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課題 17 いまさら本当に英語を勉強すべきか
この回答はその人が何を求めているか
によってちがってくる
若い人々に対しては迷わず 勉強すべきだ
と答えるが
「いまさら」 がつくからには
本問の対象は中高年のサラリーマンと考えていいだろう
現在やろうとしていること
および
将来やろうとしていること
において英語が必要かどうかである
多くの場合 平均的なサラリーマンの英語力で
仕事に支障をきたしている人はそう多くはないだろう
だからこそ
将来に向かって勉強しておくべきかどうか
と考えるにちがいない
語学の勉強は莫大な時間を要する
「英語を勉強すべきだ」 として
それをやるための時間とコストを考えた時
果たして 「いまさら」 やる必要があるのか・・・・
甚だ疑問である
残念ながら
ワールドワイドでビジネスの世界をみると
共通語は英語だ
直接間接を問わず
なんらかの形で英語は不可欠であることは否めない
そこであなたは選択しなければならない
あなた自身が 直接
(英語で)情報を収集したり
(英語で)交渉したりするのか
それとも
他の人(あるいは機関)を利用して間接的に
情報収集・交渉等を行うのか
である
後者であれば
「いまさら」 あえて勉強などする必要はない
その時間を
他の事に使ったほうが合理的といえる
もし前者であるなら
コツコツと英語を 「使う」 トレーニングを始めなければなるまい
「勉強する」 ではなく 「使う」 と書いたのには意味がある
そもそも
社会人になって 英語を 「勉強」する
なんて発想自体が私にはピンと来ない
通訳や翻訳などの英語のスペシャリストをめざすならともかくも
通常のサラリーマンが英語そのものを勉強するとは・・・
日本の教育制度では
中学生から大学の教養課程まで少なくとも8年間は
英語の勉強をしてきたはずだ
社会人になってからは
それを利用するフェーズのはず!!!
インターネットや文献でわからない単語が出てきたら
辞書をひけばいい
そのために我々は8年間も英語を 「勉強」 してきた
海外のクライアントと交渉しなければならない
またはプレゼンテーションを行わなければならない
そのために商品名やキーワードを英語で予習しておく
そんなことは業務の一部である
英会話学校でも通えばそれができるようになる
なんて多くの人は考えているようだが
それは幻想である
実際 通訳の人でも
その日のクライアントによって
専門用語の予習をしているのだ
おじさんたちが
英文科を卒業した新人に
職場の英語に関するすべてを期待している光景をよくみるが
とんでもないまちがいだ
彼女は シェークスピア を人より多く(深く)勉強しているだけで
ビジネスの交渉術やクレーム処理ができるわけでもなく
ましてや英文契約書が作成できるわけではないのだ
「英語」
は日常生活、会社の業務の一部である
英語だけを切り離して考えるから
いつまでたっても
横文字は苦手だ
なんてセリフが消えない
挙句の果てには
いまさら英語を勉強しなくてはならないのだろうか
なんて考えたりする
特殊な場合(英語のプロを目指す 等)を除いて
ビジネスマンにとって
英語は勉強するものではなく
利用するものなのです
利用できるだけの基礎力は
高校を卒業した程度の学力で十分すぎるほどある
と 私は思っています
何故それを利用しようとしないのですか?
(MARCH
3, 2001)