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「外国人住民基本法」案から考える

「外国籍者人権基本法」の必要性





第1回(2003/12/22)
第2回(2004/05/31)
第3回(2004/10/20)



第1回(2003年12月22日)
 『「外国人住民」の権利宣言』(《外国人住民基本法》ブックレット)なるものを相棒が持っていた。どういうルートで入手したのかはわからないが、1999年に「外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会」が発行したものだ。

 興味を惹かれ、読まなきゃ読まなきゃと思いながらも幾星霜。
 ついつい先延ばしにしてきたのだが、昨日、思い切って読み出してみた。
 ……もっと早く読んでりゃよかった……。よくできてるし、いろいろ考える参考にもなる。

 市販はされていないようだが、こちらに法案条文と解説がアップされているので、皆さんもぜひご覧ください。ブックレットより解説の分量が少ないのが、実に残念だが。

 個人的には、「外国人」という言葉に最近では「イコール犯罪者あるいは犯罪者予備軍」というイメージが染みついちゃってる気がするし、「定住」していない外国籍者の人権も守るという主旨を名前のうえからも鮮明にするために、丹羽雅雄弁護士が『マイノリティと多民族社会 国際人権時代の日本を問う』(解放出版社)で提案している「外国人人権基本法」をアレンジした「外国籍者人権基本法」という名称の方が良い気がする。

 また、選挙権についても、地方参政権にこだわる必要はないと思う。
 たしかに今は、保守政治家たちの抵抗が強いようなので、最高裁も「不可」とは言っていない地方参政権を目標にするのは、現時点では仕方のない戦略だと思う。
 しかし、そもそも民主主義の原則からすれば、自分が大きな影響を受ける決定には誰でも参加できなきゃおかしい話で、最終的には、国政参政権まで実現されるべきものなのだ。
 この実現のために必要な憲法の条文解釈については、上掲『マイノリティと多民族社会 国際人権時代の日本を問う』で丹羽氏が展開している理論構成が役立つと思う。裁判では負けたものらしいが。

 この辺を除くと、諸手を挙げて賛成したい気分である。
 こちらからは、外国人住民基本法制定に向けた署名運動のページに行くこともできる。一度ご覧ください。

第2回(2004年5月31日)
 「外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会」が、「外国人住民基本法」の実現に向けて、今年も新たに署名活動を開始しています。今年は目標3万人! ぜひ、ご協力ください!!

第3回(2004年10月20日)
 今月8日、宮崎で開かれた日弁連の第47回人権擁護大会で採択された決議が、ウェブにアップされていた。
 ここで紹介したいのは、ちょっと長い名前だが、もちろん、「多民族・多文化の共生する社会の構築と外国人・民族的少数者の人権基本法の制定を求める宣言」だ。
 内容もちょっと長いが、大会当日、参加者に販売(配布?)していたという、本編・資料編合わせて800ページはあろうかという怒濤の2冊子、と比べたら、笑っちゃうような短さだ。ぜひ、お読みください。

 ところで、その「怒濤の冊子」。
 私は入手できたので、個人的にどうしても、というわけではないのだが、市販はさすがに無理としても、せっかくだからPDF版やT-Time版をつくって配布してはどうなのだろう。ものすごい力作のようで、このまま絶版になるのは、非常に惜しい気がするのである。はい。


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