2005年12月のトークページです。
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12/20 オイラ 「いちばんやさしいマリンバレッスン」 12/22 オイラ top |Schedule | Profile | Listening room | Talk | Repertory | Report Guide | Communication| Links
年末のこの時期、ドラムの仕事がとても増えます。クリスマスコンサートなどの関係でJAZZものなどをやる機会が増えるんですね。きっとプロアマ問わず、みなさんもクリスマス関係のコンサートやっているんではないでしょうか?
今回はSizzle Cymbalのオイラの発明品紹介です。発明ってほど大げさではないですけど(^_^;)。すごくないからこのページで紹介だもん(笑)。
シズルシンバルという言葉はみなさんお分かりでしょうか?シズル(Sizzle)は形容詞かな?「シュワ〜」とか「ジュワ〜」みたいな言葉です。焼き肉やステーキを焼く鉄板の音はまさにシズル音。ステーキ屋さんの名前にも使われていますね。また、音響関係でもよく聞きます。「このスピーカーは高音域のシズル感がリッチだ」みたいな使い方、この場合の「シズル感」は得意げに使ってみてるというのが正解で深く考えなくてよさそうです(^_^;)。
シズルシンバルとは、シンバルに焼き肉の「ジュワ〜」のような余韻を残す加工をしたシンバルのことです。シンバルにドリルで穴をいくつか開けて、そこにリベットやネジなどをはめ込ませたものです。シンバルメーカーによっては「リベットつき」と書いてあります。
ただ上記のシズルシンバルは常にシズル音がするので、JAZZドラマー以外はあまり持っていません。オイラも持っていません。そこで今持っている普通のシンバルでシズル音を出す工夫人それぞれにやっています。曲ごとに取り外しができるシズラーは、使い勝手がいいんですね。
プロマークからは簡易シズラーが販売されています。この製品の影響でお風呂の栓や携帯ストラップにあるボールチェーンをシズラーとすることが多いのですが、実はこれ経験上あまりよくありません。
今回紹介するオイラのシズルアイテム。 ネックレス、5円玉、そしてオリジナルシズラーです。
オイラもボールチェーンを持っています。女性ものネックレスです。携帯用くまさんアクセサリーをバランサーとしてつけました。 しかしボールチェーンはシンバルをミュートする効果が意外と大きく、ある程度の音量で叩かないと、単に響きのないシンバルになってしまいます。
ブラシで弱めに叩くと音がしないだけでなく、5秒後に「シュシュシュワワ〜」と鳴り出すことも!コントロールが非常に難しいです。大きくて厚めのシンバル意外では使いものになりません。
このネックレスシズラー。最初「これは絶対いいよ」と思って使ってみたんだけど思ったほどのことはなくガッカリ↓。 綺麗なシズル音を得るのはとても難しいことに気付きました。そこで次は5円玉に挑戦!これもよくある手法です。
5円玉や1円玉は直にシンバルにテープで貼ったりします。でもうまくいかず、クリップにひっかけて試してみるものの、悲しいほどにNG! マリンバの音盤にうまくセットすると、バラフォン(マリンバの原型)のようなシズルマリンバになるので期待していたんですが。
ボールチェーンはひとつひとつのボールがフリーで動かないばかりか、引力と自重に引っ張られている状態です。これではうまくいく訳ないですね。いろいろ考えて、やはり釣竿のようにシンバルに触れないアームが伸びて、そこから釣り糸のようにシズラーが落ちないとだめじゃないか?フリーなリベットの環境を作るにはと悩みは泥沼。ホントに釣竿アーム型を実現しようとすると大がかりな装置!カッコ悪いし。。。
で思考すること2ヶ月!DIYホームセンターで思いついて作りましたオイラシズラー!これはなかなかいけます!
細いワイヤーに5mmほどのちいさいナットを通して作りました。ワイヤーは張りがあるのでシンバルにほとんどストレスを与えません。ナットはワイヤーに通したんですが、7つくらいまでなら干渉することなく、それぞれがフリーにシズル音を出してくれます。 だめもとでやってみたらとてもいい感じ!嬉しいなー!
同じものをいくつか作り、シンバルの大きさによってナットの量を増減することで、きめの細かい繊細なシズル音を得ることに成功しました。 1本にたくさんナットを通したくなりますが、それしちゃうとお互いの干渉が大きくなるのでいけません。
ナットが六角形というのもシンバルとの接触面との相性がいいようです。今回は鉄のナットですが、アルミも作ってみようと思っています。
ブラシワークでシンバルに優しく触れたときに、冷たい小雨のようなシズル音!!気持ちよいよい!自画自賛ですいません(^_^;)。このシズラーは逆に強く叩いたときに飛び跳ねまくりが欠点ですが(笑)。みなさんもぜひ真似してみてください。それでもっといい方法あったら教えてください!
ドラムやPercussionはスネアしかりタンバリンしかり、ノイズやシズル音との共存の歴史でもあります。また工夫したら自慢しまーす!!
今年もとうとうあと10日。いろんな事があった2005年も寒い北風と共に去っていこうとしていますね。さぼりクセが根付いたこのページですが(^_^;)、今年のうちに更新したいことが溜まりまくっています。久しぶりですがお付き合いください。
今年はSSMのちゆきが、いや、ちゆきさまがマリンバの教則本を出版いたしました。すごいぞー!夢の印税生活!今回はこのうらやましい(^_^;)ちゆきさまの教本をレビューです。
二ッ木千由紀 著 『いちばんやさしい マリンバレッスン <キミのはじめての音をつくる本>』音教社
税込み1,050円 楽天ショッピングはこちら
教則本とは音楽の教科書や参考書のようなものですね。オイラも今までにたくさん使って練習してきました。今でも使っています。教則本はいろんな使い方をして、つまり最初から丁寧にこなしたり、自分に必要な部分をつまんでトレーニングしたり、また毎日のエクササイズとして利用したりして、上達の手助けになるものです。習うことの出来ない先生や、すでに亡くなってしまった往年の名プレイヤーの考え方に触れることが出来るという意味でも、ものすごく重要なアイテム。楽器やバチを揃えるよりもまずは自分の求める教本に出会う方がよほど大事かもしれません。
でもこれがまた初心者には非常に難しい作業です、楽器屋さんの本棚でパラパラとめくってみても、なんだか難しそうに感じるものです。大体初心者の方が「自分に必要な」処方箋が書いてある教本を見極めること事態無理。せっかく意を決して一冊を選び、いざ購入して意気揚々ともって帰り、一生懸命に練習しようとチャレンジしてみるものの、半分もページが進まないで投げ出した教本の多いこと多いこと(^_^;)。まぁそんな経験も無駄ではないのですが、初心者の皆さんに必要なのは達成感、これ絶対!毎日教則本を開くことが楽しくて、毎日小さい「できた!」を積み重ねることこそが、やる気と上達の栄養となります。
この『いちばんやさしいマリンバレッスン』は主に初心者用で、内容も非常に初歩的なことに限定して書かれてあるので、独学でマリンバをやっている方も、またはレッスンをなさっている講師の皆さんにも、小さい積み重ねがしやすいこの教本はオススメできます!
最近すごく増えてきていますが、中高年になってから習い事をはじめる方にも重宝すると思います。『いちばんやさしいマリンバレッスン』では、バチを持ってマリンバの音を出す前の行程についてとても丁寧に書かれています。勢いで購入しちゃったけど、どう扱っていいか分からないまま邪魔者に成り下がってしまっている難民マリンバたちに(笑)、一筋の光明を照らします!
1 各部の名称 / 2 楽器の音域と選び方 / 3 組み立て方 / 4 楽器の管理 と、他のマリンバ教本ではまず書いていない、マリンバの扱い方が最初の4章を割いて書いてあるんですね。楽器の仕組みや組み立て方を覚えるのは演奏よりも大事なのに、これがお粗末な人がこの世にはムチャクチャたくさんいます。楽器が好き!という気持ち、楽器を大切なパートナーと考えるちゆきさまの想いが溢れています。ここまでで充分価格に見合うとオイラは思います。
そしていよいよマリンバと相対して音を出す項目。「たくさん曲をいれたい!」と出版前に話していましたが、薄いこの教本には15曲の名曲が掲載されています。オイラが感心したのはそれが調性ごとにステップアップする構成。C Dur(Major)(ハ長調。白鍵だけで弾ける調性)からだんだん調号が増えていくしくみ。初心者(プラスオイラ)の前に立ちはだかる譜面の恐怖を極力感じさせず、少しずつ黒鍵が増えていくことで、各調性のスケール感を身体で覚えることが出来ます。フラットシャープそれぞれ2つまでの主要な調性に絞り込んでいることも立派!欲張ってたくさんの調性を掲載したくなるでしょうが、譜面に対する恐怖感を与えないラインをしっかり守っています。「簡単すぎるよー」と感じるくらいの内容は「これならできるかも?」と自信に繋がります。
教本をやりとげる達成感は、消しゴムやボールペンを使いきる1000倍嬉しいものです。この本は全ての皆さんにオススメできる、応援の気持ちがいっぱい詰まった本。ぜひお買い求めください。
そうなんです、マリンバという楽器の最大の魅力はひとつ叩いたときに「ぽーん」と響く、豊かで優しいサウンドにあります。木の音盤を叩くとマイナスイオンやミネラルが身体に染み込んでくるような、幸せな気分になれる、しかも即座にだれでも出来る行為で!そのことを忘れずに書かれているこの本は、多くの人に気持ちのいい達成感を与えてくれることでしょう。ちゆきさまありがとう!
著作権のこともあり、中身の写真を掲載することは避けましたが、興味のある方はぜひ有名楽器店で本書を確認してみてください。 オイラはちゆきさまより購入し、サインもらった(笑)\(^o^)/
あと20年早くこの本があったらオイラも今より、ずっと全然、、いやいや今からでも間に合う、かもしんない!あきらめないよ〜!!
この教則本が触れていることは、ホントにホントに最初の一歩のことだけ。「そんなこと分かってるっちゅーの!」とか「こんな誰でも知っていること書いて出版しちゃうの?」と感じた方もいるかもしれません。でもそれは非常に浅はかな考えです。この本に使われている言葉や譜例、ページをめくるごとに湧いてくる「次はなに?」期待感は、マリンバに興味を持っている全ての人へ向けた、ちゆきさまの深い想いから成り立っていることにすぐ気付くでしょう。この教本をやり終えて、次の教本や曲集に進んだときにも、『いちばんやさしいマリンバレッスン』を思い出すことでクリアになることがたくさんある、そんな教本だと思います。
小さい頃からマリンバを習っていないオイラは特に新鮮に感じました。好評につきすでに執筆中のvol.2ではどんな展開になるのか今から楽しみです。
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