2004/11/30 updated
「殺させない!」バァンの危機を救ったのは、エスカフローネを庇って飛び出したメルルだった。双子の姉妹はメルルの姿に自分たちの子供時代を思いだし、興を削がれて飛び去った。
ナリアとエリヤは、竜撃隊の全滅以降、まともに戦えなくなったディランドゥの交代要員としてヴィワンに赴く。彼女らはフォルケンに見いだされ、彼に仕えることを至上の喜びとしていた。「安定しない」状態になったディランドゥは、魔導師の手によって本国へと送還された。
アレンの父レオンの日誌から、アスガルド大陸——竜神人の里として知られる幻の谷への道を読み解いたドライデンに導かれるまま、一行は海を渡る。途中、ドライデンは解読したレオンの日誌を読み聞かせるが、アレンの父が幻の谷で追い求めていたのは、ふしぎな少女の姿だった——。
家族を捨てた理由が女だったとは、と席を立つアレン。ひとみは彼を追い、父を許すことができないというアレンに、お父さんを許したいはず、と指摘する。自分の弱さを認めつつ、アレンはひとみに、君なら自分を許してくれるだろうか、と問うのだった。
そのころ、地球でひとみの家を訪れた天野とゆかりは、ひとみの母から古いアルバムを見せられる。浴衣を着た、ひとみにそっくりの少女。若い頃、夏祭りの晩にふしぎな体験をしたという、それはひとみの祖母の写真だった。彼女こそ、レオンが探していた少女だったのだ。
ようやくクルゼードはアスガルド大陸に着いたが、そこにはなにもない。そんなはずは、とドライデンが日誌を確認すると、肝心のページが破り取られているではないか。ザイバッハの浮遊要塞が迫っており、捕まるのは時間の問題と思われた。だが、バァンも、アレンも、そしてドライデンも、それぞれの理由で幻の谷へ行くことを望んでいた。
想いはかならずかなう、という祖母の言葉を思いだし、形見のペンダントを手に、ひとみは念じた——。
