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課題 29 我が子に何を残すべきか
何かを残そうなんて考えないほうがいい
これが私が今のところ到達している結論である
あえていうなら
思い出 を残しなさい
である
まず
物的財産(金銭・不動産 等)は残すべきではない
私は共産主義者ではないが
物的財産は一身限りであるべきだと思っている
子孫に残してろくなことはない
この議論は別のサイトを設けてじっくり検討するつもりであるが
我が子にはとりあえず白紙の状態からスタートさせるべきである
と 思う
その別のサイトの予告編的に一部を語れば
要するに医者が自分の子供を医者にしたいと思うのは
それまで自分が培ってきたものを無駄にさせないためだ
自己保存の本能からだ
自分が医者であるために犠牲にして来たものを
せめて子供には犠牲にしてほしくないという
反省を踏まえたものではなく
自分が医者であるために犠牲にしてきたものは
無駄ではなかったという
自己正当化の現われだ
そしてそれを子供が引き継いでくれることによって
自分が生きてきた意味が浮かび上がって来る・・・・
蓄財にはげみ 財産を形成していく一般の人々も同じだ
・・・・・・・・・・
反論を受けやすい例で書いてしまったが
だから
親とは関係のない
自由な立場で子供は自分の一生を
自分の手によってコーディネートしていくべきだ
と思う
実は
私は農業を営むの家で育った
山村の農業なので実際は農林業である
農業は土地こそすべてである
いや
農業は一年勝負だからまだいい
林業に至っては 50年勝負である
自分は自分の孫のために植林する
自分が食っていけるのはじいちゃんが植林してくれた木のおかげだ
それを繰り返してきた
我が家の墓は墓石の文字が確認できるもので
江戸時代中後期からあるので
少なくとも2〜3百年以上それを繰り返してきた
そこでは
長男はじいちゃんの意思に報いるべき
子孫の生活の安定のために
父の仕事を引き継いでいくしかなかったのである
たまたま私はサラリーマンになってしまった
けど
子供の頃から農林作業は手伝ってきた
だから退職後はそれを引き継ぐかもしれない
けど
自分の子供にはそれは強要できない
子供には子供の
孫には孫の
人生がある
要するに何が言いたいかというと
我が子の将来に足かせをしてはならない
自分が死んだ後
醜い遺産相続で親族が争うような種を作ってはならない
ただそれだけのことです・・・・
次に
父の頑張る姿を残そうとかいう部類について
気負う必要はない
自分が思うほど子供はバカじゃない
ちゃーん と 見てる
子供に模範を示そうと無理などする必要はない
自然に生きればいい
一定の年齢になれば
父ちゃん無理してる って子供に見抜かれる
しつけ
教育
はちゃんとやらねばならないが
自分にウソをついちゃいかんと思うのであります
子供には
人間として
弱いところ
汚いところ
スケベなところ
だらしないところ
ぜーんぶ 見せていいと思う
子供はちゃんと見てる
子供に尊敬されなきゃならんというのは
自己正当化 自己美化 の現われである
尊敬されるかどうかは結果論であって
尊敬されるように自分を変えることは偽善であります
心配ありません
もし あなたがとんでもなくダメな人間であれば
それこそが
子供に残すべき姿です
反面教師 という言葉がありますが
子供はそれを見ることによって
自分はどうあるべきかを学びます
もしかしたら
うちの父ちゃんは正直者だと尊敬されるかもしれませんよ
では 結論
何を残すべきかなどと考えないで
自分自身が自然に生き
自分自身の人生を充実させるように生活すればいいのです
それが自然に残っていきます
しつけ すなわち 社会の基本ルール を知ること
と
教育 すなわち 自分の頭で判断する力をつけること
を
やってやりさえすれば
後は何も残す必要などありません
むしろ 残そうなどと考えてはなりません
自分の生き様を考えることの方が先で
それが 子供に残すべき最も大切なものです
何度も繰り返しますが
子供は自分が考えているよりしっかりしてます
見るべきものはみて
ちゃーんと 自分の糧にしています
信じましょう 我が子を !!!
(MAY 15, 2001)