● バ ー ト ン W O R K S ●


監 督 作 品

ヴィンセント Vincent
1982年/白黒/5分/16ミリ
製作・監督・脚本:ティム・バートン
ナレーション:ヴィンセント・プライス
バートンの原点。7歳のヴィンセント・マロイが、憧れの怪奇俳優ヴィンセント・プライスになる事を想像する。彼の幼年時代を垣間見るような短編。バートンの幼年時代の憧れだったヴィンセント・プライスがナレーターを務める。彼らの友情はプライスが死ぬ93年まで続いた。
ヘンゼルとグレーテル Hansel and Gretel
1982年/45分/16ミリ
製作総指揮・脚本:ジュリー・ヒックソン
監督:ティム・バートン
出演:マイケル・ヤマ、ジム・イシダ
CATV「ディズニー・チャンネル」のために製作。オール東洋人キャスト。ラストではヘンゼルとグレーテルが魔女とクンフー対決(?)する。
フランケンウィニー Frankenweenie
1982年/白黒/25分
製作:ジュリー・ヒックソン
監督:ティム・バートン
脚本:レニー・リップ(ティム・バートンの原案に基づく)
出演:シェリー・デュバル、ダニエル・スターン、バレット・オリヴァー
製作費100万ドル。バートン版「フランケンシュタイン」第1弾。後のバートン作品に頻出するテーマ「郊外における群衆心理の恐怖」が既に出来上がっている。
アラジンと魔法のランプ Aladdin and his Wonderful Lamp
1984年/47分/ビデオ
製作:シェリー・デュバル
監督:ティム・バートン
脚本:マーク・カーティス、ロッド・アッシュ
出演:ヴァレリー・バーティネリ、ロバート・キャラディン
「フランケン・ウィニー」に出演したシェリー・デュバルが、自らホストと製作総指揮を務めていた番組「おとぎ話劇場」シリーズで、バートンに監督を依頼。バートンの心象風景ともいうべき骸骨、こうもり、からくりなどが登場する。
ピーウィーの大冒険 Pee-Wee's Big Adventure
1985年/90分
監督:ティム・バートン
脚本:フィル・ハートマン、ポール・ルーベンス、マイケル・ヴァーホール
出演:ピーウィー・ハーマン、エリザベス・デイリー
初の長編。ゴジラ映画やクリスマス・ムービーなど彼の偏愛するアイテム多数。音楽はダニー・エルフマン。彼はこれをきっかけにバートン作品のほとんどの音楽を手がけることになる。興行的には予想外の大成功。
ザ・ジャー The Jar
1985年/23分
監督:ティム・バートン
脚本:マイケル・マクダウェル
出演:グリフィン・ダン、ポール・ハーテル
TVシリーズ「ヒッチコック劇場」の一編。バートンは「これはつらい仕事だった」と語っている。これまでの作品でも組んでいるディズニー時代の同窓、リック・ヘインリックスが特殊効果担当。彼は「スリーピー・ホロウ」でもプロダクション・デザイナーを務めている。
ビートルジュース Beetlejuice
1985年/92分/35ミリ
監督:ティム・バートン
脚本:マイケル・マクダウェル、ウォーレン・スカーレン
出演:アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイビス、マイケル・キートン、ウィノ ナ・ライダー
バートンのイマジネーションが大爆発。脚本段階からセットまで微細にこだわり、本人もお気に入りの作品。キャラクター商品も大ヒット。
バットマン Batman
1989年/126分
監督:ティム・バートン
脚本:サム・ハム、ウォーレン・スカーレン
出演:ジャック・ニコルソン、マイケル・キートン
バートン映画最大のヒット作。バートンに馴染みのないアメコミの映画化だが、彼独特の解釈によって、バットマンは悩みを抱えるダーク・ヒーローとして生まれ変わった。
シザーハンズ Edward Scissorhands
1990年/105分
監督:ティム・バートン
脚本:キャロライン・トンプソン
出演:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト
「フランケンウィニー」に続く、バートン版「フランケンシュタイン」第2弾。バートンが幼年時代に描いた「両手がハサミになっている男」のスケッチをキャロライン・トンプソンが脚本化した。バートンのアイドル、ヴィンセント・プライスがエドワードの父親として出演している。
ヴィンセントとの対話(仮) Conversations with Vincent
1990年
彼のアイドルである俳優、ヴィンセント・プライスについてのドキュメンタリー。未公開。
バットマン リターンズ Batman Returns
1992年/126分
監督:ティム・バートン
脚本:ダニエル・ウォーターズ
出演:マイケル・キートン、ダニー・デビート、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン
ペンギン、キャット・ウーマン、産業資本家のシュレックなど魅力的な悪役が登場。バットマン役のキートン、またしても影が薄い存在に。個々のキャラクターが複雑になり、バートン映画では顕著な傾向だが善人と悪人の境界が曖昧になる。
エド・ウッド Ed Wood
1994年/白黒/127分
監督・製作:ティム・バートン
脚本:スコット・アレクサンダー、ラリー・カラツェウスキー
出演:ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、パトリシア・アークェット
史上最低の映画監督と名高いエドワード・ウッド・Jrの半生を描く。「ジキル&ハイド」の企画が流れた後、急遽監督に決定。ジョニー・デップを始めとするキャスティングが見事。一時期ダニー・エルフマンと喧嘩していたため、音楽はベテランのハワード・ショアに依頼。バートンの恋人、リサ・マリーの映画初出演作でもある。
マーズ・アタック! Mars Attacks!
1996年/106分
監督:ティム・バートン
脚本:ジョナサン・ジェムズ
出演:ジャック・ニコルソン、マイケル・キートン
トップス社の残酷トレーディング・カード「火星人襲撃」の映画化。超豪華キャスト。ダニー・エルフマンとは無事復縁。
スリーピーホロウ Sleepy Hollow
1999年/111分(日本では106分)
監督:ティム・バートン
原作:ワシントン・アーヴィング
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ、クリストファー・ウォーケン
アメリカに伝わる首無し騎士の伝記を映画化。比較的歴史が新しく伝説や神話が少ないアメリカでは、こういった古典がお伽話になっている。
バートンによれば、頭でっかちの検事が頭のない騎士と対決するという対比でもあるとか。
コッポラが製作総指揮だけあり、ゴシック色満載。アカデミー賞美術賞受賞。

プロデュース作品

ファミリー・ドッグ Family Dog
1985年
製作:ティム・バートン
バートンがデザインを提供したブラッド・バード監督による「アメージング・ストーリー」の一編が、スピルバーグの会社アンブリンによってシリーズ化。バートンは製作総指揮を務めた。
ビートル・ジュース:アニメ・シリーズ
Beetlejuice:The Animated Series

1989年
製作:ティム・バートン
映画「ビートル・ジュース」のテレビアニメ版。
ナイトメア・ビフォア・クリスマス
Tim Burton's The Nightmare Before Christmas

1993年/77分
製作・原案・キャラクター設定:ティム・バートン
監督:ヘンリー・セリック
脚本:キャロライン・トンプソン
音楽:ダニー・エルフマン
バートンの詩を原型としたストップモーション・アニメ。ナレーターは当初、ヴィンセント・プライスが予定されていた。「バットマン リターンズ」と同時期に製作されたので監督はヘンリー・セリックに依頼。クリスマスに憧れるハロウィンというイマジネーションはバートンならでは。バートン映画でお馴染みダニー・エルフマンとの見事なコンビネーションあっての作品。
キャビン・ボーイ 航海、先に立たず Cabin Boy
1993年/81分
製作:ティム・バートン
監督・脚本:アダム・レズニック
出演:クリス・エリオット
タッチストーンに頼まれて製作を担当したコメディ。だが、批評的にも興行的にも惨憺たる結果に。
ジャイアント・ピーチ James and the Giant Peach
1994年/80分
製作総指揮:ジェイク・エバーツ
製作:ティム・バートン、デニーズ・ディ・ノービ
監督:ヘンリー・セリック
ロアルド・ダールの名作童話「おばけ桃の冒険」の映画化。「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のスタッフがストップモーションアニメとCGを駆使して独特の映像世界を作り上げた。
バットマン フォーエヴァー Batman Forever
1995年/122分
製作総指揮:ティム・バートン
監督:ジョエル・シューマッカー
出演:ヴァル・キルマー、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、ニコール・ キッドマン
バットマン第3弾。監督をジョエル・シューマッカーに譲り、製作を担当。バットマンそのものに愛着はあるものの、大作らしい大作たれというスタジオ側の意向と折り合わず第4弾からは完全に手を引くことに。


出 演 作 品


シングルス Singles
1992年 監督・脚本:キャメロン・クロウ
出演:ブリジッド・フォンダ
バートンは「第二のマーティン・スコセッシ」と呼ばれるデート代理店のビデオ監督、ブライアン役で出演。


著 作


オイスター・ボーイの憂欝な死
The Melancholy Death of Oyster Boy & Other Stories

1999年 著&イラスト/ティム・バートン 訳/狩野綾子、津田留美子
発行/アップリンク 発売/河出書房新社
定価 2855円

絵本。 フリーキーな子供たちの内面を、独特のタッチで描いた美しい作品。アニメーター出身のバートンならでは。彼の直筆のイラストを見るだけでも価値あり。因みに一番最初に「リサ・マリーに捧ぐ」とある。泣かせる。

ナイトメア・ビフォア・クリスマス
Tim Burton's The Nightmare Before Christmas
1999年 著&イラスト/ティム・バートン 訳/永田ミミ子
出版/ビリケン出版
定価 1800円
絵本。 映画「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の前に作られた。


関 連 書 籍


キネ旬ムック フィルムメーカーズ10
ティム・バートン Tim Burton

2000年
編集/柳下毅一郎
出版/キネマ旬報社
価格/1600円
20人の編者による、バートン全作品の作品論有り、対談有り、完全データファイル有りの豪華な一冊。
何故か大槻ケンヂ氏も参加。見ごたえ有り。
バートン・オン・バートン Burton on Burton
1996年
マーク・ソールズベリー編
訳/遠山純生
出版/フィルムアート社
価格/2000円
バートンのインタビュー集。インタビュー集の中では最も詳しい。俳優ジョニー・デップが序章に寄稿している。
ディズニーアニメブック3
ナイトメア・ビフォア・クリスマス
2000年
出版/講談社
定価/1500円
絵本。 映画「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の忠実なフィルムコミック。写真がとても多く子供向けの構成。

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