ツエルマットとインターラーケン

ツエルマット駅 氷河鉄道列車 アンデルマット駅

06/25(月) 快晴 7時に旅行トランクを部屋の外へ。7時30分ホテル出発。徒歩でツエルマット駅へ。
これから乗る氷河特急は、ツエルマット〜サンモリッツ268.7kmを約8時間かけて走る「ヨーロッパ一遅い特急」。
この路線の特徴は、3つの鉄道である。
@レ-テイッシュ鉄道(RhB) Aフルカ・オーバーアルプ鉄道(FO) Bブリーク・フイスプ・ツエルマット鉄道(BVZ)
の直通列車である。
我々は、ツエルマットからアンデルマットまでの区間を2等車。トランクは、通路に上手に積む。
◎タイムテーブル
 列車番号(B902) ツエルマット(08:52始発)⇒ブリーク(10:14)⇒アンデルマット(11:50)
定刻に列車は静かに出発。マッターフイスプ川沿いにブリ−クにむかい列車は走る。途中、雪崩の後がありまだ
修復中であるが、この鉄道も被害を受け、線路を安全な場所に移動したらしい。
サンモリッツまでの沿線には、珠玉のようなアルプスの観光の基地が数多く点在している。各駅に降りてゆっくりと
その土地の美しい風景を見ることができたならいいなあと思う。しかし、現実は厳しいね。車窓からスイスの美しい風景を眺めながら新フルカトンネルを越えてアンデルマットへ。かっては、フルカ峠を通過する際にローヌ氷河が見えたけれども、新トンネルになってからはローヌ氷河は見えない。
アンデルマット駅で下車。ホテルまで10分くらい歩きそこで昼食。

○アンデルマット(Andermatt) 標高1444m 
  ゴッタルト・トンネルと立体交差する形の氷河特急路線の主要駅で、トンネルを利用する列車や車はこの町を
  通らない。アンデルマット駅地下300mにはSBBゴッタルト・トンネルが貫いている。ここは、アルプスの交差点。 
  「悪魔の橋がある。」
  「スイス陸軍の兵営がある。」
  「町は、駅から5分くらい離れており、小さな宿場町の賑わいをみせている。」

○アンデルマット〜インターラーケンへの経路
アンデルマット⇒悪魔の橋⇒ゲッシュネン⇒ワッセン⇒スステン峠⇒マイリンゲン⇒ブリエンツ⇒インターラーケン




○悪魔の橋(Teufels Bruke)
 ・ゴッタルト街道の難所シュレーネン渓谷にかかる橋。
 ・いけにえと引きかえに悪魔が橋をかけてくれたが、山羊を差し出してごまかしたという伝説がある。 

悪魔の橋 アルプスの山 アルプス峡谷 山と湖

○スステン峠(Sustenpass) 標高2224m 
 ・アンデルマットからゴッタルト峠の一部をぬけてワッセンから西に入り、マイリンゲンに抜ける峠。(46km)
 ・峠よりアンデルマット側は、氷河と万年雪が次々と展開する絶景ルート。
 ・峠を越えると広大なシュタイン氷河が姿を見せる。                  
 ・最高地点は、2224mでやはりホスピス(旅人宿泊所)の建物がある



峠の湖 アルプスの花 氷河がとけた滝

○マインリンゲン(Meinringen) 標高600m
 ・昔から3つの峠越えの宿場町として、いまでは、郵便バスの発着駅として、ラッパの音色のクラクションは絶えない。
 ・南東斜面の丘は、ハスリベルグと呼ばれ、絶好のハイキングコースである。
 ・チーズ作りも盛んである。
 ・シャーロック・ホームズが、最後の事件でここのライヒエンバッハの滝で死んだと書かれているために、ホームズに
  かかわる数々の行事が行われている。 また、シャーロック・ホームズ博物館もある。
         

○ブリエンツ(Brienz) 標高566m
 ・ブリエンツ湖のはずれにあり木彫りが有名。
 ・鉄道ファンでなくとも夢中になるSLが牽引するブリエンツ・ロートホルン鉄道。きつい傾斜のためSLが傾いて作られ
  ている。SLカレンダーでも有名。頂上まで片道55分、往復料金66Sfr。


○インターラーケン(Interlaken) 標高569m
 ・ドイツ語圏 人口 15000人 日本の大津市と姉妹都市。
 ・インターラーケンは、ユングフラウ地方の登山基地。
 ・駅は、ウエストとオストの2つがある。オストが幹線列車の終点で、同時にユングユラウ鉄道の起点。
 ・英国式のおしゃれな町で、スイスでは珍しく夜10時まで店を開いているので山岳部から帰ってきてからでも
  買い物ができるので非常に便利である。





ユングフラウの山々 インターラーケン・アーレ川 インターラーケン・アーレ川



ツエルマットを朝出発し、昼にはアンデルマットへ。昼食後、バスでスイスアルプス中央部のスステン峠を通過しインターラーケンに。夕方5時頃溶着。汽車・バスを乗り継いでの長い一日の旅だった。インターラーケンの印象は、とても落ち着い感じの町である。人々もゆったりしており、生活のリズムが「せかせか」していない。ゆったりした落ち着き中に静かなただずまいを感じる街である。さて、この時期はここも夕方9時になっても日が暮れないで明るい。最初、これって何という感じだった。しかし、人間の環境への順応性に驚いている。その土地土地に旅人が短時間でいかに慣れていくか。大きなポイントである。当然、10時頃でもまだ明るいし人々が街を散策している。日が暮れない自然現象を上手に生かしている。生活をインジョイし人生を楽しもうとするしたたかさが感じられる。この感覚は、勤勉で精一杯働く考えがあたりまえとなっている日本人にはぴんとこない。宗教・生活習慣・風土・言語などの違いがおおいに影響しているのかな。旅行にしても日本では同じホテルにせいぜい泊まって2泊が限度である。しかし、外国では、最低同じホテルに1週間以上宿泊するのが普通である。ある雑誌に、南の島に旅行に行った日本人が1週間宿泊していたら、外国の家族連れが大きな荷物を抱えてやってき、ホテルに一ヶ月以上の長期滞在するという。その間、何をするのかは知らない。しかし、旅行感覚とスケールの違いは一目瞭然である。また、氷河特急を例に挙げると、日本人は始発から終点まで汽車に乗って景色を眺めて観光はそれで終わりであると考える。しかし、外国の旅行者は、各駅に下車しその土地のよさを吸収しながら「ゆっくり」「時間を十分にかけて」旅行を楽しむという。日本人の「そんなに急いでどこに行く」の感覚と大いなる違いである。












ユングウラウヨッホ観光とハイキング
2001/06/26(火)快晴 インターラーケン(ヴァイセス・クロイツ・ホテル)
○6:30==モーニングコール、7:15==朝食、8時==出発
インターラーケン〜ユングフラウ地図



今日のハイキングについて
鹿児島県出身の女のガイドさんが、今日一日いろいろ案内や説明をしてくれる。
インターラーケン西駅からインターラーケン東駅に列車に乗る。10分くらい。ここは、歩いても25分くらいである。
オスト(東)駅からBOB(ベルナー・オーバーランド鉄道)に乗り換えトップ・オブ・ヨーロッパの旅が始まる。
茶色とベージュのツートンカラーで比較的地味な列車である。満員の乗客を乗せて約40分でグりンデルワルトへ。


○グリンデルワルト(Grindelwald) ドイツ語圏 人口3000人
 日本人による数々の登攀の歴史を刻んだ村。そのため、数あるスイスの村の中でも、特に日本人に知られている。
駅前を横にのびるハウプト通りは、ホテルやレストランなどが立ち並ぶメインストリート。
夏は、登山、冬はスキー客で、いつも賑わっている。ユングユラウの姿はアイガーの陰になって見えないが、北側の
斜面を少し上げると白い姿を表わし始める。
 グリンデルワルトはの名は、ケルト語の”岩と森”からきているといわれる。また、別名「氷河の村」ともいわれるよう
に、オーバラー、ウンタラーの両氷河が間近に青白い凄みのある姿を見せている。賑やかな観光地としての顔とともに
壮厳な自然の顔ものぞかせる。グリンデルワルトは、まさにアルプスの村だ。

長野県安曇村と姉妹村で親日感が強い。





グリンデルワルトで乗り換えて約10分でグルント駅へ。そこから歩いて5分でタル駅メンリッヘンゴンドラ発着所へ。

グリンデルワルト駅 鉄道切符 メンリッヒエン駅

タル駅メンリッヘンから6人乗りゴンドラに乗る。約20分で草原や林の上のロープウエイに。そこでは下車せず。
そのまま上に。ゴンドラからの眺めは壮大な草原です。おそらくここは、冬にはすばらしいゲレンデになると思います。下から約30分でゴンドラ終点ベルク駅メンリッヒエンに。ここで下車する。ここの標高は2222mです。ベルク駅メンリッヒエンには、展望台やレストランがある。
ここからいよいよクライネ・シャイデックまで約1時間30分のハイキングである。今日は、青空と風一つない絶好のハイキング日和である。鹿児島出身のガイドさんの案内で出発する。 道幅は常に2m以上ありきちんと整地されておりとても歩きやすい。とても標高2000m以上の高地をハイキングしている感じが全くしない。周囲は、アイガーはじめとする3000m以上のアルプス。また、眼下は、果てしなく続く緑の草原である。そして、新鮮な空気が我々に大いなる活力を与えてくれる。また、道端にさりげなく咲いている高山植物。ガイドブックに書いてあったが3歳くらいの子供でも平気で歩けるコースである。

ベルクメンリッヒエン⇒チュツゲンを巻く道⇒小川⇒見晴らしのいい岩⇒展望台⇒クライネ・シャイデック
とガイドブックに書かれているコースをハイキングをする。とにかく、スケールの大きなパノラマに圧倒される。


ゴンドラとアルプス メンリッヒエンのピーク 湖とアルプス アイガー3970m


アルプスの花 アルプスの花 アルプスの花 アルプスの花
    上の花は、ハイキング途中で道端で見かけたアルプスの花々である。残念ながら、花の名前を知らないので誰か
    教えてくれれば助かります。




予定通りハイキング無事終了。
クライネ・シャイデック(標高2061m)で昼食。天気がよいので外のテーブルで。
前方には、アイガー(Eiger)3970m・メンヒ(Monch)4099m・ユングフラウ(Jungfrau)4158mの3大名山を目の前に
はっきり見ることができる。スイスアルプスの魅力に心がおおいにやすまる。クライネ・シャイデイック駅から登山電車(ユングユラウ鉄道)JBでヨーロッパ最高所3454mのユングフラウヨッホヘ。
トップ・オブ・ヨーロッパへの出発。この鉄道は、100年前以上に施設された。「そこに山があるから鉄道を建設する。」
というスイス人の登山鉄道へのあつき思いが支えになっているようである。
クライネ・シャイデックを出て最初の停車駅はアイガー・グレッチャー駅である。ここは、スキーの滑走地点と同時にグレッ
チャー氷河の見える場所でもある。ここから終点まで7kmのトンネルとなる。途中、トンネル内の「アイガーヴァント駅」
2865mに停まる。ヴァントとは「壁」のことで、アイガー北壁をくり抜いた窓から麓の村が一望できる。また、多くのアルピ
ニストが命を落とした岩壁が見える。次に、「アイスメーア駅」3159mに停車する。その語源は「氷の海」といわれここから荘大なフイシャー氷河を見ことができる。2つのトンネル内の駅を経てユングフラウヨッホの地下駅へ到着。
3573mにつくられた展望台「スフインクス・テラス」からのメンヒ・ユングウラウ・アレッチ氷河の眺望や氷河の彫刻展示のアイスパレス。そして、雪原まで歩けるプラトー等。時間がいくらあっても足りないほどである。
とにかく、トップ・オブ・ヨーロッパと言われるだけあってそのスケールは想像以上である。モンブランの章でも書いたが、日本の場合、いろんな問題がからんでこのような開発は決して望めないと思う。
クライネ・シャイデイック ユングフラウ展望台から トップ・オブ・ヨーロッパ ユングフラウ展望台から

トップ・オブ・ヨーロッパ標高3454mのユングフラウヨッホ駅を後にクライネ・シャイデック駅に。そこで乗り換えてWAB鉄道で一路グリンデルワルトへ。車窓よりユングユラウ三山がはっきりと見える。
早朝からの長い一日の旅が無事に終わろうとしている。それにしても、朝から本当にすばらしい天気だった。
これは、今回のツアーの人達の心がけがとてもよかったとしかいいようがない。「ラッキー」と叫んでもいい。
添乗員さんにお願いし、Nサン夫妻と小生はグりデルワルトで下車することにする。
この町には、日本人のための日本語観光案内所がある。駅から歩いて10分位かな。そこで、Nさんは地図を購入する。
夕方5時頃。しかし、全く日が暮れる様子がない。3人で町をぶらぶら歩きレストランに入る。3人で今日一日のハイキングの話しながらドリンクとパスタでの夕食となる。さて、この町には、たくさんの日本人が宿泊しているようである。その数は?
午後8時頃の汽車でインターラーケンオスト駅に。列車は貸切同様だった。オスト駅から町を散策しながらホテルへ。体は心地よい疲労と満ちたりた充実感にあふれていた。考え方によっては、ものすごく短く感じた1日だった。

グリンデルワルト グリンデルワルト グりンデルワルト グリンデルワルト



○6月27日(水)午前晴れ・午後から雷雨 フリータイム(16時まで)
今日は、一人でインターラーケンの町を買い物と散策する。西駅に行きそこからアーレ川の遊歩道をゆっくりと東駅の
方向に歩く。途中何箇所かにベンチが置いてある。そこでアーレ川の流れをぼんやりしながら眺める。このひと時がなん
ともたまらない。この川は、氷河の水であり水量が多くゆったりと流れている。本当にのどかで時間がゆっくりと過ぎていく感じである。2人の釣り人が、釣り糸をたれている。しかし、釣れる気配なし。魚いるのかな?モーターボートが東駅方面からゆっくりとやってくる。気さくに手を振ると相手も手を振って答えてくれる。東駅まで行く。今度は川の反対側を歩く。疲れるとベンチに腰をおろしてのんびりする。車の音が聞こえることもなく、聞こえるのは川のせせらぎだけである。本当にゆったり、のんびりしたひと時を過ごす。
午後、遠くで雷の音。にわかに雲行きがあやしくなる。旅行初めての雷雨。土砂降りになる前に早めにホテルへ。雨足は、だんだん強くなってくる。ハイキングの最中でなくてよかったと思う。
16時、雨の中インターラーケンを後にし75kmの道のりをバスでルツエルンへ。夕刻、小雨の中ルツエルンの町へ。


○ルツエルン ドイツ語圏 標高436m 人口17万人 
フィーアバルトシュテッテ湖「4つの森の地方の湖」の北端にある中世都市。
町中を流れるロイス川に2つの屋根つき橋がかかり、スイスの中世都市の中で最も絵画的といわれる。
湖にでれば、直接湖からそそりたつアルプスの山容も美しい。
チューリッヒから列車で57km、50分。インターラーケン・ウエストから1時間25分。


ルツエルンの町は、中世と近代が一緒になった町で、バランスがよくとれた町である。また、町は、多くの人であふれ
都会の香りがする。と同時に、都会特有の怖さを感ずる。今まで、山を見たり歩いてきたのでその光景は眩しいと同時に
戸惑いを感じないわけにわいかない。浦島太郎でないけれど別世界である。この心境は、春スキーで八甲田山に宿泊し
下山したときとどこか共通するところがある。しかし、すぐその環境に順応するけれども。
町の中心街でバスを下車し屋根つきのカペル橋を眺め、そして渡る。その後ホテルへ。荷物を整理するまもなく歩いてライオン記念碑へ。時間が許すならば、中世の面影のある町並みをゆっくり散歩したかった。それができなかったのが心残りです。ホテルで全員による最後の夕食。どの顔にも満足の表情が満ち溢れている。
雨の夜、時が静かに流れていく。明日は、移動日、そして、日本へ。






カペル橋 中世の建物 ライオン記念碑


○6月28日(木)
早朝、小雨と霧雨の中をバスはチューリッヒ空港へ。
途中、雨のためか道路が混雑しており空港にぎりぎり到着。そのため、免税店で十分買い物できなかったね。

チュリーッヒ空港からオランダスキポール空港へ。乗り換えて、KLMオランダ空港で成田へ。
入国審査も無事終了し今回のアルプスの旅は無事終了である。
夜、10時長距離バスノークリックターンで浜松町バスターミナルから弘前へ。
朝、目覚めたら懐かしい故郷だった。

追伸
家を出発して約2週間の旅だった。この期間が海外旅行のベストである。
しかも、よき仲間に恵まれ、天候に恵まれ、仕事の出来る添乗員さんに恵まれたとても素敵な旅行でした。
特に、JTB添乗員西尾さんは、目に見えないところでのご苦労がたくさんあったことと思います。
この場をかりて、改めて「ありがとうございます」と感謝とお礼の言葉を申し上げます。
最後のなりましたが、まだまだ、このホームページは未完成です。このホームページがもっと内容が充実するよう努力
します。愛読の皆様の温かな応援と支援を心からお願いします。気のついたこと遠慮しないで教えてください。
自分にはみえないところがたくさんなりますから。よろしく。尚、推敲を十分したつもりですが誤字脱字など文章のつながりができていない場合は、小生の未熟につきお許しください。