我が子を含む3人の子供を連れて実家から少し離れた新設公園に歩いて行きました。
行く途中には自分の記憶に有る近道(けもの道)を通り抜けようと子供の手を引きましたが、20年以上も前に通った道は面影を残しながらも全て
途絶えていました。
民家の間を通り抜けて線路に出る道、当時友人宅があった場所、いろんな遊具があった小さな公園・・・
新設された公園に着いて思い出したのは、「ここは雑木林だった所」。中学時代には部活動に励んだ会館、子供の相手に追われながらも周囲を見渡せばずいぶん変わった景色。
そんなことを知るはずも無い子供たちは「人のいない公園」で走り回り、砂場で山を造り、ブランコの取り合いでケンカをしている。
『そう言えばこの階段の上には野球場があったよのぅ』
暫く遊んだ新設公園を後にし、50段位の階段を登ると『まだあったんじゃ』
確かに昔の遊具がそのままの状態で残っていましたが、何かが違う。
そう、自分達が小学生でみんなで集まって野球をしていたあの狭い公園はこんなに雑草が生えてはいなかったはず・・・。
やはりここにも子供の姿は無く、同行した3人の子供だけが古い遊具で遊んでいる。
『確かこの壁に当たったら2塁打、この辺りを越えたらホームラン』
そんなことが頭の中によみがえり、現代の子供たちがいないこと、そして公園が雑草だらけになっていることに
寂しい思いをしました。
「ガタンガタン・・・」と芸備線が走る姿は昔と変わらないディーゼル。走って行く方向には昔は無かったマンションの姿。
この公園からの眺めもやはり15年以上前のこと。
自分の中にある思い出が着実に姿を変え、いつか消えてしまう。
何よりも寂びしい、人けの無い日曜日の
公園。