課題 47 一日何時間どんな勉強をすべきか
  
  
  この課題の回答が気になった人
  そんな人は きっとストレスをいっぱい抱え込んでいる人だ
  もしあなたがそうなら この課題にあるようなことは
  一切考えないようにした方がいいと思いますよ
  
  四当五落 という言葉が私の中学時代に流行った
  睡眠時間のことだ
  毎日の睡眠時間が
  4時間なら 志望校に合格するが
  5時間だと 落ちてしまう
  というジンクスだ
  これは結構全国的に広がっていて
  都市部では
  三当四落 とさえ言われていた
  本当は 6時間なり8時間なりじっくりと睡眠をとって
  脳の働きをフル回転させる環境を作った上で
  短時間に集中的に勉強するほうが
  能率の面からも 健康の面からも 絶対いいに決まっているのだが
  いちど こういう脅迫観念に捕まってしまうと
  8時間睡眠をとってしまうと
  みんなに遅れをとってしまったような気になる
  
  そんな こたー ねー ですよ
  と あなたはいうかもしれません
  しかし 今の日本のサラリーマンは多分にこの傾向があるのです
  人材教育センターの講師が
  一日 最低1時間は 英会話の勉強をすべきです
  とか
  一日 最低3時間は 資格取得のための勉強をすべきです
  とかいうと
  それをしなかった日は
  うしろめたい気分になる
  そして 「やらなければならないことをしなかった」 という
  罪悪感さえ持つようになる
  
  それでは逆効果だ
  
  これまで 繰り返し述べてきたが
  そういうのは 勉強ではないのだ
  何時間すべき なんてとんでもない脅迫だ
  今日からそんな考えはすてましょう
  だいいち 強制されてやることは面白くないし
  労力をつぎ込むわりには身につきません
  できるだけ テヌキをする方向で検討した方がいいと思います
  なーんちゃって!!
  
  それより大事なのは
  あなたは 何を勉強したいですか
  そのためにその時間をどうやってつくりますか
  ということだ
  
  これを
  個々人が胸に手を当ててじっくりと考えましょう
  
  なにもテキストを広げて机でノートを作ることだけが
  勉強ではないのです
  夜のニュース番組をハシゴして
  世の中の動きを日々押さえていく
  これでもいいわけです
  西村京太郎が小説で使った町の
  特産物や歴史をひもといてみる
  これでもいいわけです
  妻との夜の生活をふかめるために
  49手目を開発する
  これでもいいわけです
  
  毎日の会社でのルーティーンワーク以外に
  自分が積極的にやりたいことを見つけて
  それを自分のペースでやっていけばそれでいいのです
  自分というものを見失って
  人が 「こうすべきだ」
  というものに振り回されてしまうことほど
  人生を無駄にすごすことはない
  そうは思いませんか?
  
  みなさん
  勉強しましょう
  昨日より 今日は少しは ましになりましょう
  何を勉強するか
  それは あなたが決めることです
  その モチベーションさえできれば
  気がつくと
  結果的には
  知らず知らずのうちに 一日に何時間もやってる
  ということになります
  それが ホントの勉強です
  
  そうは思いませんか?
  
  
                 (OCTOBER 24, 2001)