課題 28 わが子の進学・進路に父はどこまで関わるべきか
   

    
    基本的に関わるべきではない
    
    昨今 父が子供と関わりあうことの大事さが強調されているが
    関わり合う ということと
    口出しをするということは 別である
    進学・進路に関しては子供に選択させるべきである
    子供の人生は子供が決める
    これが原則であると思う
    受験 就職 結婚 ・・・・・
    と 周囲を見渡してみれば
    親があまりに口を出しすぎているように思う
    
    大事なことだから
    一生に関わることだから
    失敗させないために
    と
    みなさんおっしゃいますが
    自分で決めて失敗するのも人生であり
    それはそれでいい経験となる
    少なくとも親が押し付けて失敗するよりはいい
    親は黙って見守ってやればいいのだ
    
    一番上の子供が小学生の頃
    PTA の学級懇談会の席で
    シチュエーションは忘れたが
    意見を求められて
    上記の如く
    お母さん方、子供に関わりすぎていますよ
    もっと 子供に裁量権を与えたらどうですか
    担任の先生に頼りすぎていますよ
    もっと自分の子供を信頼してやったらどうですか
    と発言したところ
    喝采を受けた
    面白いことに
    お受験させようとしている母や
    子供や先生に対して
    なにかにつけワイワイ言っている母達が
    反論してくるどころか 喝采してくれた
    どうやら 
    彼女等にとっては学級の一般的なことと
    自分の子供のことでは
    全く事情が違うみたいだ
    それ以来 そのクラスでは 黙って
    ママゴンたちのご意見を聞くだけにした
    (個人の意見を言っても無駄だ と感じた
     つまり クラスの父兄で話し合って
     クラスの子供ひとりひとりを
     どうこうしよう
     というのではなく
     それはそれ
     自分の子供のこととなると 話は別よ 
     的な空気を感じてしまったのです その時)
    
    閑話休題
    
    ふたたび自分の子供のことで恐縮だが
    中学3年生になっても
    子供が 高校に行かせてくれ と言わないので
    親の義務としての義務教育は受けさせたぞ
    就職はどうするのか
    と聞いたことがある
    当たり前に高校に行くと思われてはたまったもんじゃない
    
    勉強したいから高校に行かせて下さい
    と 子供から頼まれなければ
    私は子供を高校にはやらない
    同様に
    大学や専門学校についても
    子供から頼まれなければやるつもりはない
    それは子供が決めることだ
    
    ただし 子供には言ってある
    私立医学部に行かせてくれと頼まれても
    それはお父さんには無理だと
    医学部に行きたければ国公立に行ってくれ
    芸術(音楽・美術)に行きたければ国公立に行ってくれ と
    でなければ他の道を選べ と
    
    子供の才能や希望をかなえるために
    親としてお金がかかってもやってやるべきなんじゃないの
    というご意見もあろうが
    それは違う
    私は 医者になることや 芸術家になることに反対してはいない
    どうしてもなりたければ
    自分で努力してなればよいのだ
    それができないようでは
    仮に医者や芸術家になれたとしても 
    ろくなものにはなれんだろう
    道は自分で切り開いていくものだ
    
    現段階で
    ふたりの子供を高校にやっているが
    ふたりとも 自分で受験校を選んだ
    お父さん どうしようか
    と聞かれたこともあるが
    後で後悔しないように自分で決めなさい
    と言った記憶がある
    
    言うまでもないが
    出来るだけ関わらないというのは
    無関心でいるということでは決してない
    そばで 激励しながら そっと見守ってやればいいのである
    余計な口出しをすべきではない
    ということなのである
    
                        (MAY 12, 2001)