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2004年3月のトークページです。

2004年 1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月

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2003年以前のトークはこちらです。

3/1 オイラ 「木の実幼稚園LIVE」 3/29 オイラ


2004.3.29 オイラ「さよなら長介さん」

とうとう、とうとうです。

ドリフのいかりや長介さんが他界されました。全員集合世代のみなさんにとって、こんなに多大な影響を僕らに与えてくれたいかりやさん、残念です。

いつのまにか夜8時に全員集合することもなくなりました。っていうより『全員集合』という言葉自体使わない世の中になっていることに改めて気付かされます。登校拒否も引きこもりもなく、朝教室に行けば全員そろっていた小学校。欠席している机がポツンとある風景がすごくさみしくて珍しい時代。家族全員で食卓を囲んだ遠い幸せ、全員集合しているんだ!っていう、得も言われぬ連帯感と幸福感は今や、携帯メールの「ごめん、ちょっと遅れる」の一言で虚しくも非現実の世界の空想と化しています。ひとりひとりが誰の代わりにもならない時代に『8時だよ、全員集合!』は僕らの心の中に大きな花を咲かせてくれました。やたら下品でちょっとエッチで、笑いの中に音楽がいつもながれていて....嗚呼、いかりやさんの死去は僕らの中に宿る幸せのひとつの形の忘却と深く繋がっているようで、とても淋しい限りです。

東京では桜の花が目醒め始めてきました。眠い目をこすりながら「もう少し寝かせてくれ」と言わんばかりの空気感が、1年ぶりの懐かしい春を運んでくれています。

オイラの家の近くでは玉川上水、そして小金井公園が桜の名所で、先日の日曜日は早くもお花見渋滞で、不慣れなドライバーで五日市街道が埋め尽くされていました。桜が大好きで、開花するのを待ち遠しいと感じる僕らですが、人の手で品種改良されてきた桜の木の美しさにうっとりするとき、いにしえの日本人は桜を植えた人のことを想い、感謝と幸福に包まれたそうです。

恐竜の化石のような黒く光る、硬い幹の内側で脈々と生命を運び、こぼれ落ちるほどの美しさをもたらすには、種を巻く人や植樹するひとの想いがあったこと。空に向かって高く伸びる華麗なみどりの下で、地に根を張り、寒さに耐えながら営みを続けていることを忘れたくないものです。

枝だけの冬の桜も、満開の桜も、そして散り急いで緑に包まれる桜も、僕らは忘れずに愛しているのかな?植えた人の想いは来年の春も生き続けるんでしょうか?きっとそれは今を生き続ける僕ら次第なんだと思います。

いかりやさんのご冥福をお祈りいたします。


2004.3.01 オイラ「木の実幼稚園LIVE」

群馬県、粕川村にある木の実幼稚園(このみようちえん)でのコンサートは今年で3回目になります。東京から約100km北、赤城山のふもとにあるこの幼稚園でのコンサートは、今では僕らにとっても大きなチャレンジの場として定着している感さえあります。昨日2月29日、楽しすぎるコンサートを終えてきました。

昨年はポカが不参加だったため、ピロリと行きました。今年はメンバー5人が揃ったし、3年目ということもあり、また新たなチャレンジのつもりでやってきました。今年のテーマは「史上最年少のダンスパーティ」です!

通常幼稚園でのコンサートでは、楽器紹介をして楽器の名前を覚えてもらったり、アニメの曲をたくさん演奏したりします。乱暴にいえば多少教育的で、ディズニーの音楽をやっておけば安泰。みたいな部分があるんですが、この幼稚園の園児の皆さんはとても感覚が鋭く、今まで2回のコンサートで「大人と同じプログラムでも楽しんで聴いてくれるんじゃないか?」という感触を持っていました。また、前回までは近くの文化センターでのコンサートでしたが、今回は幼稚園の教室でのコンサートだったので、音楽を通しての人とのコミュニケーションや一体感を感じてもらいたいと、臨んだまさに、LIVEを目指しました。

そこで今回は「園児にこびない」姿勢をつらぬいて、後半はうんざりライヴ状態にしよう!ということで準備をしました。いやー、面白かった!
ではその模様をご報告いたしますね。

前半は4曲。ここではまず僕らが一生懸命演奏する、飽きたり泣き出したりする子がいたとしても一生懸命に演奏するスタイルをとりました。中でも今回のためにオイラが描いた「Wild Boar(猪)」は、パーカッションアンサンブルの作品で、演奏自体も難しいし、子供向けの作品では決してないので、どんな反応になるのかやってみないと分からない状態。

「Wild Boar」はグルーヴを基調としたパワフルな作品。ビックリするくらいの大音響になるんですが、子供達は意外にもニコニコと楽しんで聴いてくれていました。リハで何度も確認したんですが、床を伝わる振動は教室全体がウーハーのような迫力!子供達には刺激の強い演奏だったけど、もしかするとこういう作品の一番の理解者は子供達かも知れない、と新たな発見でした!

後半はうんざりのレパートリー4曲と子供達の大好きな「一緒に唄おう!」コーナーという、シンプルきわまりないというかまさにうんざりライヴin木の実幼稚園!

「泣かないでブタ。」「コヨーテの夜」と動物シリーズを披露。詳しい説明は全くなしで聴いてもらいました。口をポカーンと開けてキクのパーカッションを凝視している子、前半より真剣な眼差しで聴いてくれている子、何考えているか解読不明な子多数!!あー、どんな風に感じてくれていたのか、子供達の脳味噌開けて見てみたい(笑)!

そして今回の大ネタ...。目玉企画です。体操コーナー!!

体操コーナーではなんとデビューとなる新曲「Dynamite Crazy」を演奏(といってもポカ1人の演奏だけど(^_^;))。「Dynamite Crazy」に合わせて、みんなで体操です。音を感じて身体を動かすライヴの基本への導入というところでしょうか?今まで耳を120%使ってきた子供達に、まったく違った笑顔が浮かびます。

踊りが大好きな木の実のみんなは元気に体操してくれました。
みんな汗だくだったり、5秒に1回スッ転んでいたり、けいこちゃんに眼飛ばし続けていたり!や、野性的すぎるっ!
予想外の反応は保護者の皆さん。お母さん方はエクササイズ系に敏感なようで、子供達がはしゃいで体操しているその後ろで、真剣にすじを伸ばしていました!

みんなで唄を唄った(この唄も振り付けがついていて、園児のみんなは飛び跳ねながらの大合唱!み〜んな顔真っ赤の、ゆでダコでした)後は「Call me!」、アンコールの「Lively Coconuts No.2」と教室内は狂喜乱舞のライヴハウスと化しました!子供達の底知れないポテンシャルの高さに僕らの方が大興奮!

そうそう、音楽を「感じる」とこういう笑顔になるんですよね!そしてお年寄りまで保護者の皆さんもみんな笑顔でした。
子供達の笑顔がすべてを素晴らしくしてくれるんですね!


教室全体が一体感に包まれて、コンサートは瞬く間に終了しました。
全ての皆さん、ありがとうございました!

子供達の喜ぶ姿、まっすぐな反応は、そこにいる全てのものを幸せにしてくれることを実感しました。保護者の皆さんの笑顔も僕らメンバーの満足感も、子供達の笑顔があって初めて幸せになれるんだと教えてくれました。溢れる笑顔のために音楽はある、イヤ、全ての物事は子供達の笑顔のために。これもしかするとこれ、ものすごい真実!

終演後、金子園長さんに案内されて、幼稚園所有の「プレイフォレスト」で自然を満喫!園長さんおきざりでメンバー、アスレチックに遊び更けてしまいました。すいません(^_^;)。

この2月は病院と幼稚園、2つのコンサートを経験させてもらいました。僕らうんざりにとってとっても大きな経験でした。「生きること」「唄うこと」「感じること」そして「笑顔」、すべてLIVEです!

美しい赤城の夕焼け、豊かな森と風に包まれて育つ子供達のパワーは僕らの「春一番」になりました。そしてポカは花粉症に突入!


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