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2002年4月のトークページです。

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4/18 オイラ 「開設3周年です。」 4/19 オイラ 「むっちゃんCDレビュー」


2002.4.19 オイラ 「むっちゃんCDレビュー

昨年12月、うんざりはプチ復活をとげました。
和光市サンアゼリアで毎年開催されている、「ムジカコスモ・打楽器の饗宴」へのゲスト参加でした。このステージに立つことが出来たお陰で、僕らは自分たちの音楽に再び自信と誇りを持ち、新しく歩き出すことを再確認するに至りました。

このステージを主催していらっしゃるのが、マリンビストである藤井むつ子さんと元N響団員で「岡田知之打楽器合奏団」主宰者である、岡田知之先生です。いや、藤井むつ子さんを「さん」付けで呼ばせていただきましたが、藤井むつ子さんも尊敬する先生ですよ。でもどうしても「むつ子さん」・「むっちゃん」と呼んでしまいたくなる、なんともチャーミングな大先生なんです。よって以後「むっちゃん」と呼ばせていただきます。また岡田知之先生は、親しみをこめて「岡ポン」などと呼んじゃいます。さすがに御大の前では言えませんけど (^_^;)。このお二方は、生意気な活動をしていて、なめたグループ名をもつ我々を受け入れてくださり、まるで「君たちの好きなようにやればいいよ!」と肩を軽くポンと叩いてくださるような、温かい目で応援してくださっていて、大感謝です。

来る5/4(土)にむっちゃんが『マリンバ・サヌカイトコンサート -「三善晃作品」』を東京文化会館でおこないます。今年発売になった新しいむっちゃんのCDの作品を演奏なさいます。このCD、できたてホヤホヤのを12月の打ち上げでサイン入りでいただきました! 何度も何度も聴いていましたので、来月のコンサートはとても楽しみにしています。そこでオイラの「むっちゃんCDレビュー!」ウワッ、すんごく生意気だ (^_^;)!恐縮しながらオイラの好きな作品・演奏をいくつかピックアップして感想文書かせていただきますm(__)m。

三善晃マリンバ作品集
(KMYD-5740 \2,520)

1.組曲「会話」 〜独奏マリンバのための
2.トルス。 
〜独奏マリンバのための
3.5つの素描 
〜ユーフォニアムとマリンバのための
4.リップル 
〜独奏マリンバのための
5.協奏的練習曲 〜2台のマリンバのための
6.ヤマガラ日記 
〜童声合唱とサヌカイト・マリンバのための
7.かみさまへのてがみ 
〜童声合唱とマリンバのための

作曲 : 三善晃
演奏 : 藤井むつ子(マリンバ)
   藤井はるか(マリンバ)
   藤井里佳 (サヌカイト)
   三浦徹  (ユーフォニアム)
   多治見少年少女合唱団(合唱指揮-柘植洋子)

1曲目の会話は、マリンバソロ作品の名曲です。オイラでさえ演奏したことがあるくらい (^_^;)!むっちゃんは非常にシンプルで感情をギリギリまで抑えた演奏を聴かせてくれています。初め聴いていると「何か物足りないなぁ」と感じるようなシンプルさですが、間もなく子供のつぶやきや優しさが軽やかに、まるでおしゃべりするように表現されていることに気がついて、惹き込まれていきます。

3曲目の「5つの素描」はユーフォニアムの三浦氏の演奏に大感動!金管の低音楽器は一般的にどうしても発音が遅く、リズムが甘くなったり重くなりがちですが、三浦氏の演奏はそんなことなど忘れてしまうほどの芯と歌があり、フリューゲルもビックリのグルーヴまでも醸し出しています。そしてむっちゃんも最初の2曲とは違う発音を、まったく気付かせないほどのデリケートさでおこなっていて驚愕してしまいました!もちろん作品自体が非常に素晴らしいんですけれど、このお二方の波長がシンクロしていることが一番オイラをうならせました。

6曲目の「ヤマガラ日記」、ヤマガラとは小鳥の名前で、ほかにシジュウカラとコガラという小鳥が登場する作品です。小鳥たちの世界を三善氏の世界観で捉えたこの作品、日本語の美しさが際だって響きます。絶妙なことばと唄がハーモニーに色付けしています。また、サヌカイト(讃岐地方で多く産出する石の楽器。鉄器が発明されるまで人々の生活に使われていた。サヌカイトはむっちゃんやヤマシタツトムなどにより、多く現代の人々に知られるようになってきました)の「えっ?どこが石の音?」と思わせる幽玄で、教会のオルガンのようでもある響きが小鳥たちの世界に奥行きを感じさせてくれます。

最後の作品、「かみさまへのてがみ」は、アメリカの学校に通う子供達が神様に宛てて書いた手紙を谷川俊太郎氏が訳した詩を用いています。9人の子供達が小さな疑問をなげかけたり、神様にまるでともだちのように話しかけている様子が、聴く人の気持ちを和ませてくれます。三善氏の中に広がる子供の世界への憧憬と、むっちゃんの、このCDに一貫して流れている子供達や人間を含む生き物への愛情が、見事に合致して、優しい風に包まれているような感覚を覚えます。この作品はぜひ、歌詞をいっしょに読みながら聴いて欲しい!バーバラやジェーン、キムやグレンの顔や性格までも鮮明に広がっていきますよ!

むっちゃんは数年前に大きな病気を患い、もう演奏活動は無理じゃないかといわれていたことがあります。不安や絶望をたくさん抱えて苦しんだことは想像することすらできません。でもこのCDに込められている、むっちゃんの唄にある「しなやかな強さ」は、もう一度僕らに今生きていることの幸せまでも感じさせてくれる。鼻から空気を吸い込むことが、こんなに気持ちのいいこのなのかと発見させてくれる。時を重ねてゆく行為すべてが尊いものだと、無意識に実感させてくれるのがむっちゃんの唄です。

ソロ・ユーフォニアム、そして児童合唱との共演でむっちゃんが僕らに伝えたかったこと、三善氏が作品に込めた愛情がゆっくりと聴く者に染み込んでいきます。このCDは、何かをしながらでいい。「ながら聴き」でいいから何度も何度も聴いて欲しいと感じました。そのうちアナタに小さな変化が現れて、スゥーッと耳を澄ましている瞬間が必ず訪れます。

興味を持たれた方、ぜひCD買ってくださいね!出来ることなら5/4のコンサートに足を運んでみることをお勧めいたします!(他にも多くのCDを発表していますが、「サヌカイトの詩2 みずのひかり (CD/KMYD-5720)」はJOLとキクもレコーディング参加しています)詳しい情報は藤井むつ子公式サイトにてご確認を!


2002.4.18 オイラ 「開設3周年です。

お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、去る4月8日をもちまして、この『ようこそ!サイトうんざりです!』も3周年を迎えました。4年目に突入することとなりましたことを、心より感謝すると共に、これからもみなさんと僕らの間を取り持つ、大事なサイトとして維持・継続していきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

だからというわけではありませんが、非常に久しぶりに、プロフィールページのメンバーフォトを更新しております。多少ふけこんだメンバーの顔をお楽しみください。

さてさて、今年初めに「活動再開」を宣言して以来、その件についてほとんど触れていない状態であります。すでに2年半の活動休止状態にも関わらず、応援してくださる方がいらっしゃるのに、心苦しい限りです。

うんざりは今でも頻繁にメンバーで顔を合わせ、遊びに行ったり、くだらない話で盛り上がったりと、家族のような付き合いをしていますが、実はあんまりうんざりの活動について深く話し合ってはいません。 それぞれに活動の場を持ち、それぞれに精一杯やっているという現状と、活動休止に至った問題をどのように乗り越えていくか?その2点において、メンバーそれぞれが自問自答している時間がもう少し必要なようです。

そんな中、先日けいこちゃんの家で餃子パーティを開きました。

そこで久しぶりに昔の演奏を約2時間、聴きまくることになりました。今でも鮮明に覚えている感覚と、忘れていた記憶が交錯する、不思議な感覚でした。

うんざりの演奏からわかることは、やはり他ではできないサウンドを創り続けてきたという事実です。そしてそのサウンドを実現するために、それぞれが何かを壊し、壊されてきたということ。大事な宝物を得た裏で、傷だらけになったことも思い出されます。

オイラはリーダーとして、とにかく早く皆さんの前に出ていき、ステージを重ねていくことが前に進むために最も必要なことではないかと考えていました。しかしメンバーはそれぞれに違った意見をもっていて、急激な変化が起きることになってはいけないという考えにはオイラも納得しました。全員が前向きな気持ちの上で、今の自分を見つめたときに出てくる不安と悩みを持っています。そして何よりこのユニットを大事に考えていることが手に取るように分かる瞬間でした。

時が経って分かったこと、そして失ったもの、全てを容認して新しいうんざりは少しずつではあるけれど動き出しています。サイトうんざりが再び活発に更新できるようになるにはまだまだ時間がかかると思いますが、その先にはきっと、ものすごいユニットに新生したうんざりが皆様の前に現れると確信しています。

今までの演奏にはオイラの音楽に対する、わがままな欲求を実現してくれたメンバーの足跡が残っていました。脱皮してひとまわり大きなユニットになるためのヒントは、もうメンバー全員が分かり始めています。


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