

老舗ギター工房による上品なウクレレ
茶位バイオリン・ギター工房と、さまざまな楽器たち

茶位ギター 茶位幸信さん
うくれれの、素朴であたたかい音色が好きな人たちは
きっと、ギターユニット”ゴンチチ”の作り出す音楽にも
惹かれるものがあるのでは?と思います
そのゴンチチのメロディ部門(?)を担当されている、ゴンザレス三上さんは
メインギターとして、茶位さんのクラシックギターを愛用しておいでです
またリズムギターを主に担当されている、相方のチチ松村さんも
茶位さんの”桐ウクレレ”愛用者としても知られております
そんなゴンチチのお二方のほかにも、内外のミュージシャンから信頼が高い
茶位バイオリン・ギター工房にお邪魔させていただいて
さまざまな楽器たちが産まれる様子を、拝見させていただきました
茶位さんが故郷の母校に寄せた文章「私とバイオリン」はこちら
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茶位うくれれギャラリー(うくれれソリスト平川先生所有)

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ジャーマンスプルース / side&back ハカランダモデル
茶位さんのウクレレには、見た目、音質ともに
クラシックギターのような上品さが感じられます
ドレッドノートをそのままスケールダウンしたようなシェイプも
やはりギターの雰囲気を漂わせております
こちらのモデルは最高級モデルで
ギター好きな人には垂涎ものの、ドイツ松とハカランダを用いており
しっとりとして深みのある、 優雅な響きを奏でます
いわゆる”うくれれ的な音”とは一線を画すような
艶とサステインに富んだ、とても綺麗で魅力的な響きがします

マホガニー
モデル
こちらはマホガニーモデルです
いかにも”マホ”らしい、音の抜けのよさと柔らかさが
まさに、ウクレレ的な作品です


左から 桐、米杉、コアモデル
茶位さんのウクレレは、チチ松村さん愛用でおなじみの
ちょっとめずらしい桐を用いたものや、杉を用いたものから
コア製のものまで(かなり凄い木目!をしてます)
いろいろなタイプなものをそろえております
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茶位工房その1 製作工房
茶位さんの工房で造られる、いろんな楽器たちができる様子を紹介します

これは何でしょう!ギタロン用ボディ
これは一体なんの楽器でしょう??といいたくなるような
ユニークで、でもちょっとキュートなボディですね
こちらは”ギタロン”という楽器のボディです
ギタロンはメキシコの民族楽器をモチーフにしてつくられており
指板はフレットレスで、ウッドベースのように立てて演奏します
ギターより一オクターブ低く、主にギターアンサンブルに用いられるそうです


うくれれ用アイロンと、ソプラノギター用アイロン
茶位さんの楽器は手工ながら、工夫できる部分は積極的に工夫することで
コストパフォーマンスの良い楽器を生み出してます。
上の器具も、その工夫の一つで
ギターなどの楽器で、特に加工が難しい側板部分を
正確に、そして早く整形するためのものです
(左がウクレレ用、右がソプラノギター用です)
アイロンで熱を加えるのと同時に、万力のように締め上げ
短時間で綺麗に、ボディの側板を加工することができます
この器具も茶位さんの手によるものです


豊富なギター用の指板、ネック
ギターの部品が組み立てられる前のストックです
これだけたくさんあると、とても壮観な感があります
特にヘッドがこれだけたくさんあると、かなりインパクトがありますね



さまざまなモールドたち
壁にかけられたモールド(型)からは
さまざまな大きさ、カタチの楽器が作られていることがわかります
茶位さんの工房では なんと、約20種類の
さまざまな種類のギターを作っているそうです
このモールドできっちり固定され、しっかりとしたボディが作られます


たくさんのトップ板とブレイシングのようす
楽器が奏でる音のキャラクターを決定する、トップ板です
これだけたくさんあると、ひとえにトップ板といっても
いろんな大きさ、いろんな木目、いろんな色のものが
あることがわかりますね
右はブレイシングの様子です
クラシックギターならではの、きっちりしたファンブレイシングが
施されてるのがわかります
モデルによって、パターンも種類があるみたいです
また茶位さんのギター、ウクレレの特徴のひとつとして
トップ板の中央が若干膨らむように加工されてることがあげられます
これは茶位さんが昔、ピアノを製作したときに得た技術を
ギター製作に応用したものだそうで
テンションが加わることで生じる、振動エネルギーの増加が
豊かでレスポンスの良い音を生みだすそうです

バインディング用木材の圧着
ギターのボディーを保護、そして装飾する
バインディング用の木材を圧着しております
茶位さんの楽器は、見た目もクラシカルで上品ですが
それは、このような作業の積み重ねによって仕上げられます



工房で働く皆さん
現在、茶位さんの工房では、毎月たくさんの楽器を製作してますが
それを支えるのが、上のみなさんの丁寧でしっかりとしたお仕事です
後姿をみるだけで、製作している楽器に対する気持ちがわかります
こういった姿を拝見すると、弾き手も楽器に対して愛着がわきますね
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いろんな楽器たち
茶位さんの工房で作られる、ちょっと珍しい楽器たちを紹介します



左:ギタロン
上の製作工程でも紹介したギタロンです
完成すると、こんな感じになります
ユニークな大型のボディからは、いかにも豊かな低音が生まれそうです
なお、子ども用もあるそうです(ちょっと欲しいです!)
真ん中:12弦チェンバロギター
通常のギターよりずいぶん小ぶりな、チェンバロギターです
そのぶん、5度高くチューニングします
弦はスチール弦が張られており、6弦のモデルもあります
その名のとおり、チェンバロのようなおとがするのでしょうか?
右:ソプラノギター
チェンバロギターより、さらに小ぶりなソプラノギターです
茶位さんが開発したオリジナルのギターだそうです
チューニングもさらに高く、通常のギターより1オクターブ音域が高い
オルゴールのような音色がします
(バッハなどの曲が、とても良く似合います)
ボディ右に突き出た支えがあるため、ちっちゃくてもとても弾きやすいです
今回、ぼくの愛器になりました
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茶位工房その2 バイオリン&仕上げ工房
2棟ある工房のうち、おもに仕上げを担当している工房の様子です
たくさんの楽器たちに圧倒されました!


アーチドトップギターとウクレレ
工房では左のような、アーチドトップギターも製作されてます
茶位さんのギターはジャズギタリスト、フィル・アップチャーチにも
愛用されてるそうです
右のように、もちろんウクレレも製作されております
多種多様に、弦楽器全般を手がけられていることがわかります
このような楽器製作の技術は、その他の楽器製作の技術に横断して
相乗的に、良い楽器を産むのだなぁと思いました


バイオリンと、その仲間たち
さすが、「茶位バイオリン・ギター工房」だけに
バイオリンや、その他の弦楽器もたくさん製作されてます
小人数精鋭の茶位工房ですが、
工夫を重ね、合理化できるところは合理化を図って
たくさんの楽器を生産しております
結果、高品位ながら手ごろなお値段で楽器を提供されてます


ギターと、その仲間たち
こちらは完成間近のギターと、その仲間です
いろんなサイズのギターがあることがわかりますね
個人的に、アルトギターなどの小ぶりなギターに
とても惹かれてしまいました


完成間近!塗装と乾燥
楽器製作の最終工程、塗装と乾燥のブースです
ギターは塗装によっても音色に影響が出ますので
製作において、大切な工程の一つです

完成間近のうくれれです
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茶位さんと、ミニ機関車


茶位さんは、1950年代から楽器を製作され続けており
日本を代表するベテラン楽器製作家の一人です
とにかく、”造ることが好き”だそうで
なんと背後に移っている機関車のミニチュアも
茶位さんの手によるものです(しかもちゃんと走るそうです)
エネルギッシュで、風貌も若々しいのですが
実際の年齢をお尋ねして、ちょっとびっくり!しました
そういえばウクレレ職人の中西さんも、とても若々しかったです
(中西さんの紹介ページへは、こちらからもリンクしてます)
やはり人生、何かに熱中するのはいいことだなぁと
あらためて思いました
ぼくもウクレレ&ギターに、ますます熱中しようと思います
■お問い合わせ
茶位バイオリン・ギター工房
〒194−0041 東京都町田市玉川学園5−4−13
0427−32−7135
*** this page is written 2001.04.15 ***
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add photo & text 2001.04.21
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