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附属小学校
  改定:07/11/22 21:28:24

小学校のカリキュラムは つぎのとおりです。
一学期●片頭痛(ズキズキするつらい頭痛)
二学期●緊張型頭痛 (頭の重くるしい頭痛)
三学期●群発頭痛 (毎日片目の辺りがひどく痛む)
修学旅行●頭痛の鑑別方法


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片頭痛

片頭痛の特徴をひとことでいうと
月数回、発作的に起こる、
とてもつらい 頭痛です。
ズキンズキンすることもしないこともあります。
しばしば吐き気を伴います
人によっては光が見えてから頭痛がおこります。

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片頭痛のプロフィル

  • 成人の1割弱(8%)が片頭痛もちです。
  • 女性に多い頭痛です(男性の4倍)。
  • 片頭痛は生理や排卵と関連して現れることが多いようです。そのかわり妊娠中は片頭痛がめっきりと減ります。
  • 思春期ごろから多くなり、60歳頃にはめっきりと減ります。
  • 片頭痛の最盛期は 30歳代です。
  • 片頭痛の1/4は子供のときからすでに始まっています。ほとんどが30歳までに発病しています。
  • 頻度は: 月に1〜2回、少なくて年数回、多いときで週に1回程度、繰り返し繰り返し起こります。
  • 起こり方は 夕立のように、発作的に起こります。
  • 片頭痛の経過を図示すると下図のようになります。
 
  • 片頭痛の持続は: 4〜72時間持続します
     
  • 頭痛の部位は: 頭の片側のこめかみから眼のあたりに起こります。
    • 片頭痛中はこめかみを抑えるポーズとなります(左図)。
    • ひどくなると 頭全体が痛みます。
    • 片頭痛という病名にもかかわらず4割のかたは頭の両側が痛みます。
    • 後頭部が痛む片頭痛もあります
  • 痛み方は: 
    • 脈打つように「ズキンズキン」あるいは「ガンガン」、「ドクンドクン」と痛みます。
    • 「頭の中に心臓があるようだ」といわれる方もおります。
    • 痛がひどくなると拍動感がなくなり、持続的な痛みとなります。
    • 片頭痛の半分のかたは、拍動感は感じない、といわれます。

     

  • 頭痛の程度は: 「日常生活がとても続けられない」ほどの強さです。
    仕事や家事が手につかず、できれば横になりたいと感じます。ひどいと寝込んでしまいます。
  • 「階段の昇降など日常的な動作により頭痛が増悪する」というのも片頭痛の重要な特徴です。
    • マッサージや入浴、運動は片頭痛を悪くさせます。

    • あとで述べる緊張型頭痛では、むしろ楽になります。 この点が片頭痛と緊張型頭痛の大きな違いになります。

  • 頭痛はしばしば吐き気や嘔吐を伴います。
  • 片頭痛の最中は光や音に過敏となります。
    • 光がまぶしくて仕方がなくなります。
    • まわりの音や声ががんがんと頭に響きます。
    • 臭いにも敏感になります。
    • 光や音の過敏のために、発作中は暗い静かな環境を好みます。
  • 光が見える前触れを「前兆」といいます。
  • 片頭痛を起こしやすい体質は遺伝します。
    • といっても片頭痛は遺伝病ではありません。
    • 父親よりも母親の方が影響が強いのが特徴です。
    • 母親が片頭痛ですと、子どもの半数に片頭痛があらわれます。
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片頭痛の診断基準

  • 「前兆のない片頭痛」の定義は、国際頭痛学会によって決められています。
  • それを やさしい言葉におきかえて 紹介しておきます。
  • A. いままでB〜Eを満たす頭痛が5回以上の発作があった
  • B. 頭痛発作が4〜72時間持続する
  • C. 次のうち、少なくとも2項目を満たす(すぎんずきんしなくとも、ほかの項目を満たしていればよい)
       1.片側の頭痛
       2.ずきんずきんする頭痛
       3.かなり強い頭痛(日常生活が妨げられる)
       4.階段の昇降など日常的な動作により頭痛が増悪する
  • D..発作中、次のうち1項目を満たす
        1.吐き気か嘔吐
        2.光過敏と音過敏
  • E. 二次性頭痛(「悪玉頭痛」)を否定できる
  • 「前兆を伴う片頭痛」の場合は閃輝暗点が2回以上あれば片頭痛と診断できることになっています
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●二つ以上あてはまったら、片頭痛かもしれません

  • 口脈にあわせて「ズッキン、ズッキン」と痛む。
  • 口痛みは頭の片側のときが多い。
  • 口強い痛みが数時間から3日程度続く。
  • 口仕事や日常生活に支障をきたす。
  • 口体を動かしたり、力んだりすると、痛みがひどくなる。
  • 口吐き気がしたり、吐いてしまうことがある。
  • 口音や光に敏感になり、周りがうるさかったり、まぶしい場所に出ると、痛みがひどくなる。
  • 口頭痛の直前に視野の周辺にチカチカしたまぶしいギザギザの線が現れる。
  • 口週末やストレスから解放されたとき、月経前後に痛むことが多い。
  • 出典:グラクソウエルカム社資料改変
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●片頭痛を見分けるためのポイント

  • これまで、片頭痛の特徴として、「片側性」や「ズキズキ(拍動感)」が強調されてきました。
  • 両側の頭痛や拍動感を伴わない頭痛は片頭痛でないと誤診されがちでした。
  • 最近では、下記の特徴が片頭痛を見分けるためにポイントと考えられるようになりました。
  • 反復性の頭痛
    • 月に何回か、ときどき起こる頭痛。毎日の頭痛ではない
    • 頭痛のないときは、ふつうの生活ができる
  • 日常生活や動作に影響がある頭痛
    • 仕事・勉学や家事などの日常生活に支障がある
    • 動くとガンガン響いてつらいので、休むか、横になりたい頭痛
  • 悪心・嘔吐
    • 今までに吐き気がしたり吐いたりしたことがある
    • 悪心・嘔吐がなくとも、強い光や音につらさを覚える
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●片頭痛のスクリーナー(片頭痛の簡易問診票)

  • 2005年に片頭痛をスクリーニングするための問診票(スクリーナー)が、日本の頭痛医療推進委員会により、開発・発表されました。
  • これは28施設の医師による多施設共同によるもので、307例の頭痛患者例の解析結果から編み出されたものです。
  • 片頭痛の簡易問診票は、過去3ヵ月にあった頭痛について、4つの質問に答えます。
  • 1. 歩行や階殿の昇降など 日常的な動作によって 頭痛がひどくなることや、あるいは
    動くより じっとしている方が 楽だったことは どれくらいあったか?
  • 2. 頭痛に伴って 吐き気がしたり 胃がムカムカすることが どのくらいあったか?
  • 3. 頭痛に伴って ふだん気にならない程度の光が まぶしく感じることが どれくらいあったか?
  • 4. 頭痛に伴って 臭いが嫌だと感じることが どれくらいあったか?
  • 1〜4の質問に□なかった、□まれ、 □ときどき、 □半分以上の4段階に分けて判定してください。
  • 1〜4の質問の2項目以上で「ときどき」あるいは「半分以上」と回答した場合を「陽性」と判定します。
  • 4項目中2項目以上陽性の場合は、片頭痛である確率は90%以上です。
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片頭痛 に前ぶれ(前兆や予兆)があります

●前兆

前兆の様子.gif (8995 バイト)

  • 片頭痛の約5分の1が「前兆のある片頭痛」です。
  • 前兆のない片頭痛を「前兆のない片頭痛」といいます。
  • 前兆のうち最も多いのが、「閃輝暗点」といわれるものです。
  • 「閃輝暗点」の例は図に示します。
    • たとえば新聞を見ていますと、
      視界にチカチカした光(「閃輝」といいます)が現れ、
      これが拡大していくにつれ、元のところは見えにくくなります(「暗点」といいます)。
  • 前兆は、普通20〜30分続きます。
  • 前兆が終わるころから頭痛が襲ってきます。

●予兆(前触れ)

  • 片頭痛の前に起る体調の変化です。
  • 予兆は頭痛のあらわれる信号、いわゆる「頭痛信号」です。
  • 片頭痛発作の数時間〜1日または2日前から発生します。
  • 症状は、けだるい感じ、考えがまとまらない、こり、光または音に対する過敏、はきけ、かすみ目、あくび、顔面蒼白などです。
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●前兆についてもう少し詳しくふれます

■ 片頭痛の前兆とはなにか?
片頭痛の前兆とは、片頭痛の直前か発作の間に起こる神経症状をいいます。
■ 前兆の種類
● 視覚:
最も多いタイプです。
盲点は、突然、両眼の似たような位置に現れます。
初めは小さく、数分間にわたって拡大します。
やがて視野の半分をふさぎます。
盲点はジグザグ〜キラキラする縁を持っています。
ほかに閃光のことも、幾何学的な模様のとこも、形容しがたい模様のこともあります。
● 感覚:
「ちくちく感」が顔、腕または脚に現れ、移動し、横断します。
やがてしびれ感となり、最高1時間持続します。
● 言語:
発語、作文、思考が困難となります。
■ 前兆は誰に現れるか
片頭痛患者に、稀に、時に、または しばしば あらわれます。
年配の片頭痛患者では、頭痛がない前兆もあります。
■ 持続と変化
前兆の持続時間はふつう10〜60分の範囲内です(多くは20〜30分)。
前兆は永年のうちに頻度やタイプが変化します。
■ いつ医師を受診するか
前兆はビックリするような症状であはありますが、現れては消え、後遺症を残しません。
しかし次の場合は受診をお勧めします。
 ・ 1時間以上前兆を経験する場合、
 ・  短い時間に前兆が繰り返す場合、
 ・ ホルモンの変化(例えばピルまたは妊娠と関連して)に伴い前兆が始まったか増大する場合、
 ・ 40歳以降に、初めて前兆経験した場合、
■ 治療オプション
前兆は 起こったら とめようがありません。
頭痛が始まった場合は、服薬により痛みを楽にすることはできます。
前兆の有無に関わらず 片頭痛が高頻度で日常生活に支障がある場合は 片頭痛予防薬で治療できます。
予防薬には、日本の場合、ば塩酸ロメリジン(ミグシス・テラナス)、インデラル、デパケンなどがあります。
ほかに、ワソラン、トリプタノール、ビタミンB2なども使われます。
 視覚前兆の一例。アーチ〜三日月形 の閃輝を伴う小さな暗点が現れる。
出典は 米国頭痛教育協議会http://www.achenet.orgの資料です。



片頭痛はなぜ起こるのですか

  • 片頭痛の仕組みとしてもっともナウイ説は「三叉神経血管説」です。
  • 三叉神経血管説 (下図参照)
    • 第1段階 何らかの「きっかけ」により、血管の周りの神経(三叉神経といいます)が刺激されます。
    • 第2段階 三叉神経の終末から痛み物質(P物質、CGRP)が血管に放出されます。
    • 第3段階 その結果、血管の拡張と炎症がおこり、頭痛が起こります
    • きっかけには つぎのようなものがあります。  
      • ストレスからの開放
      • 生理
      • 人ごみ
      • まぶしい光
      • ワイン
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片頭痛 の治療

  • 生活がおびやかされるようなひどい片頭痛持ちの方は、ぜひ受診していただきたいです。
  • そして正しい頭痛診断を受けてください。
  • 片頭痛と診断されれば、特効薬トリプタンを処方していただきます。
    • トリブタンは最盛期の片頭痛も完全に抑えるパワーを持っています。
    • これまで片頭痛に これだけ効く薬はありませんでした。
    • トリプタンはイミグラン、ゾーミッグ、レルパックス、マクサルトなどがあります(発売順)。
    • トリプタンは錠剤の他に、口腔内で溶ける製剤(ゾーミッグとマクサルト)、点鼻液・注射(イミグランのみ)もあります。
    • 吐き気がひどい場合は、トリプタンの注射や点鼻液が威力を発揮します。口腔錠も使えます。
  • 片頭痛があまりにもしつこく起こる場合は、頭痛を起こりにくくする片頭痛予防薬たとえば塩酸ロメリジン(ミグシスかテラナス)を処方してもらえます
    片頭痛が軽い場合(生活に影響ない)場合、吐き気がない場合は市販薬でもOKです。
    • 片頭痛は鎮痛薬を早めにのむのがコツです。
    • 頭痛が本格化してからでは鎮痛薬は効きません。
    • それどころか胃を悪くしてひどい目にあいます。
    • 市販の鎮痛薬は いろいろの成分が混ざったものと、単味のものがありますが、
      まず単味製剤(アセトアミノフェンなど)を試みていただきたいです。
  • 頭痛がつらいからと毎日のように鎮痛薬を飲むと、かえって頭痛がこじれてしまいます。
  • 月10回までの範囲であれば、迷わずすばやく鎮痛薬を飲む、それで収まりがつかなければ受診する」、
    これが頭痛治療の鉄則です。
  • 片頭痛は緊張から開放されてホッとしたとき、生理や空腹時に起こりやすい頭痛です。
  • 特定の食べ物と関係する片頭痛もあります(⇒ここをクリック)。
  • 片頭痛と関連するがあればそれを改善しましょう。
  • ▲top
  • 2007-06-10日の読売新聞に「片頭痛ひどく薬効かない」というQ/Aが掲載されました。
    ポイント「片頭痛とうまく付き合うには、まず正しい診断を受けた上で、発症のタイミングを的確にとらえ、早めにトリプタンを服用することです。
    お辞儀をするとズキンとするといったタイミングで服用を始めるのがよいでしょう。」
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●片頭痛のくわしい対策


●片頭痛特効薬「トリプタン」製剤について説明してください

  • トリプタンは片頭痛の特効薬です。
    • 片頭痛の発作に苦しむ方は、ぜひ医師と相談してみてください。
  • トリプタンは、極期の片頭痛にも効きます。これはいままでの薬にない特徴です。
    • これまでの頭痛薬(鎮痛薬、エルゴタミン製剤)は片頭痛の初期にしか効きませんでした。
    • 片頭痛が起こってから飲んでも効かないばかりか、胃をいためるのがおちでした。
  • トリプタン製剤はセロトニンの1B/1Dという受容体に選択的に作用することにより根本的な効果をあらわします。
    • トリプタンはセロトニンの1Bに作用して、拡張した血管を収縮させます。
    • トリプタンはセロトニンの1Dに作用して、血管の炎症を鎮めます。
  • リプタン製剤には4品目あります(2006年2月現在)。
    • スマトリプタン(商品名イミグラン)
    • ゾルミトリプタン(ゾーミッグ)
    • エレトリプタン(レルバックス)
    • リザトリプタン(マクサルト)
  • トリプタン製剤 にはつぎのような剤形があります
    • 錠剤 もっともスタンダード、2001年に登場
    • 口腔内速溶錠あるいは崩壊錠 いつでも、どこでも水なしで飲める ゾーミッグとマクサルト、2002年に登場
    • 点鼻液 吐き気があっても使える イミグランのみ、2003年から登場
    • 注射剤 もっとも即効的、もっとも良く効く。ただし受診しないと使えない 2000年から登場
  • 使用の際には 条件があります。
  • トリプタンについていろいろと知りたい方は⇒トリプタンについての素朴な質問集参照
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  • スマトリプタンを飲む方への注意
  • ゾルミトリプタンを飲む方への注意
  • エレトリプタンをのむ方への注意
  • リザトリプタンを飲む方への注意
  • ▲top

トリプタンはどのようにして片頭痛に効くのですか

  • 三叉神経血管説」により、トリプタンの効果がたくみに説明できます。
  • トリプタンは痛み物質の放出と血管の拡張を抑えて片頭痛をとります。
  • もう少しくわしく説明しますと
  • トリプタンは片頭痛の原因となっている頭の血管にあるセロトニン1Bという鍵穴に作用します。
  • その結果、拡張した血管をもとの状態に戻します。
  • 血管の周りの痛み物質を放出している神経の終末にはセロトニン1Dという鍵穴があります。
  • ここに作用して片頭痛の火付け役となっている「痛み物質」の放出をとめます。
  • 血管と神経に作用する結果、血管の拡張や炎症を取り除いて、根本から片頭痛を鎮めるのです。
  •  

     トリプタンの作用機序

    • 血管の周囲から「痛み物質」が、シャワーのように血管に降り注いで、血管の拡張と炎症が起こっている
    • シャワーには1Dという鍵穴がある。トリプタンはこの鍵穴に作用して、「痛み物質」の放出をとめる
    • 血管には1Bという鍵穴がある。トリプタンはこの鍵穴に作用して、血管を収縮させる
    • 血管と神経に作用する結果、血管は元の状態へ戻る
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片頭痛一口メモ


片頭痛と偏頭痛 は別の頭痛ですか

  • おなじ頭痛です。
  • 医学用語では「片頭痛」が正式の用語とされています。
  • 広辞苑には「偏頭痛」しか載っていません。それでワープロでは偏頭痛しかでてきません。
  • 片頭痛といっても頭の両側が痛む方は4割もいます。
  • 両側が痛いのに片頭痛というのはヘンですって?
    でも身体が大きくても「小錦」というお相撲さんがいましたね。

(小錦とにらめっこする少年)

  • 片頭痛の名前の由来の詳しい経緯は文学部に書かれています。
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肩こりと片頭痛 〜医師に伝えるポイント〜

  • 「頭痛持ち」の頭痛は、主に片頭痛と緊張型頭痛の2つですが、いずれも肩や首のこりを伴います
  • 片頭痛に肩こりは意外な組み合わせですが、実際片頭痛患者の75%に首のこりがあります
  • 片頭痛が起こる前に肩こりがひどくなってきて頭にきます。この場合は「肩こりからくる頭痛」と表現されがちです
  • このような訴え方をすると医師は「ハハアン緊張型頭痛かな」と思ってしまいます
  • 「頭の両側が痛みます」とか、「ドーンと重い頭痛です」というとますます緊張型頭痛と診断されがちです
  • 緊張型頭痛と診断されるとトリプタンという、片頭痛に有効な処方薬がもらえません
  • 動くとガンガン響いてつらくて仕事ができない、吐き気がするなど 片頭痛のポイントを医師にきちんと伝えましょう
  • ■医師に伝えるポイントを整理しておきましょう 頭痛の経過や症状をうまく伝えて!
    1. 頭痛の起こり方と頻度  (いつごろから頭痛が起こるようになったか、月に1、2回起こるか、毎日のように続くか、一回の頭痛が続く時間など)
    2. 日常生活への影響 (動くと頭痛が悪化する、普段どおりに家事や仕事ができなくなる、寝込んでしまう など)
    3. 頭痛以外の症状  (吐き気、光や音または匂いに過敏になる など)
    4. 痛み方  (頭のどの辺りが痛むか、脈打つような痛み、締めつけられるような痛みか、重い感じの痛みか など)
    5. 思い当たるきっかけ (ストレス、生理前後、不規則な睡眠 など)
  • 参考文献 GSK社 肩こりと頭痛ハンドブック 「肩こりからくる頭痛」
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頭痛の表現には注意しよう

  • 医師による問診では、患者さんから伝えられた情報を判断材料とします。
  • 自分の痛みを的確に表現することがとても大切です。
  • 「どのような痛みですか」ときかれて、「ズキン、ズキン」「ズキ、ズキ」などと表現すると
    医師は「緊張型頭痛」であっても「片頭痛」と判定してしまいます。
  • 脈と一致するズキズキなのか、単に頭痛が強いのかははっきりさせておきましょう。
  • 頭痛撲滅委員会(清水ちなみさん主宰)アンケートによりますと
    頭痛の痛みにはつぎのようなものがあるそうです。
    学長推薦の表現は、「でん、どん、でん、どん」です。
    • 「ズキン、ズキン」
    • 「ドクッドクッ」
    • 「ずっくんずっくん」
    • 「ぐわんぐわん」
    • 「ガツンガツン」
    • 「むぎゅ、むぎゅ」
    • 「でん、どん、でん、どん」
    • 「ズクズク」
    • 「小象のダンス」
    • 「頭に心臓があるようだ」
    • 「頭の中で工事している感じ」
    • 「脈打つっていう感じ。"アタシちゃんと脈打ってんだなあ"って」
    • 「ヘルメットをかぶった上からバシバシ叩かれているみたい」
    • 「脈と同じリズムで後頭部を中心にぐわんぐわん」
  • ある頭痛患者さんのメールより (01.03.26)。
    「私は片頭痛は「ズキズキ」ではなく「ン」が絶対必要だと思っております。
    緊張型でも頭がズキズキすると言いますが、
    片頭痛は「ズッキンズッキン」か「ズッキン!ズッキン!」の感じで一回一回切れた痛みです。
    ズキズキという表現は、私は「ちょっと違うなあ」と思っています。
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片頭痛の誘因

  • 人によって様々です。
  • ストレス、ホルモン、食物などが引き金になって片頭痛が起こります。
  • ストレスは、片頭痛の有力な誘因です。
    ストレス中は血管が緊張しているためか、頭痛が起りませんが、
    ストレスから開放されたときに血管も緩み、片頭痛が起こります。
  • 楽しい週末になると片頭痛が起り、楽しみにしていたことがフイになる方がいます。
    これを「週末頭痛」といいます。
  • 女性ホルモンは男性にくらべて片頭痛がより多くみられます(⇒女性と片頭痛
  • 飲食物ではチョコレート、ワイン(とくに赤)、チーズ(熟成)、柑橘類、ナッツなどが
    関係するといわれています。
  • しかし酒類を除くと 片頭痛と関係する人は それほど多いものではありません。
  • 血管を広げる薬(狭心症の薬など)は片頭痛を誘発します。
  • 空腹(低血糖)は 片頭痛の原因のひとつです。
  • 人ごみや騒音、まぶしい光など物理的刺激や悪い環境も片頭痛を誘発します。
  • 不眠も寝すぎも片頭痛のもとです。「週末頭痛」は寝すぎもその原因のひとつです。
  • カフェインの摂り過ぎは 頭痛のほかに「めまい」の原因にもなります。→片頭痛誘因

女性と片頭痛

  • 片頭痛は思春期を迎えるまでは、男女差がありません。
  • 思春期以後では女性の片頭痛は男性の4倍の頻度となります。
  • これは片頭痛に女性ホルモンが関係することを示しております。
  • 生理の前後はホルモンが急激に変化するために片頭痛が起ります。
  • そのために月経前後に片頭痛は起こりやすくなります。
  • これを月経時片頭痛といいます。
  • ホルモンが安定する妊娠中は片頭痛が起こりにくくなるので安心してください。

ダイエット頭痛

  • 空腹による低血糖は頭痛の有力な誘因となります。
  • 朝寝坊の頭痛は低血糖による可能性があります。
  • 休日にブランチ(朝食兼昼食)にすると、低血糖になり、頭痛が起こります。
    きちんと朝食をとることが大切です。
  • 朝、ぎりぎりまで寝て、朝ごはんも食べずに登校や出社・・・
    これは「頭痛を起こしてください」と頼んでいるようなものです。
  • 極端なダイエットも低血糖による頭痛の原因になります。
  • 偏ったダイエットを長期間続けると貧血となり、頭痛が頻繁に起きます。
  • ダイエットの基本はバランスのとれた食事を三食きちんととり、ウォーキングなど運動で
    カロリーを消費するのが正しい方法です。
  • 運動もしないで食事を取らずに痩せる・・・これは間違った考え方ですよ。
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片頭痛とならぶ日常頭痛の双璧です。
緊張型頭痛は、昔は(1988年まで)「筋収縮性頭痛」と呼ばれていました。
片頭痛がズキンズキンと脈動感があるのに対して
重苦しく、締め付けられる感じがする頭痛です。
よくいわれる 「頭重」は緊張型頭痛のことを指しています。

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緊張型頭痛のプロフィル

  • 頭痛の原因の7〜8割を占めます。
  • 日本では成人の22%、2200万人が悩んでいる頭痛です。
  • 年齢は:中高年に多い頭痛で、女性にも男性にもみられる頭痛です。
  • 頭痛の頻度は:さまざまです。月に数回程度から毎日とさまざまです。
  • 頭痛の起こり方・持続は:いつとはなしに始まり、だらだらと持続します
    (片頭痛は発作的です)。
  • 頭痛の部位は:後頭部から首筋にかけての頭痛です。頭全体、はちまき様のこともあります。
  • 肩コリ顎関節症を伴なうことが多い頭痛です。
  • 片頭痛とちがって、多くは、両側性に痛みます
  • 痛み方は:圧迫感、緊迫感、頭重感が特徴です。
    • 具体的には
    • 「鉢巻きをしているような」
    • 「帽子をかぶされているような」
    • 「頭に重石を載せられているような」
    • 日本では緊張型頭痛のことを「頭重(ずじゅう、ずおも)」といいます。
    • 拍動性(心拍に同期した痛み)は原則的には ありません。しかし軽いズキズキ感を伴うことはあります。
  • 頭痛の持続は:さまざまです。30分から7日間続いたり、下図のように連続して続くこともあります。
  • 片頭痛は「夕立」、緊張型頭痛は「梅雨空」のような頭痛といえます。
  • 頭痛の程度は:軽度〜中等度で日常生活への影響は軽度です。仕事は続けられます。
  • 頭痛に伴う症状は:
    • 目がつかれたり、体のだるさや、ふわふわしためまいを伴います。
    • 片頭痛の特徴である吐き気や嘔吐、音や光に対する過敏は原則としてありません。
  • 緊張型頭痛は、その起こり方から、「反復性」と「慢性」に分け られています。
    慢性緊張型頭痛は毎日、途切れることなく頭痛が続きます。
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緊張型頭痛はなぜ起こる

  • 緊張型頭痛とは孫悟空の金輪と同じです。
  • 三蔵法師が 悟空の頭に はめた緊箍(きんこ)という金輪は、
    法師が 呪文(じゅもん)を となえると、
    悪さをした悟空の頭を 強くしめつけて こらしめます。
  • 「箍と」は桶を締めるタガのことなのですね。
  • 私たちの場合、ストレスが三蔵法師、頭の周りの筋肉が緊箍に相当します。
  • ストレスにより「筋」箍が、頭を締め付ける結果、緊張型頭痛を起こすのです。
  • 緊張型頭痛はストレスが有力な原因となります。

緊張型頭痛の誘引

  • 精神的なストレスと、身体的なストレスの両方で起こります。
  • 緊張型頭痛は、筋肉や精神の緊張を うまく解消できない人に起こりやすいのです。
  • 「精神的なストレス」
    • ストレス、不安、抑うつなどが長期間続くと、「精神的なストレス」がたまります。
    • すると神経や筋肉の緊張が高まり、痛みに敏感となり、頭痛が起こります。
    • 頭痛は精神的過労のストッパー
  • 「身体的なストレス」
    • 姿勢の異常などによる筋肉へのストレスにより、
      頸や頭の回りを取り巻く筋肉が収縮して凝り固まる結果
      重圧感を生じます。
    • この種の頭痛は、1日中コンピュータに向かう人に多くみられます。
    • 1yubi.gif (957 バイト)テクノストレス
    • 悪い姿勢は 緊張型頭痛の 最大の原因のひとつです。
    • 首の骨に異常があったり、首の骨の悪い力−ブ、首の筋肉が弱くても 緊張型頭痛の原因となります。
    • 枕の高さにもご注意ください(高すぎるのはよくないとされています)。
  • 「その他の原因」
    • 鎮痛薬の乱用も緊張型頭痛の慢性化の重要な原因となります。
    • 顎関節症は緊張型頭痛と関係深いこともわかってきました。
    • NHK今日の健康Qブック2、慶應義塾大学和嶋浩一先生監修、NHK出版編
      「あごが痛い、口が開かない」をご参考ください
    • かみしめ、つば飲みの癖 ご用心〜医科歯科大学、小野繁教授の調査 朝日新聞 2002.7.8の記事より〜
      • ストレスや緊張が続くと、歯をかみしめたり、つばを飲み込んだりする癖がでます。
      • 4,5分に1回つばを飲み込むと、歯をかみしめたり、空気を飲み込んだりします(呑気症といいます)
      • そのために緊張型頭痛が起こるようになります。
      • 思い当たる方は、無用なつば飲みを止めるようにしましょう。
  • ▲top
  • ホグワーツ性頭痛〜ハリー・ポッターが “頭痛のタネ” に〜
    • 8歳〜10歳の小児が頭痛、頸痛、手首痛を訴えます。
    • 発熱、感染症、精神学的疾患はありません。
    • 共通点は、J.K.ローリングの「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を あお向け または うつ伏せ姿勢 で読んでいました。
    • 原因「1.4kg、870ページの本が原因の緊張性頭痛」です。
    • これを「ホグワーツ性頭痛」(Hogwarts Headache)といいます。
    • 対策としては休憩する、机や椅子に座って読む、眼の緊張を和らげるため適切な照明を用いるなどです。
    • 出典⇒http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20031107hj000hj


緊張型頭痛の対策と治療


緊張型頭痛一口メモ


頭の周りの筋肉の分布と筋肉が収縮する様子

  • 緊張型頭痛は、精神的緊張(ストレス)が誘因となります。
  • ストレスにより、頭蓋をとりまく筋肉が持続的に収縮します。
  • 筋肉はハチマキのように頭をぐるりととりかこんでいます。
  • 筋の収縮でハチマキで締められたような頭痛が起こるのはこのためです。

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緊張型頭痛のトライアングル

Triangle.gif (10634 バイト)
  • ストレスがあると、頭のまわりの筋肉が緊張します。
  • 筋が緊張しすぎると、筋肉の血の流れが悪くなり、老廃物がたまります。
  • 老廃物がたまると、コリの状態となり、痛みがおこるようになります。
  • これが緊張型頭痛なのです。
  • 頭が痛いとますます筋肉の血の流れが悪くなります
  • 頭痛があること自体が さらにストレスの原因となります。
  • こうなると いつまでも 頭痛が続く「悪循環」ができ上がります。
  • この緊張型頭痛の悪循環ができると、頭痛はだらだらと、いつまでも続きます。
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鶴と猪はどちらが頭痛になりやすい?

  • 答え:「鶴さん」です。
  • 解説
    • 重い頭を支えるのは首です。
    • ほっそりとした首(鶴首)は首の筋肉に負担が重く、
      緊張型頭痛になりやすいのです。
    • 鶴首。英語で"a long, slender neck"
    • 一方、朝日新聞の漫画「ののちゃん」のお母さんのような
      オバタリアン首(猪首)は、
      がっちりと頭を支えるので
      緊張型頭痛になりにくいのです。
    • 猪首。英語で"a bull neck"
  • 緊張型頭痛のひとはクビを鍛えるようにしましょうね。
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うつむき姿勢と高枕がどうしていけないか

  • 悪い姿勢、とくにうつむき姿勢と高過ぎる枕は 緊張型頭痛の大敵です。
  • その理屈を説明します。
suika_small.jpg (1874 バイト) ひとの頭は 意外と重く
約4kgもあります。
ちょうど重い西瓜1個分です。
正しい姿勢(上段左)に比べてうつむき姿勢(上段右)は筋放電(下段)が8倍にもなります。
この負担が緊張型頭痛を誘発するのです。
枕も同様です。
高い枕ですと図下左のように著しく筋放電を亢進させます。
図下右は低い枕の筋放電です。放電はほとんどありません。
枕は、できる限り低目が 緊張型頭痛の予防に よいのです。

 

  • (98.10.4放映「あるある大事典」をヒントに構成いたしました。)
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群発頭痛

群発頭痛は、頭の片方が痛むところが片頭痛と似ていますが、「似て非なる」頭痛です。
片頭痛は平均月2回の頭痛です。
群発頭痛は、頭痛がある期間、毎日のように、片目のあたりに起こるのです。
たまらない痛さです。しかし持続時間は1〜2時間と短いのが特徴です。
片頭痛が女性に多いのに対して、男性に多いのも特徴です。


群発頭痛とはどんな頭痛ですか

  • 頭痛が、いったん起こり始めると1〜2ヵ月間の間、連日のように群発するのが特徴です。
  • ちょうど「群発地震」のような起こり方です。
  • 20〜30歳代の男性に多いタイプの頭痛です
    • 片頭痛は女性に多い頭痛ですが、
      群発頭痛は「男性専科の頭痛」といえます(女性にもありますが)。
  • 群発期は年に1〜2回、あるいは2〜3年に1回にあらわれます。
  • その期間が過ぎれば、頭痛は起こりません。
  • 頭痛の頻度は:1日1回です(隔日〜1日8回の幅で起こります)。
  • 1回の頭痛は1時間程度で自然に治ります(15分〜3時間の幅で起こります)。
  • この図は群発頭痛の発作中の様子のシンボル絵です(拙著「頭痛は警告する」より」)。
  • 片方の眼、眼の上、こめかみのあたりの「えぐられるような」激しい頭痛です。
  • 頭痛の強さは:頭をかかえてころげまわるほどの強さです。
  • これは言葉のあやでなく、、患者さんはじっとしていられないのです。逆に片頭痛は身動きがとれません。
    • 「(頭痛が)ひどいときは頭をハンマーで叩き血だらけになった方もおります」。
  • 睡眠中に起こりやすい頭痛です。明け方の痛みで目をさますことが少なくありません。
  • 発作中、頭痛の側の眼が充血したり、涙が出たり、鼻が詰まったり、鼻汁が出たり、
    顔に汗をかいたり、まぶたがさがったり、脹れたりすることがあります。
  • 片頭痛と違って吐き気や嘔吐はあまりありません。
  • 頻度は毎年1万人に一人といわれております。
  • 片頭痛と同じように、「血管が拡張して痛む頭痛」と考えられています。
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群発頭痛の 対策と治療


群発頭痛一口メモ


群発頭痛と三叉神経痛のちがい

  • 群発頭痛と間違われやすいのは三叉神経痛です。
  • 群発頭痛も三叉神経痛も、突然に顔面に激痛が現われる点はよく似ています。
  • 痛みは片側だけである点も似ています。
  • 発作がないときには両方とも痛みはまったくありません。
  • 三叉神経痛は1秒〜2分間の激烈な痛みが発作的に襲います。
    • 群発頭痛は1〜2時間の痛みです(このように長く続く三叉神経痛はありません)。
  • 三叉神経痛はトリガーポイント(痛みの震源地)というものがあます。
    • そこを触ったり風があたると発作が起こります。
    • 群発頭痛にはトリガーポイントはありません。
  • 群発頭痛は眼の奥の痛みですが、三叉神経痛は顔の表面の痛みです。
  • 痛みをこらえるのに群発頭痛は頭をかきむしったり、ぶつけたりします。
    • 三叉神経痛はちょっとでも触れると激痛が走るので、医師にも触らせないほどです。
  • 三叉神経痛には群発頭痛のように目の症状(充血、涙目)が見られません。
  • 三叉神経痛は顔面の痛みを伝える三叉神経の痛みですが、群発頭痛は血管の痛みです。
  • 治療法も違います。
    • 群発頭痛は酸素吸入やイミグランの皮下注射が特効的です。
    • 三叉神経痛はカルバマゼピンという薬が有効です。
    • 三叉神経痛は三叉神経の根元で血管が圧迫しているための病気であるとされています。
    • 治りにくい三叉神経痛は三叉神経から血管をはずす手術(ジャネッタ手術)により治すことができます。
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群発頭痛NET



頭痛の鑑別方法

片頭痛と緊張型頭痛の区別する方法を紹介します。
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01mark.gif (1042 バイト)わたくしの頭痛は片頭痛 かしら

  • ★は片頭痛の特徴を示します。
  • カッコ内の[緊]は緊張型頭痛、[群]は群発頭痛の特徴です。
  • これを利用して片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛を区別してください。
  • ●のついている項目はとくに重要です。
  • 1.どこが痛みますか
    • ★片側、ときに両側
    • ([緊]は両側、[群]は片側の目の奥)
  • 2.どんな痛みですか
    • ★ズキンズキン(しないこともあります)
    • ([緊]は締めつけられる、圧迫される、[群]は突き刺す、えぐられる痛み)
  • 3.痛みの強さはどの程度ですか
    • ★●中等度〜かなり強い・日常生活に支障をきたす
    • ([緊]は比較的軽い〜中程度、[群]はきわめて強い)
  • 4.動作で頭痛はどうなりますか
    • ★●痛みが増す
    • ([緊]は変わらない、[群]は痛くてじっとしていられない)
  • 5.頭痛以外の症状について
    • ★●吐き気や嘔吐がする、光や音に 敏感になる
    • ([緊]は肩こりやめまい、[群]は涙が出る、目の充血、鼻水・鼻づまり)
  • 6.痛みの周期はどのようですか
    • ★一ヵ月に1、2回程度(年に数回のこともあります)
    • ([緊]は数日〜毎日 あるいは たまに、[群]は 1〜2ヵ月間に 集中して 毎日起こる (毎年くり返す)
  • なかには 片頭痛と緊張型頭痛の両方を、あわせもっている方も少なくありません。
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●そのほかヒントになる項目を示しておきます。

  • 朝痛いのは ・・・・・[片](血管が緩むから)
  • 夕方痛いのは・・・・[緊](疲労が貯まるから)
  • 頭痛のまえにチカチカとした光が見えるのは・・・・・[片](片頭痛の前兆)
  • 風呂に入るとひどくなるのは・・・・・[片]、楽になるのは・・・・・[緊]
  • アルコールでひどくなるのは・・・・・[片]、楽になるのは・・・・・[緊]
  • 前頭部が痛いのは・・・・・[片]、後頭部が痛いのは・・・・・[緊]
  • いつも肩こりがひどい場合は・・・・・ [緊]
  • 頭痛のまえにファファとしためまい感がするのは・・・・・[緊]
  • ご両親、母親も似たような頭痛で苦しんでいた場合は・・・・・[片]
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頭痛の点数診断法

  1. 下記の項目に該当すれば その点数を合計します。
  2. マイナスのついている項目は 得点から引きます。
  3. 合計点が10点以上ならば 間違いなくその頭痛です。
  4. 8点以上ならば その頭痛の可能性があります。
  • 「前兆のない片頭痛(ふつうの片頭痛)」

  1. 頭痛は ずきずきタイプ(拍動性)です。・・・・・・4点
  2. 頭痛は 片側から始まります。・・・・・・4点
  3. 嘔吐します。・・・・・・4点
  4. 吐き気は しばしばあります。・・・・・・2点
  5. 頭痛は 22歳以下で始まりました。・・・・・・2点
  6. 家族にも 同じような頭痛があります。・・・・・・2点
  7. 頭痛が 2週間以上持続します。・・・・・・−10点
  • 「前兆のある片頭痛」は上記に加えて

  1. 一側性の頭痛です。・・・・・・4点
  2. ぎらぎらしたものが見えて やがて目が見えなくなります。・・・・・・3点
  3. 眼症状は30分以内で消えます。・・・・・・3点
  • 緊張型頭痛

  1. 重圧感やバンドでしめつけられる感じがあります。・・・・・・4点
  2. 頭痛は 後ろ頭に起こります。・・・・・・4点
  3. 頭痛は ストレスや根つめ仕事の後で起こります。・・・・・・4点
  4. 局所を暖めたり マッサージすると楽になります。・・・・・・2点
  5. 頭痛は 休養したり 眠るとよくなります。・・・・・・2点
  6. 頭痛の持続は 1時間以内です。・・・・・・−10点
  7. 吐いたり 目が見えなくなったりします。・・・・・・−10点
  8. 手足に麻痺がきたり 言語障害が出現します。・・・・・・−10点
  • 群発頭痛

  1. 頭痛は 群発します(ある期間、毎日のように起こる)。・・・・・・4点
  2. 頭痛で 夜間、目を覚まします。・・・・・・4点
  3. 頭痛は 一側の眼のまわりから始まります。・・・・・・2点
  4. 頭痛は 2〜3時間以内です。・・・・・・2点
  5. 頭痛は とても激しいです。・・・・・・4点
  6. 一側の眼が 充血し、涙が出ます。あるいは鼻が詰ったり鼻水がでます。・・・・・・4点
  7. 頭の両側が痛み、あるいは 1回の頭痛が半日以上続きます。・・・・・・−10点

作田式問診診断

  • 各項目ごとに問診を行い、「はい」「いいえ」のいずれかに○を付けます。
  • 解答欄の数値を合計します。
  はい いいえ
頭痛の直前に光りがチカチカ見える 3 -1
頭痛のとき、いつも肩こりがある -3 0
頭の後ろ、ぼんのくぼに重い痛み(鈍痛)がおこる -3 1
頭の右あるいは左だけが痛くなる 2 -2
頭痛とともに吐くことが多い 2 -1
頭痛のあいだ、光がまぶしい 2 0
  • 数値合計が
  • 5以上・・・・・・・・・ 「片頭痛」
  • 3〜4・・・・・・・・    「片頭痛の疑い」
  • +2〜−2・・・・・   「精密検査が必要」
  • (脳腫瘍など危険な頭痛がここに入ります)
  • -3〜-4・・・・・・・   「緊張型頭痛の疑い」
  • -5以下・・・・・・・    「緊張型頭痛」
  • 以上の判定は、あくまでも参考です。念のため。
  • (原案:杏林大学神経内科教授 作田学先生)
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卒業試験

  • 33歳女性。20歳頃から、月に何回か、とてもつらい頭痛があって、動くとつらいので半日は横になります。
    まず肩こりがしてきて 頭の左側から全体に痛みが拡がります。
    ズキンズキンとすることもあれば、持続痛のこともあります。
    頭痛のひどいときには吐気もします。
    この頭痛はつぎのどれが考えられますか
    • a.二日酔いの頭痛
    • b.くも膜下出血
    • c.片頭痛
    • d.緊張型頭痛
    • e. 群発頭痛
  • 正解c
  • 解説
  • 片頭痛は、過去に同様の発作が(1)5回以上、(2)4〜72時間、(3)片側、拍動、中等度以上、動くとつらいの2項目、(4)悪心・嘔吐ないし光・音過敏の特徴を持つ頭痛です。
    脳腫瘍やカゼ、二日酔いのときにも片頭痛のような頭痛が出ますが、片頭痛は頭痛発作が反復性に現れることでそれと診断がつきます。
    設問の頭痛は片頭痛の特徴をすべて備えております。
    片頭痛で日常生活がおびやかされている方は、受診してトリプタンの処方をしてもらうとよいですね。
  • 正解の方は中学校

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