課題 14 あなたの能力が正当に評価されない時はどうするか
   

    まず 最初に
    認識すべきことがある
    それは
    アンケートによると
    自分の能力が正当に評価されていない
    と考えるサラリーマンが多数いるということだ
    
    一般に誰もが一生懸命仕事している
    だから評価されて当たり前だと思っている
    
    問題は評価のモノサシである
    おそらく そのモノサシ(評価基準)が明示され
    さらに 評価の結果がフィードバックされている企業においては
    このような不平はでて来ないだろう
    
    残念ながら
    大半の企業では
    人事評価は 密室評価となっている
    
    実は 私自身も自分の評価を知らない
    昇給 や 昇格 の結果を見て
    ああ こんな評価をされているんだ
    と 結果的に悟るしかない
    
    しかし
    これでは
    なにが いけなくて 
    なにが よかったのかがはっきりしない
    改善点が浮かび上がって来ないのである
    本来 自己評価と 会社(上司)の評価を突き合わせて
    お互いの 誤解を是正してから
    結果を出すべきなのであるが・・・・
    
    そんなところから
    
自分は正当に評価されていない
    なんていう 不平が出てくるのだ
    
    では
    自分が正当に評価されていない
    と思ったらどうするか
    
    評価した者に
    そのモノサシ(評価基準)そのもの 及び
    そのモノサシで計った結果がどうであったのか
    を 聞くべきである
    もし
    評価した者(上司)がこれに
    適切に答えられなければ
    上司が悪い
    
    私も 評価する時
    これを意識している
    評価結果そのものというより
    評価の結果について自信を持って説明できるかどうかである
    
    さて
    モノサシがわかったところで
    次に
    そのモノサシにあった結果を
    客観的に(これが大事だ)
    出せたかどうかだ
    
    これも一般的に
    自己評価は他人による評価より高い
    自分ではやってるつもりでも
    他人から見ると
    十分でないことが多い
    (というより それが普通だ)
    
    評価されるということは
    評価基準を上回っているようにいかに見せるかである
    極端に言えば
    評価基準がはっきりしている限り
    他のものをいかに犠牲にしても
    その基準に合致した結果を客観的に出しさえすれば
    満点がとれるはずである
    
    企業によって
    若干の違いがあるかと思うが
    基本的には
    高く評価されている人材を並べて見れば
    評価基準の中でも
    最も配点が高い項目は何かが自然に見えてくるものだ
    
    あなた自身を
    できるだけ客観的に見て
    配点の高い項目がちゃんとクリアできているか
    考えてみるとよい
    
    誰がみてもそれがクリアされているにもかかわらず
    あなたの評価が低いと思う場合は
    評価した人と
    それが どのくらいプラスに評価されているのか
    また 評価のマイナス面は何で どの程度のウエイトを占めているのか
    しっかりヒアリングするがよい
    
    この問題は決してタブーではない
    タブーにしてはいけない問題なのだ
    
    その過程で
    あなたが どうしてもできない項目が
    大きな配点を占めているとわかったら
    評価されることをあきらめなさい
    または
    その他の項目がちゃんと評価されていることを確認して納得しなさい
    
    人生における評価は自己評価が第一である
    しかし
    会社における評価は
    他人がする評価が第一である
    他人がする評価こそが いわゆる 「評価」 なのである
    自分がする自己評価はあくまで参考にしかすぎないことを
    しっかりと認識しなければならない
    
    少なくとも
    評価について グチってばかりいては
    あなたは しがないサラリーマンで終わってしまう
    
    振り返れ
    歩き出せ
    明日は少しましになれ
         (中島みゆき 「泥海の中から」 より)

    
                (FEBRUARY 24,  2001)