきことっていくらでもあるだろうに。国連結成の理念達成が目標なら。

2005年3月24日
 『ブリジット・ジョーンズの日記2』を観る。
 もうまったく、ブリジットったら〜!

 『スターウォーズ/エピソード3 シスの復讐』の予告編が上映された。
 もうまったく、アナキンったら〜!

 この予告編、迫力、いとすさまじ。
 早く本編を観たいのだが、前売りチケットも買ったのだが、わかっていたこととはいえ、つらく悲しい話が待ち受けているのを目の当たりにしてしまったわけで、嗚呼っ……。
 唯一の希望は、エピソード4、5、6へと続く、あのキャラクターの登場だが、でもそれってようするにごにょごにょごにょで、むう、それもやっぱりつらいお話かも……などと思う。
 もうまったく、アナキンの大馬鹿もの!!

 昨日、韓国の盧武鉉大統領が発表した対日問題談話の全文訳が、某MLで流れてきた。メールの標題は、
 「事必帰正」:盧武鉉大統領の対日問題談話全文訳
 となっていた。「事必帰正」とは、「すべての過ちは、必ず正しい道理に帰する」という意味だそうで、思わず私は、嗚呼っ、もうアナキンの、ばかばかばかばかばかばかばかばか〜っ!
 ……
 まあ、そんな個人的で突発的な叫びはともかく。
 訳者の佐島顕子氏に感謝を捧げつつ、以下に転載させていただく。
韓日関係に関連して、国民の皆さまへ

[2005.03.23]

尊敬する国民の皆さん

国民の皆さんの憤りは、報道を通じて手にとるように見ています。そして私は、沈黙している多くの方々の胸中に秘められたもどかしさにも共感しています。

皆さんが感じている憤りともどかしさを少しでも解ければと思い、この文を書きます。

国民の皆さんのもどかしさは、大きな怒りと抗議にもかかわらず、希望的な結末は予想しがたいという点にあります。これまで韓国国民は、政府が微温的に対応した時も、強硬な対応をしたは良いが特にこれといった結果なくうやむやになってしまった時にも、我々の意志を貫徹するにふさわしい手段がないという状況を理解して、深く恨まず、気持ちを静めてきました。

今回の政府の対応についても同様です。「気持ちだけでもすっきりした」とおっしゃりながらも、やはり正当な結果は期待しがたいため、もどかしく思われていることでしょう。

しかし国民の皆さん

今度は違います。(政府は)正しく対応します。もちろん、感情的な強硬対応はしません。戦略を持って慎重に、しかし積極的に対応します。結局うやむやにするようなこともありません。遠くを見つめ、根気強く対応します。

尊敬する国民の皆さん

日本はこれまで自衛隊海外派兵の法的根拠を準備し、今では再軍備論議を活発に進めています。これらはみな、痛ましい過去を我々に思い出させ、未来を不安 にする行為です。

しかし日本がすでに謝罪し、それを我々が受け入れ、新しいパートナーシップを宣言したのですから、普通の国々が一般的に享受する国家権能を日本だけが持てないというのは、日本国民が納得しがたいことです。このような判断から、我々は懸念を抑え、言いたいことを控えてきました。韓日関係の未来のためでした。

はっきり言えば、謝罪とは真実な反省を前提とするとともに、それに相応する実践が伴うべきものですから、小泉首相の神社参拝は、日本の指導者たちがかつて行った反省と謝罪の真実を毀損する行為です。

韓国政府はしかし、これについても直接的な外交争点としたり、対抗措置をとったりせず、それとなく自制を促すにとどめました。それこそ、日本の指導者たちが口癖のように繰り返す、未来志向的韓日関係のためでした。しかしながら、もうこれ以上黙過できない事態に立ち至ってしまいました。

日露戦争とは、名称からして日本とロシアの領土をめぐる戦争のように見えますが、そうではなく、日本が韓半島を完全に手に入れるために起こした韓半島侵略戦争でした。実際、日本はこの戦争に勝利した直後、我々の外交権を強奪し、事実上の植民統治を開始しました。

日本はこの戦争中に、独島(竹島)を自国の領土に編入しました。それこそ、武力で独島を強奪したのです。日本の島根県が「竹島の日」と定めた2月22日とは、100年前日本が独島を自分たちの領土に編入した、まさにその日なのです。それこそ、過去の侵略を正当化し、大韓民国の光復(独立)を否定する行為です。

教科書問題も同様です。2001年、歪曲された歴史教科書が日本でほとんど採択されなかった時、我々は日本の良心に期待をかけ、東北アジアの未来について楽観的な展望も持ちました。それなのに今、その歪曲された教科書がまた息を吹き返そうとしています。これもまた、侵略の歴史を正当化する行為です。

そしてこれらが、一自治体や一部の無分別な国粋主義者らの行為にとどまらず、日本の執権勢力と中央政府の幇助のもとに成り立っているがゆえに、我々はこれを「日本の行為」として見ざるを得ません。これは、日本がこれまで行ってきた反省と謝罪を、すべて白紙化する行為でもあります。

今や、韓国政府も断固として対応せざるを得ません。侵略と支配の歴史を正当化し、ふたたび覇権主義を貫徹しようとする意図を、これ以上看過するわけにはいかなくなりました。韓半島と東北アジアの未来がかかった問題だからです。

このような行為は今のところ、日本国民の大多数の考えとは違うというのが事実です。しかし、政治指導者らが扇動し、歴史をさかさまに教えることが続けば、状況はすぐに変わりかねません。

尊敬する国民の皆さん

政府は積極的に前に立ちます。これまで政府が、日本に対して言うべき言葉や主張があっても、なるべく市民団体や被害者に任せ、沈黙してきたことは事実です。

被害者たちの血の出るような叫びにも手を貸さず、被害者たちが真相解明のために東奔西走する時にも、ろくに手伝いませんでした。政府間の摩擦がもたらす外交上の負担や、経済にまで及びかねない波紋を考慮したこともありますが、何よりも、未来志向的な韓日関係を考えて自制したのです。

しかしそれに対する日本からのお返しは、未来を全く考慮していないとしか思えない行動でした。今では、政府が出なかったことがむしろ、日本の無神経さを呼んだのではないかという疑問が呈されています。これではいけません。今からでも、政府ができることはすべて行おうと考えます。

まず、外交的に断固として対応します。外交的対応の核心とは、日本政府に対して断固として是正を要求することです。日本政府の誠意ある応答は期待しにくかろう、という懸念があるにはありますが、当然言うべきことならば、(相手が)聞く時まで止めず、ねばり強く要求します。

次に、国際世論を説得します。国際秩序とは力の秩序で、国家関係は利益が優先されるのが現実ではあります。しかし一方で、国際社会は、それぞれ皆が尊重すべき普遍的価値と秩序を強調する方向に、少しずつ進んでいるのも事実です。日本が、普通の国家を越えアジアと世界の秩序をリードする国家になろうとするならば、歴史の大義に符合して身を処し、確固たる平和国家として国際社会の信頼を回復しなければなりません。

国際社会にも日本に対して、人類の良心と国際社会の道理のもとに行動するよう促す義務があります。我々は国際社会に向かって、この当然の道理について説得します。

これらすべてに増して大切なことは、日本国民を説得することです。問題を究極的に解決するならば、日本国民が歴史を正しく知り、日本が韓日両国と東北アジアの未来のために何をなすべきか、正しく理解しなければなりません。それでこそ、日本政府の政策が、正しい方向を捉えられるのです。

これらは、決してやさしいことではありません。他人の過ちを表に出して指摘するようなことは、難しいのみならず、気まずいものです。互いに顔を赤らめ、対立することも増えるでしょう。ほかの国々の人々の目に、我々がそしり争うように映るのは、とても恥ずかしくもあります。

厳しい外交戦争もありえます。そのために経済、社会、文化その他多くの分野の交流が萎縮し、それが我々の経済を冷え込ませないかという憂慮もあります。

しかしこの問題については、大きく心配しなくてもよいでしょう。今や我々もそれなりの困難には持ち堪えられる十分な力量があると思います。そして、国家的に必ず解決するべきことのため、どうしても耐えなければならない負担ならば、毅然として耐えるべきです。しかし、耐えられない負担が生じないように、 一方では状況を賢くコントロールします。

国民の皆さん

どんな困難が生じたとしても、後退したりうやむやにしたりせず、韓国国民が受け入れられる結果が現れるまで、ねばり強く対処します。今回は必ず根を絶ちます。難しい時には国民の皆さんの助けを求めます。新しい問題が起きるたびに、国民皆さんの意見を聞きます。

今、このような決意を国民の皆さんに報告しつつ、いくつかお願いをいたします。

第1に、(日本の)一部国粋主義者の侵略的意図は絶対に許せませんが、だからといって、日本国民全部を疑ったり敵対してはなりません。日本と韓国は、離れられない宿命的な隣人です。両国国民の間に不信と憎悪の感情が醸成されれば、大きな不幸の再来を避けられなくなります。

第2に、冷静さを失わず、穏やかに対応せねばなりません。対応は断固として、説得は理性的に。品位を失ってはなりません。ある程度の感情表現はないわけにはいきませんが、節度を失ってはなりません。これは、力による戦いではありません。名分を失えば、それは自分にはねかえります。感情を刺激しすぎたり 侮辱する行為は、特に慎まねばなりません。

第3に、根気と忍耐を持って対応せねばなりません。戦いという言い方をするならば、この戦いは一日二日で終わる戦いではありません。持久戦です。どんな困難であっても甘受するという悲壮な覚悟で臨み、しかし体力消耗は最大限減らす知恵と余裕をもって、粘り強くやり抜かねばなりません。

第4に、遠くを見つめ、戦略的に対応せねばなりません。判断は慎重に、発言と行動は遅すぎるぐらいにせねばなりません。一喜一憂してもならず、人々の口をふさいでもなりません。これまで発言・行動が過剰でなかったか、という不安がなくはありません。

尊敬する国民の皆さん

韓国国民の要求は、歴史の大義に基礎を置いています。我々は無理なことを要求したわけでもありません。新しい謝罪を要求したわけでもありません。不誠実な謝罪ではありましたが、それさえ白紙化するのはどうであろうか、と是正を要求しているだけです。そしていまだ未解決の諸問題については事実を認め、適 切な措置を取るよう促しているだけです。

私は事必帰正(すべての過ちは、必ず正しい道理に帰する。真理は非道理に勝つ。)という言葉を信じています。私にはこれらを正しく処理する所信と戦略があります。国民の皆さんを絶対に失望させません。

信じて助けてください。そして勇気と自信をもってください。我々の要求は必ず、歴史から答えを得ます。

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(翻訳全文以上です)
翻訳:佐島顕子
青瓦台HP原文

()、「」は訳者によります。


2005年3月19日
 YaHoo!掲示板での半月城氏の書き込み、「竹島=独島は日本の「固有領土」 か?」を読む限り、どう考えてもまあ、なんだ、なわけであって、日本の外交も日本社会の状況も、どうしようもないもんだねえ……。

 そんなふうに黄昏ているところへ、以下の翻訳文が「転載歓迎」との文字とともに、某MLで流れてきた。前回紹介した盧武鉉韓国大統領の演説に続いて、これまた読んでおくべき内容だと考える。以下に転載するので、未読の皆さま、どうぞご参考に。
2005年3月17日韓国政府声明全文翻訳
韓国の新聞報道された、声明の全文訳です。
訳文中の( )内は訳者による訳注で原文にはありません。
翻訳:佐島顕子
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NSC(国家安全保障会議)常任委員会 声明文全文訳
2005年3月17日
原文
 政府は本日NSC(国家安全保障会議)常任委員会を開催し、韓日関係の最近の状況を評価し、今後の韓日関係の基調と対応方向を論議しました。これを、国民の皆さんに次のようにお知らせします。

[韓日関係発展のための現政府の2年間の努力]
現政府はこれまで2年間、「過去を直視し未来に向かって日本とともに歩む」という基本精神と、「平和と繁栄の東北アジア時代」というビジョンのもと、韓日関係の未来志向的な発展のため不断の努力を展開してきた。

 現政府はこれまで、隔てのない通常的な外交ををはじめ多様な外交を発展させ、大きな懸案事項についても国内政治的な考慮をせず未来志向的な姿勢で対処してきた。同様に、「韓日両国が東北アジア経済協力を積極推進していく」というビジョンを持ってFTA協商も開始した。そして、韓日善隣友好関係の土台となる人的・文化的交流の増進にも努力を惜しまなかった。

 我々は、不幸な過去の束縛から抜けて未来に向かって協力しようというメッセージを、日本政府に継続的に伝えてきた。これは、過去の歴史の被害当事国が加害国に見せられる度量である。それで我々は、外部の圧力によらない、人類の普遍的な価値に基礎を置いた日本みずからの努力を求めてきた。このような脈絡から、昨年7月の済州島定期会談において、現政府任期中には過去の歴史を外交争点として提起しないという意思も明らかにしたのである。我々には普遍的常識に照らして、日本は我々の善意に対して両国間の古い情を思い起こし、自ら過去の歴史を論点として出すという行動で答えてくれるのではないかという、当然の期待を持ったのである。

 しかし最近日本が見せてくれた一連の行動は、いったい日本は東北アジア平和勢力として隣国と共存しようという意思があるのだろうかという根本的な疑念を、我々に抱かせている。

 むろん我々は、日本国民の多数が、過去の反省を忌避して一部国粋主義者らの言動に同調しているとは、見ていない。しかしながら、日本の指導層の人士らの一部に、時代錯誤的な歴史観を土台とした一種の退行的言行がむしろ増加していることは、厳然たる事実である。そして、過去の侵略と強権の歴史を美化する歴史教科書が、(その内容を)是正しないまま、中央政府によって検定通過される憂慮が大きくなっている。

 そして日本政府は、過去の植民地侵略過程において強制編入したものの(1945年の)開放によって回復したわが領土に対する領有権を主張している。これは単純な領有権問題ではなく、開放の歴史(日本が植民地政策が否定された歴史)を否定し、過去の侵略を正当化する行為と違いがない。

 (韓国)政府としてはこのような昨今の状況を見ると、95年村山首相談話や98年韓日パートナーシップ共同宣言を通じた明確な「反省」と「謝罪」まで、しまいこんでしまおうとするのではないか、という疑念まで抱かざるをえない。

 未来志向的な韓日関係構築のために、韓国政府が過去の歴史に対する新しいアプローチを模索している時期に、逆に日本国内でこのような退行的な動きが続いていることを、我々は非常に遺憾とする。これは韓日善隣友好関係に対する深刻な毀損行為であるとともに、東北アジアの平和繁栄を希求してきた近隣国家すべての念願に逆行するものである。

[今後の韓日関係の基調と対応方向]
このような認識と立場を土台として、政府は今後次のような基調に立脚して韓日関係に臨むものである。

政府は今後、人類の普遍的な価値と常識に基礎を置いた韓日関係を構築する。このような次元で、<徹底した真実究明、真の謝罪と反省、そして許しと和解>という世界史的に普遍的な方式に立脚して過去の歴史問題を解いていく。


政府は、最近の日本の一隅で起きている独島(竹島)や歴史についての一連の動きを、過去の植民地侵略を正当化しようとする意識が内在した重い問題と見て、断固として対処する。


政府は、我々の大義と正当性を国際社会に堂々と示すためあらゆる努力を払い、その過程で日本の態度変化を促す。

4 
政府は、東北アジアの平和と繁栄を追求するために、現在および未来の宿命的同伴者であるよりほかない日本と、既存に合意・予定されていた外交的交流を持続し、経済・社会・文化・人的交流は変わりなく増進する。

 以上のような基調のもと、政府は韓日関係の当面の問題について、次のように対応する。

独島(竹島)についての我々の領有権を、確固として守る措置をとる。


 国際社会及び日本の良心的な勢力と連帯し、時代錯誤的な歴史歪曲を正し、これと同時に歴史についての正しい共同認識を形成できるよう、可能なあらゆる手段を活用して対処する。


 植民地(原語/日帝)被害者問題は人類普遍の規範と人権の問題であるだけに、正当に解決できるよう努力を尽くす。韓国は韓国がやるべきことをやり、日本は日本が当然やるべきことをやるという、はっきりした認識が必要である。これまで我が政府は、植民地(原語/日帝)被害者問題についての市民社会の要求に対して、直接的な対応を自制してきた。しかし政府は、個人被害者に対する権利保護は普遍的人権問題であって国家は剥奪できない、という認識のもと、日韓基本条約(原語/韓日協定)によって我が政府が負担するとしたことは我々で解決する一方、1965年の日韓基本条約(原語/韓日協定)の範囲外の事案については、人権尊重と人類普遍的規範の遵守という次元から、被害を受けた個人に対して日本政府が解決するように促す。


 日本は、まず隣国の信頼を受けることが、国連など国際社会で指導的国家として尊敬される第一歩であると認識するべきである。政府はこれに関連した日本の動きを注視し、適切に対応する。


 我々は、日本が未来の東北アジアの平和と安定をともに具現化する同伴者であり運命共同体であるという信頼と希望を捨てない。このような脈絡から、既存の人的・文化的交流協力事業は変わりなく進め、特に両国間の理解を深めてきた両国市民社会の間のネットワークの構築努力も、さらに強化する。これを通じて、両国社会の底辺(毎日新聞堀山明子氏訳/草の根)から歴史問題を解消できるような基盤を作る。

 我々は、過ぎた日々の不幸な歴史を繰り返さず、今日の日本が持つべき正しい歴史認識と周辺国に対して取るべき態度についての真摯な省察と論議(原語/苦悩)を日本国内に広げるため、日本の良識ある知性と市民らが先だってくれることを期待する。

 国民の皆さん、政府のこのような政策転換によって問題が起きるかもしれません。しかし正しい歴史発展と大義のためには、堪え忍ぶべきは堪え忍ぶという姿勢が必要です。我々は、確固とした歴史意識を持ち、チャレンジを克服した民族だけが、長く栄えて世界的に尊敬されるという事実をよく知っています。

 最後に国民の皆さんにお願いします。昨今の事態にあたり、国民の皆さんが受けておられる精神的苦痛と怒りは十分に理解しています。しかし日本国民と共につくる平和と共存の未来が傷つかないように、我々の意思を表現するにあたっては品位と節度を持つ必要があります。特に、相手国に対する行きすぎた侮辱や、国家間の礼儀にもとることがないようにお願いします。

ありがとうございました。
(以上全文翻訳)


2005年3月4日
 古い話になってしまうが、1月に放映された、NHKの改憲についての番組
 ゲストの加藤周一氏が、ほんのわずかな時間しか語っていないのに、場を圧していた。
 他の評論家や与党議員諸氏の空虚な発言の数々をまったく無化してしまうツボを押さえた的確な発言。そして、異様なまでの存在感! その面相というか風貌というか語り口というか、これはもう怪獣映画かやくざ映画か、って感じで、私、大ファンになってしまいました。齢を重ねるなら、あんなふうになりたいもの。性格的に無理っぽいけど。

 韓国の盧武鉉大統領が3月1日に行った演説の日本語訳が、MLで流れてきた。
 格調高く、実のある内容に、日本の首相や政治家さんたちのお粗末さをあらためて実感し、脱力しつつ、恥じ入るばかり。鬱。
 転載歓迎とのことなので、以下にペーストしておく。覚悟を決めて、お読みください。
第86周年 3.1節記念の辞

2005年3月1日

尊敬する国民の皆さん、独立運動功労者と来賓の皆さん、

86回目の3.1節記念式典を、ここ柳寛順(ユ・グァンスン)記念館にて行えることを嬉しく思います。あの日の感動が、より生き生きと感じられるようです。

3.1運動とは、実に誇らしい歴史です。人間の自由と平等、国の自主と独立の権利を明らかにした3.1精神は、今も人類社会と国際秩序の普遍的原理として尊重されています。
また、上海臨時政府から今日の我が政府に至る大韓民国の正統性の根本となりました。

このような3.1運動の偉大な精神を引き継ぎ、二度と百年前のような過ちを繰り返さないことが、愛国先烈に対する道理であり、3.1節に新たにする我々の誓いです。

国のために犠牲となり、民主主義と繁栄の礎石となってくださった愛国先烈の方々に、こうべを垂れて敬意を表します。独立運動功労者と家族の皆様に、深い尊敬と感謝の言葉を申し上げます。

国民の皆さん。

わたしは去る日曜日、独立記念館に行ってまいりました。

旧韓末、開化をめぐる意見の違いが論争を越えて分裂にまで走り、指導者たち自身が国と国民を裏切った歴史を見ながら、今日我々が何をするべきかを、深く考えました。そして、我々の地をめぐって日本と清、日本とロシアが戦争を起こした状況で、無力だった我々がどちらの側に立ったとしても、何が違っただろうかと思い、国力の意味を改めて考えさせられました。そして今日の大韓民国が本当に誇らしくなりました。

今、我々は百年前の、列強の狭間でまったく変数になれなかった、そんな国ではありません。
世界にひけをとらない民主主義と経済発展を遂げ、自らを守れるだけの十分な力を持っています。
北東アジアのバランサー(均衡者)の役割を果たせる国防力を育てつつあります。今日の我々の姿を、先烈たちも頼もしく思ってくださることでしょう。

国民の皆さん。

今年は韓国と日本の国交正常化40周年となる特別な年です。一方では、韓日基本条約に関する文書が公開されて、いまだに解決できない過去の問題がよみがえったり、また別の問題が提起されてもいます。

これまで韓日関係は、法的にも政治的にも相当な進展を遂げてきました。
1995年に日本の村山首相が「痛切な反省と謝罪」をし、98年には金大中大統領と小渕首相が新韓日関係パートナーシップを宣言しました。2003年には、わたしと小泉首相が「平和と繁栄の北東アジア時代のための共同宣言」を発表しました。

韓日二つの国は、北東アジアの未来を共に開くべき運命共同体です。お互いが協力して平和政策と共同繁栄の道を歩まずには、国民の安全と幸福を保障できない、という条件の上に立っています。法的、政治的関係の進展だけで両国の未来を保障することはできません。
もしそういう考え方を取るとすれば、やるべきことをやり尽くしたとは言えません。もっと実質的な和解と協力の努力が必要なのです。

真実と正義によって、両国国民を隔てている心の障壁を崩し、本当の隣人として生まれ変わらなければなりません。

フランスは反国家的行為を犯した自国民に対しては峻厳たる審判を下しましたが、ドイツに対しては寛大に握手し、欧州連合(EU)の秩序を作って来ました。昨年、シラク大統領はノルマンディー上陸作戦60周年記念式典にドイツ首相を初めて招待し「フランスの人々はあなたを友達として歓迎する」と友情を表現しました。

われわれ韓国国民もフランスのように寛大な隣人として、日本と一緒にやっていきたいという願いを持っています。

これまで、わが政府は国民の憤怒と憎悪をあおらないよう節制し、日本との和解・協力のために積極的な努力を払ってきました。実際、韓国国民はよく自制し、理性的に考え、分別を持って対応していると思います。

わたしはこれまでの両国関係の進展を尊重するので、過去の歴史問題を外交的な争点にしない、と公言したことがあります。そして今もその考えは変わっていません。過去の歴史問題が提起されるたびに交流と協力の関係がまた止まって両国間の葛藤(かっとう)が高まることは、未来のために助けにならないと考えたからです。

しかし、われわれの一方的な努力だけで解決されることではありません。2つの国の関係発展には、日本政府と国民の真摯(しんし)な努力が必要です。過去の真実を究明して心から謝罪し、賠償することがあれば賠償し、そして和解しなければなりません。それが全世界が行っている、過去の歴史清算の普遍的なやり方です。

わたしは拉致問題による日本国民の憤怒を十分に理解します。同様に日本も立場を替えて考えてみなければなりません。日本の植民地支配(原語:日帝)36年間、強制徴用から従軍慰安婦問題に至るまで、数千、数万倍の苦痛を受けたわれわれ国民の憤怒を理解しなければならないのです。

日本の知性にもう一度訴えます。真実なる自己反省の土台の上に韓日間の感情的なしこりを取りのけ、傷口が癒えるようにするため、先立ってくれなければなりません。それこそが、先進国であると自負する日本の知性的な姿です。そうしなければ、過去の束縛から抜け出すことはできません。いくら経済力が強く、軍備を強化したとしても、隣人の信頼を得て、国際社会の指導的国家となるのは難しいことです。

ドイツはそれをしました。そして、それだけの待遇を受けています。彼らは自ら真実を明らかにして謝罪し補償するという道徳的な決断を通じて、EUの主役に乗り出すことができたのです。

尊敬する国民の皆さん。

韓日基本条約と被害補償問題については、(韓国)政府も不足があったと思います。

国交正常化自体はやむを得ないことだったと思います。いつまでも国交を断絶したままでいるわけにもいかず、われわれの要求をすべて貫徹させられなかった事情もあったのでしょう。
しかし、被害者の人々にとっては、国家が国民個々人の請求権を一方的に処分したことは納得しがたいことです。遅きに失しましたが、今からでも、政府はこの問題を解決するために積極的に努力します。
国民皆さんの意見を集め、国会と協議して、適切な解決策を模索していくつもりです。首相室ではすでに官民共同の委員会を設置して様々な方策を検討していますし、より包括的な解決のために国民諮問委員会の設置を準備しています。

そして請求権問題以外にも、いまだに埋もれている真実を明らかにし、遺骨を返還してもらう等の問題に、積極的に対応していくつもりです。日本も、法的問題以前に、人類社会の普遍的な倫理、そして隣人同士の信頼の問題であるという認識を持って、積極的な姿勢を見せてくれなければならないでしょう。

国民の皆さん。

3.1運動の精神を反芻しながら、先烈たちが夢見た先進韓国の未来に向かって精一杯がんばりましょう。日帝の銃剣に立ち向かった先烈たちの勇気と、すべてを越えてひとつになった大同団結の精神が、われわれの未来を導いてくれるのです。

ありがとうございました。


青瓦台HP
原文のURL


2005年1月18日
 例の、NHKの番組への政治圧力の問題に関して。
 裁判の結審は延期されたそうで、真実に迫るチャンスが生まれつつあるようだ。

 この問題に関しては、「外国人犯罪」増加論の欺瞞と違い、ウェブのあちこちで論じられているので、これ以上、本サイトで取り上げることもあるまいと思うに至った。
 ただ、最後に1つだけ、NHK番組の「中立・公正」がどーこー言ってる人間が、いかに嘘八百の情報を垂れ流して世論操作を企んでいるのか、非常に明確にしてくれる声明をVAWW−NET JAPAN「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク」が出したので、それをアップして、最後に簡単なコメントを添えてみるとしよう。
*****以下声明文 転送可*****

マスコミ、関係者各位


安倍晋三氏の事実歪曲発言について


 このたび、政治家によるNHKの番組介入が問題になっており、「政治家」として名前が上がっている安倍晋三氏と中川昭一氏が、複数のメディアを通じてコメント、または発言を行っています。中川氏は国内不在ということもあり、彼の発言の多くに触れることはできませんが、安倍氏はこの間、頻繁にマスコミに登場し発言を行っています。その中で、安部氏は、女性国際戦犯法廷の事実関係について重大な事実歪曲、誹謗・中傷を続けていますが、それに対してマスメディア側は知識不足、勉強不足のためほとんど事実の間違いを指摘することができず、そのまま一般市民に垂れ流されているという状況にあります。
 歪曲された事実があたかも真実であるがごとく日本の市民の皆様に伝わっていくことは、女性国際戦犯法廷と「法廷」を主催した国際実行委員会の名誉を大きく傷つけるものであり、何より「法廷」に正義を求めて被害8カ国から参加された64名の被害女性の尊厳を甚大に侵害するものです。「法廷」には世界三十カ国以上から約400名が参加し、三日間の審理にはおよそ1000人が傍聴し、最終日の判決概要に言い渡しはおよそ1300人が傍聴しました。「法廷」の歪曲と侮辱は、こうした多くの人々に対しても許されない行為です。
 安倍氏のこうした発言は、自らの行為を正当化するため、番組で取り上げた女性国際戦犯法廷自体を貶めることで世論を味方につけようとしているものです。問題の論点のすり替えが「法廷」の事実歪曲をもって行われていることは、今回の事件の真相を明らかにする上でも大変問題であり、このことは、真実を明らかにする上で危険な流れであるといえます。
 マスコミの皆様には問題の核心(番組に対する政治家の介入)を見失うことなく真実を明らかにし、ジャーナリズムの役割を果たしていただきたく存じます。そのためには女性国際戦犯法廷の事実関係を正確に理解して頂くことは重要、不可欠なことであると考え、皆様に正確な事実を知っていただくため、ここに安倍発言の間違いを指摘いたします。
※以下に示す安倍氏の発言は、「報道ステーション」(1/13放送)、「ニユース23」(1/13放送)、「サンデーモーニング」(1/16放送)、「サンデー・プロジェクト」(1/16放送)などにおける発言、及び安倍氏が出したコメントに基づいています。


1、「被告と被告側の弁護人がいない」
⇒ 女性国際戦犯法廷は、「日本国家の責任」を問うため、開催2ヶ月前に全裁判官の名前で、当時首相であった森嘉朗氏に被告側弁護人(被告代理人)の出廷を要請した。しかし、開催直前になっても何の応答もなかった。従って裁判官は「アミカスキュリエ」(法廷助言人※)という形で被告側の弁護を取り入れた。「法廷」では3名の弁護士がアミカスキュリエとして被告側主張を行い、「慰安婦」問題についての日本政府の立場や主張を明確に紹介し、被告が防御できない法廷の問題点を法廷のなかで指摘した。
※Amicus Curiae 裁判所の求めに従い、裁判所に対し事件についての専門的情報または意見を提出する第三者。英国の制度で、弁護人がいない場合、市民の中から弁護人を要請できるという制度。


2、「裁判自体、とんでもない模擬裁判。模擬裁判ともいえない裁判」
⇒ 女性国際戦犯法廷は「模擬裁判」ではなく権力を持たない市民の力によって実現した国際的な民衆法廷である。法廷に出廷した被害証言者も、加害証言者も、被告人も、判事も、すべて“実在する/した”人物であり、「法廷憲章」作成という手続きを踏んで、膨大な証拠資料と証言に基づいて当時の国際法を適用して裁いた民衆法廷だった。「国家の法廷」のように「国家」に権威の源泉があるのではなく、大国やエリートの道具だった国際法を市民の手に取り戻し、被害者を置き去りにしない正義の実現を目指し、「国家の権威から無縁」であることによって得られる「普遍的正義」を明らかにしようと、民衆法廷の開催を決意した。本法廷の意義はここにあるといえる。「法廷」は、権力をもたない市民の力で、「慰安婦」被害者に被害をもたらした加害者と加害事実を明確に示し、その責任を当時の国際法により明らかにした。繰り返すが、女性国際戦犯法廷は民衆法廷であり、模擬法廷ではない。
 1999年に国際実行委員会を結成。ソウル会議、上海会議、マニラ会議、台北会議などでどのような「法廷」にするのか議論し、準備を進めていった。まず着手したことは「法廷憲章」(前文と十五条の条文から成る。※1)の制定であった。「法廷」は「法廷憲章」に基づき、立証と共に各国の被害者の証言や元日本兵の証言、専門家証言などを行い、膨大な証拠資料や宣誓供述書を提出し、それに基づいて判決が下された。
 判決は2001年12月4日、オランダのハーグで言い渡された。判決は1094パラグラフ(英文265ページ)にわたる膨大なもので、この判決は日本だけでなく世界の国際法や人権に取り組む専門家、学者たちからもレベルの高さが評価されている。
 女性国際戦犯法廷の開催については、国連人権委員会特別報告者クマラスワミ報告書にも引用(※2)された。また、2003年に発表されたILO条約適用専門家委員会所見は、「女性国際戦犯法廷」について、より詳細な引用と解説を行った。
 また、「法廷」は、国際刑事裁判所(ICC、1998年ローマで設立合意、2003年からオランダ・ハーグで始動)に先駆けて、戦争と武力紛争下の性暴力に対して果たすべき役割を明らかにした世界史的にも意義ある試みであった。

※1「法廷憲章」は、前掲のVAWW-NETJapan編『女性国際戦犯法廷の全記録[?]』緑風出版、27〜32頁を参照。
※2 2001年。「武力紛争下において国家により行われた、または容認された女性に対する暴力報告書(1997-2000)(E/CN.4/2001/73)」


3、「主催者である松井やより」
⇒ 女性国際戦犯法廷の主催は松井やよりではない。主催は国際実行委員会であった。国際実行委員会は日本と被害国(6カ国)、国際諮問委員会(第三国から国際法の専門家6名が委員)で構成され、それぞれの代表者で共同代表が構成された。松井やよりは日本の代表として共同代表の一人であった。


4、「裁判を始める時、主催者の松井やよりさんが、裁判の会場を九段会館に決めたのは悪の根源である皇居に一番近いからだと明言した」
⇒ 女性国際戦犯法廷の初日、まず、国際実行委員会の共同代表3人(松井やより、尹貞玉、インダイ・サホール)が挨拶した。「裁判を始める時」というのはこの時の挨拶を指していると思われるが、松井はそのような発言は全く行っていない(※)。
※VAWW-NETJapan編『女性国際戦犯法廷の全記録[?]』緑風出版、38〜39頁を参照。
ちなみに九段会館を会場にしたのは、1000名規模の人が集まれる会場と、300名規模の宿泊ができる施設が併設していたからであり、予約を快く了承してくれる施設はここだけだった。


5、「最初から結論ありきはみえみえ」
⇒ 女性国際戦犯法廷は民衆法廷といっても、世界の五大陸から選ばれた世界的に信頼の高い国際法の専門家や旧ユーゴ国際刑事法廷の裁判官ら(※1)によって、当時の国際法を適用して、被害者・専門家・元軍人の証言や膨大な証拠資料(日本軍・日本政府の公文書等を含む証拠文書)に基づき厳正な審理を経て、判決が出されたものである。
 判決は、まず2000年12月12日に「認定の概要」が公表され、一年の休廷を経て2001年12月にオランダ・ハーグにて「判決」が下された(※2)。主催者に対しても「認定の概要」および「判決」は発表まで全く知らされず、「結論先にありき」という発言は根拠なき誹謗中傷であり、「法廷」の事実に基づかない。また、旧ユーゴ国際刑事法廷で裁判長をつとめたマクドナルド氏などの本法廷の裁判官たちの名誉を著しく傷つけるものである。
※1 <裁判官> ガブリエル・カーク・マクドナルドさん(アフリカ系米国女性/旧ユーゴ国際刑事法廷の前所長)、クリスチン・チンキンさん(イギリス人女性/ロンドン大学国際法教授)、カルメン・マリア・アルヒバイさん(アルゼンチン/アルゼンチンの判事/2001年国連総会で、旧ユーゴ国際刑事法廷の判事に選出/現国際刑事裁判所判事)、ウィリー・ムトゥンガさん(アフリカ人男性/ケニア人権委員会委員長)、インド人男性の裁判官は病気のため欠席
※2 <判決文全訳>に関しては、VAWW-NETJapan編『女性国際戦犯法廷の全記録[?]』緑風出版を参照。


6、「(女性国際戦犯法廷)は謀略。当時、拉致問題が問題化しているなかで、北朝鮮を被害者の立場にすることで、この問題の鎮静化を図ろうとしていた。大きな工作の中の一部を担っていた」
⇒ そもそも拉致問題が問題化したのは2002年9月17日の日朝首脳会談以後のことで、「法廷」が開かれたのは2000年12月である。2000年12月時点で表面化していない拉致問題の鎮静化を図るため、北朝鮮を被害者の立場にした工作活動の一環として「法廷」を開催したなどというのは、事実無根の誹謗・中傷である。
 日本は朝鮮半島を植民地として支配したが、朝鮮人女性は植民地支配の一環として日本軍の「慰安婦」にされたのである。しかし、日本は北朝鮮に対しては2000年当時いかなる意味でも謝罪・補償をしていない。そのため「法廷」の主催者である国際実行委員会が被害国検事団への参加を呼びかけたのであり、その呼びかけに応じて北朝鮮が参加した。その参加のし方は、他の被害国各国と同じである。


7、「検事に北朝鮮の代表者が二人なっている。工作活動していると認定されている人たちを裁く側として登場させているというのも事実」
⇒ いうまでもなく“裁く”のは「検事」ではなく裁判官。安倍氏の発言は事実と法常識を逸脱している。念のため、女性国際戦犯法廷の検事について補足する。まず、被害国を代表した首席検事はアフリカ系米国女性のパトリ・セラーズさん(旧ユーゴとルワンダの国際戦犯法廷のジェンダー犯罪法律顧問)と、オーストラリアのウスティニア・ドルゴポルさん(国際法学者/国際法律家委員会のメバーとして、「慰安婦」問題について調査し、勧告をまとめた)。
 次に、そもそも北朝鮮検事団というのは存在しない。2000年6月の南北首脳会談(金大中大統領=当時と金正日軍事委員会委員長)をきっかけに、北朝鮮と韓国は一つとなって「南北コリア検事団」(韓国から5人、北朝鮮から4人、計9人で構成)が結成された。南北コリア検事団長は韓国の検事(朴元淳)であった。安倍氏に「工作員」と名指しされた黄虎男氏は、2000年当時「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償対策委員会の事務局長であった。
 なお、「法廷」には各国から検事団が参加した。南北コリア(韓国と北朝鮮)だけでなく、ほかに中国、台湾、フィリピン、インドネシア、日本も検事団が参加した。検事団は組まれなかったが、オランダ、東チモールからも被害者の証言が行われた。(マレーシアはビデオ証言)


■補足
番組の中の秦郁彦コメントについて
・番組は、秦郁彦氏を「法廷に参加した歴史家」と紹介しているが、秦氏は三日間の審理を傍聴してはいない。彼が参加したのは最終日の判決概要の言い渡しだけ。従って、発言内容は事実誤認が見られ、秦氏の歴史認識と法廷の事実関係が混同し、誤った事実を視聴者に伝える内容があった。
・一事不再理を主張しているが、「慰安婦」制度については東京裁判では裁かれていない。女性国際戦犯法廷は民衆法廷であるが、位置づけは東京裁判の継続裁判。


 以上、安倍氏の発言の事実関係の誤りをいくつか取り出して指摘しましたが、更に性格、詳細にお知りになりたい場合は、『女性国際戦犯法廷の全記録?』(※審理の記録)『女性国際戦犯法廷全記録?』(※起訴状、判決全文掲載)などを参照してください。
※この2冊は共に緑風出版から刊行されています。ちなみにこれは全6巻シリーズの一部であり、このシリーズは出版社としては名誉ある梓賞を受賞しました。

皆様が論点をずらされることなく、事実誤認の情報にとらわれることなく、政治家の番組介入の問題を正面から取材し、真実が明らかにされるまで、いかなる政治的圧力に影響されることなく、屈することなく、真実と正義を追求していただきますことを、心から願っております。

2005年1月17日
「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク
 (VAWW-NETジャパン)


(転載以上。なお、誤変換や文字化けはそのままにしてあります。ご了承を。)

 国際刑事裁判所って文字が何度も出てくるの、見た、見た、見た!?

2005年1月16日
 例の、NHKの番組への政治圧力の問題に関して。
 ご存知の方も少なくないと思うが、「女性国際戦犯法廷」での加害兵士の証言が、季刊『中帰連』のサイトにアップされた。こちらだ。
 この元兵士の証言も、全部ではないだろうが、当初は放映される予定だったらしい。元慰安婦の女性の証言や「昭和天皇有罪」という判決、そしてこの兵士の証言。戦時性暴力について考えるとき、どれも外せないポイントだと思うのだが。
 なお、このサイトを管理している方は、この証言のアップロードを告知する文書を、次のように結んでいる。

 元兵士の証言を聞いた、ある元「慰安婦」とされた女性は、次のように言いました。

「これで私は日本兵を許すことができる。やっと自分の人生を生きられる」

 圧力によって消すことのできない事実を、多くの人に伝えてください。

 友人の誕生パーティーと遠方よりの来客歓迎をかねて、その友人宅で、鍋。満腹。

 昨日の更新でもリンク先の表示に消し忘れがあり、変なことになっていた。
 鬱。

2005年1月15日
 例の、NHKの番組への政治圧力の問題。
 長井暁氏の告発記者会見の模様が、こちらで無料で観られるそうだ。約1時間。私の回線とコンピュータでは……無理っぽい。
 また、今朝の毎日新聞の報道によると、控訴審係属中の訴訟(参照:VAWW−NET JAPAN「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク」メキキ・ネット)で、原告側が、今回の内部告発をしたNHKプロデューサー長井暁氏や、安倍晋三氏、中川昭一氏、NHKの松尾武放送局長(当時)、国会担当の野島直樹局長(当時)、海老沢勝二会長の証人尋問を求める証拠申出書を、東京高裁に提出したそうだ。尋問実現と勝訴を祈る!
 また、昨日のテレビ報道によれば、社民党、共産党だけでなく、民主党もこの問題を国会で追究していくつもりだそうだ。
 核心と真実とを暴き出し、最悪でもNHKを「日本政府発表協会(Nihon-seifu Happyo Kyokai)」を「日本放送協会」に戻してくれることを、強く望む!
 この件に関しては、またしても九郎正宗氏のサイトが手堅くまとめてくれていて、しかも継続して追っかけてくれるようで、非常にありがたい。ご参考にどうぞ。

2005年1月13日
 どうも最近、リンク・ミスや表記ミスが相次いでいるのは、勉強疲れのせいということでご容赦ください。一目でわかるようなミスばかりだということがせめてもの救いだと思いたい。昨日付けのこのコラムでは、「NHK」とすべきところを「朝日新聞」にしていたし、うきうき書房ニュースの「おんな組いのち」のリンクが別のところに飛んでいました。面目ない。

 NHKの番組への政治圧力の問題。
 NHK教育番組センターのチーフプロデューサーが記者会見をして、さすがに大きな問題なのだと認識されはじめた、のだろうか。
 MLに流れてきた情報では、朝日新聞のサイトには「NHK番組改変問題 「会長了承していた」と告発者会見」という記事が、毎日新聞のサイトには「NHK特集番組:「偏向」指摘問題 制作責任者が告発会見」「NHK「圧力」:海老沢会長の早期退陣訴える 長井暁氏」という記事が、読売新聞のサイトでは「「政治介入で番組内容変更」NHKプロデューサー会見」という記事などがアップされているのだとか。きっと他にもいろいろ出ているのではあるまいか。
 先ほど、テレビ朝日の「報道ステーション」に、話題の安倍晋三・現自民党幹事長代理/当時官房副長官が出演していて、必死に「これは北朝鮮の陰謀だ」と言い張ろうとしていたが、さすがに無理な感じ。単に海老沢体制の終焉が近づきつつあるから飛び出した告発、と観るのが正しいように思う。安倍氏の偏狭さがはからずもにじみ出た、といったところか。そして、政権中枢にいる政治家としての発言の重大さにも気づかぬ○○○っぷりは、2世、3世ならではかも。くわばら、くわばら。
 ともあれ、昨日の新聞報道でのコメントと、本日の安倍氏や中川氏のコメントは、ずいぶん違った感じのものだった。事実関係も食い違っているように聞こえてしまい、「大騒ぎになりそうだからNHK幹部らと慌てて口裏合わせをしたんじゃないの?」と、いぶかしく思う。真相は如何に?
 ちなみに、両氏の昨日時点でのコメントは、以下のとおり。
【朝日新聞のサイト記事から再構成】
 (朝日新聞社の取材に対して)中川氏は、
(1)NHK幹部と面談したことを認めた上で
(2)「疑似裁判をやるのは勝手だが、それを公共放送がやるのは放送法上公正ではなく、当然のことを言った」
(3)「やめてしまえ」という言葉も「NHK側があれこれ直すと説明し、それでもやるというから『だめだ』と言った。まあそういう(放送中止の)意味だ」
と語ったそうな。
 一方、安倍氏は、
(1)「偏った報道と知り、NHKから話を聞いた。中立的な立場で報道されねばならず、反対側の意見も紹介しなければならないし、時間的配分も中立性が必要だと言った。国会議員として言うべき意見を言った。政治的圧力をかけたこととは違う」
 (番組内容を事前に知った経緯)
 両議員とも
「仲間から伝わってきた」
などとし、具体的には明らかにせず。

【毎日新聞のサイトから再構成】
 安倍氏のコメント
(1)この模擬裁判は、主催者側の意図通りの報道をしようとしているとの関係者からの情報が寄せられたため、事実関係を聴いた。
(2)その結果、明確に偏った内容であることが分かり、私は、NHKがとりわけ求められている公正中立の立場で報道すべきではないかと指摘した。

 中川氏のコメント
(1)公正中立の立場で放送すべきであることを指摘したものであり、政治的圧力をかけて中止を強制したものではない。
(2)(NHKによる)説明の前後における番組制作の経緯については関知していない。

 なお、同番組が取材した「女性国際戦犯法廷」の主催者はVAWW−NET JAPAN「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク」
 なおなお、この番組改竄事件に関する訴訟の控訴審が、来週で結審の予定だったらしいが、今回の告発を機に、さらなる証人尋問など、やっぱやるべきだと思うのだが、如何に? 「報道ステーション」生出演中の安倍氏は、国会での証人喚問からは逃げる意向を強気に示していたが、民事法廷でのは、どうだ???
 何にせよ、民主党も国会喚問などやる気はなさそうだし、政府も真相解明に取り組む意向はないそうだし、あとはこの民事訴訟の法廷が真実追究に向けて舵を切るか、マスメディアに携わる人たちが努力を続けて真実を突き止めてくれでもしない限り、多分、すべては闇の中、ということで終わってしまうのだろう。
 やれやれだぜ……い。

 年末年始、帰省するとき、お土産にと、京都で漬け物を買い、小倉駅では明太子を買った。
 大分駅で、同じ明太子が売っていた。
 大分駅近くのデパート地下で、同じ製造元の漬け物が売っていた。
 のっさ・せにょーら!

2005年1月12日
 うきうき書房ニュースにも書いたが、「女性国際戦犯法廷」を題材とするNHKの「ETV特集」の番組改竄事件に、中川昭一・現経産相、安倍晋三・現自民党幹事長代理の政治介入があったことが判明したそうだ。(朝日新聞毎日新聞などで記事が読めます。なお、記事のアドレスは、近日中に変わると思うので、ご注意ください)。
 こういう政治家たちが勢力をますます強めつつある中で、昨年末のICCに関するセミナーでの日本政府の姿勢なんかを考えると、ますますもって危ない予感。だもんで、番組を見る機会はなさそうだが、NHKに意見のメールを送ってみた。うさちゃん騎士団の1人として!

 それにしても両氏とも、法廷や国会で両氏は何か証言したりするのであろうか。マズイことしたんでなければ、今まで黙ってる必要もないと思うのだが。
 法廷その他で両氏に質問される方は、どうかぬかりなく、あれやこれやを暴き出してくだされ。

 有道出人氏が、「The Japan Times」に寄稿した文章を自ら日本語訳して、こちらで公開してくれている。日本の未来に不安を感じている皆さまもそうでない皆さまも、どうぞ!

2005年1月11日
 早朝、散歩に出かける。
 あたりはまだ薄暗く、吐く息も白くなる。

 行く手に、大きな鳥が舞い降りている。
 アオサギだ。

 アスファルトの上に降りてきて何をしているのかと思いつつ、
 あいさつしようと近づくと、

 フンをして、飛び立った。

 さわやか過ぎる、冬の朝。

 映画『ラブ・アクチュアリー』をビデオで観る。
 面白すぎ!
 イギリスのイメージ、見事にアップ。

 やはりイギリス映画の『堕天使のパスポート』。
 今月中にDVDなんかが発売されるとのこと。未見の方は、どうぞ、どうぞ、どうぞ!

2005年1月3日
 2005年の到来です。
 本年が皆さまにとって素晴らしい年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

 昨年末、友人宅の忘年会で、韓国からの留学生から、新選組ブームの加熱ぶりは、日本の政治状況と関係があるのか、との質問があった。天皇のために働いた過激派グループ、みたいなイメージをどうやらその留学生は持っていたらしい。
 天皇にも将軍家にも尽くそうとして、裏切られてしまった、でも最後まで筋を通した人たち、みたいなところで人気があるのであって、ぼくもそのへんが実は大好きで、新選組の人気と今の日本の政治状況とはとくに関係がないと思う、ついでに言うと、当時の保守的グループって朝鮮や清を侵略するなんて考えてなかったと思うし、新選組ブームが今の軍国主義復活の流れや侵略戦争正当化の動きとは関係がないと思う、と答えた。納得してくれたかどうかは、ちょっと不明。わいわいがやがやと、他の話に移ってしまったので。
 その後、ちょっと考えたのだが、当時も今も、魅力的な選択肢が有力なものとして浮上してきてないという点で、日本の政治状況は共通しているのではあるまいか。そして、そんな状況が続いているからこそ、政治思想よりも人間の生き様が鮮烈な新選組や、オルタナティブな構想を抱いたまま暗殺されてしまいその構想が実現しなかった坂本龍馬なんかの人気が高い、つーことかも知れないなあ、なあんて。
 小泉か、安倍か、岡田か。そんな選択肢のどこに魅力があるというのか、私にはわからん。

 十数年ぶりに、年末年始の帰省。
 珍しいことをするから大雪になるんだと、相棒にからかわれる。
 返す言葉、なし。

 実家への途上、温泉で休養中の友人夫妻を訪ね、別府は鉄輪温泉へ。
 その頃の別府には、大地震が来るとかヨン様が来るとか、なかなかにぎやかな噂が一部の人々の間で囁かれていたそうだが、そのどちらにも出会うことなく、名物「地獄料理」を堪能させていただいた。友人夫妻に、大感謝! はっぴい!

 30日には、実家のテレビで、『冬のソナタ』の最終回を見て、またまた、はっぴい。帰省しなきゃ、レンタル・ビデオ店で借りでもしない限り、見られなかった。この偶然の幸運は、『冬ソナ』ばりの奇跡!?

 大晦日は、名付け親の墓参をして、合掌。
 非常に不思議な、縁とつながりを感じる発見があり、決意を新たに。

 おじがお歳暮でもらったというブリを捌いてきてくれて、刺身や煮付けにして食べて、美味美味満腹、大はっぴい。

 京都で大晦日を過ごすときは、EU某国出身の友人宅で「紅白歌合戦」を観るのが恒例になりつつあった。森進一の大ファンなのだ、その友人。
 今回はその「紅白」鑑賞会から逃れられた! と思っていたら、実家で最初から最後まで観る羽目になって、ノッサ・セニョーラ!(「オーマイゴッド!」のポルトガル語版)
 『新選組!』の歌の人(ジョン健ヌッツォ)、ドリカム、『冬ソナ』の歌の人(Ryu)、そのあたりを聞ければいいや、と思っていたら、森山良子の歌(「あなたが好きで」)がなかなかよくって、はっぴい。しかも、さだまさしが、「まさか紅白で!?」と耳を疑うような歌詞の歌(「遙かなるクリスマス〜紅白歌合戦バージョン」)を歌ってくれて、びっくりびっくり、べりいはっぴい。楽曲的にはどうかなあと思うが、聞くべき内容の歌詞って、「紅白」の中で、その歌だけだったように思う。
 さだまさしを出場させあの歌を選曲した「紅白」スタッフの心意気に、拍手喝采!

 元日、臼杵の石仏を見に出かけた。
 さまざまな石仏たちの、角度によってまったく違って見える表情の豊かさに魅入られる。厳しく恐ろしげな目つきと表情の石仏に向かって合掌瞑目し、願いごとを心の中であれこれ悩みつつ唱えたあと、目を開けて顔を上げた瞬間、石仏の目元がほほえんで見えたりすると、その願いが叶うんじゃないかと、やっぱり期待してしまうわけである、信仰心のない私なんかでも。身勝手なお話。

 石仏観光センター(?)の料理が美味で、はっぴい。

 『大友宗麟物語』を買って、読むむむむ……。おのれ薩摩め! じゃなくって……。

 母から料理のレシピをいくつか教わり、はっぴい。
 母にも料理のレシピを1つだけ教えることができて、微妙に親孝行?

 帰路、宇佐や中津のあたりでも、一面の雪景色に遭遇し、驚愕。
 京都の我が家の近くでも、庭に高さ60〜70センチほどの雪だるまが残っている家があって、またビックリ。まあ、宇佐や中津の状況や実家近辺の信じられないくらいの寒さを思えば、当然か。

 やり方次第では、2020年あたりまでには、日本社会を人間に優しいものに変え、戦争や軍事紛争のないアジア地域を実現できるんではなかろうか、と期待している。
 そちらへ向けた動きと流れがいよいよ今年こそ大きく育ちはじめてくれることを願いつつ、再び、あのイケズな試験の勉強へ、突撃!


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