課題 15 社外の人脈をどう作るべきか
   

    そもそも人脈という単語があまり好きではないので
    それをどう作るべきかというのは
    とても応えづらいのので
    勝手ながら「人脈」を「人間関係」に置き換えて
    考えてみることにする
    
    おおかたにおいて
    日本の企業に勤める者は
    社外の人間関係は希薄である
    大企業においてはそれは顕著である
    人生そのものが会社の中で終わる
    会社の社宅に住み
    朝会社に行くのも同じ電車
    同じ職場で働き
    同じ電車で帰る
    当然 帰りに一杯やるのも会社の同僚
    あるいは 上司か部下と一緒になる
    奥さんは奥さんで
    奥様会 みたいな組織が出来て
    だんなの会社での序列がそのまま奥さんの序列となる
    子供は同じ幼稚園・小学校・中学校に通い
    その組織のお兄さんお姉さんに面倒をみてもらう
    
    そんな生活の中では
    そのコミュニティーが全てとなる
    
    おそらく高度経済成長時代はそれでよかった
    会社のおかげで欲しい物が買え
    家賃の安い社宅に住ませてもらい
    教育費がいるようになれば低利の社内貸付
    住宅を建築するとなれば会社の提携住宅ローン
    という具合に
    親方日の丸ならぬ親方我が社 で全てが丸くいっていた
    
    しかし
    今となっては
    その社宅からリストラされた同僚がひとり
    
早期退職制度に乗った上司がまたひとり
    別にやりたいことがると言った若手がまたひとり
    と次々と抜けていく
    
    もう
    親方我が社では通用しない
    自分たちの企業文化だけでは解決できない時代になってきたのだ
    (私はそれが自然で これまでが異常だったと思っているが・・・)
    
    そこで
    社外の人脈がクローズアップされる
    ここでいう人脈とは
    営業の販路とか
    後援会の支援組織とか
    そういうミミッチイものではなく
    別の価値観をもって
    別の世界で頑張っている人だ
    自分の路を選択するにあたって
    その選択の材料を与えてくれる人達のことだ
    
    そんな人たちをあなたは持っていますか
    
    ここでの課題はどう作るべきか
    であるが
    それにはいろいろな方法があろう
    地域のいろいろな活動に参加するもよし
    ボランティア活動に参加するもよし
    英会話学校や資格試験の予備校に通うもよし
    子供の学校の父兄会に参加するもよし
    各種サークルに参加するもよし
    要するに
    今いる世界の外の世界に飛び出してみることが
    第一歩である
    
    そして
    そこでめぐりあう人と
    いろいろ話し合うとよい
    そこに
    別の自分の発見があるはずだ
    
    断っておきたいが
    じゅうおじさんは
    会社の人脈を無視しろと言ってるわけではない
    会社の中での価値判断が全てではない
    と言っているのだ
    外の世界で得た判断基準を
    今の会社の中で
    反映させることができれば
    自分にとっても会社にとっても
    こんないいことはない
    
    教師の社会性欠如
    銀行員の村社会根性
    政治家の庶民感覚喪失
    芸能人の社会常識はずれ
    医者の世間知らず
    エトセトラ エトセトラ・・・・・
    どれもみな
    その世界だけで生きているからだ
    
    そのことに
    気付かなければ
    社会人として
    ひとりの人間として
    大事な判断を誤ることになる
    
    だからこそ
    社外の人間関係も意識的に作りなさい
    そして それを大事にしなさい
    
    そう言いたいのです
    
    
    
             (FEBRUARY 25,  2001)