2004/11/30 updated
エナジストがかがやき、空中にアトランティスの扉が開いた。クルゼードはその光のなかに吸い込まれ、これに迫っていたナリアとエリヤのガイメレフは弾き飛ばされてしまった。
緑に覆われた白い遺跡。かつてひとみがバァンを死の淵から呼び戻したときに見たのと同じ——これこそ、アトランティスの記憶。ひとみが読みといた石碑の文字で、想いの力でガイアを創ったのは竜神人だったことが明かされる。二度と同じ轍を踏まぬよう、かれらはその力を封印し、忌まわしい記憶の底に沈めたのだ。
そのころ、アレンとバァンはそれぞれのヴィジョンの中にいた。塵芥と化したファーネリアに立つバァンは、バルガスに、戦の業を背負えと諭されていた。ガイア界の未来を守るために、避けられぬ戦いならば、それを戦うのが彼のつとめ。バァンは、自分はもう戦いたくない、と真情を吐露する。
アレンは、パラスにある館で父と再会していた。母エンシアの死を知って涙を流すレオンに、なぜ泣く、と詰め寄るアレン。レオンは、自分はエンシアを愛していたのだと語る。家のために結婚したことにこだわり、その愛を認められなかっただけなのだと。若き日の出会いを確認するため、レオンは幻の谷を求めたが、ザイバッハに追われ、殺されてしまったのだ。
死の直前、レオンは出会ったときのままの少女と再会する。想いの力は時空を超えると確信したレオンは、少女にペンダントを託し、エンシアを想いながら息絶えた。自分に素直であれ、と言い残してレオンは消え、アレンはひとみの呼び声に我に返る。
バァンをも現実に呼び戻そうとしていたひとみは、しかし、ヴァリエに制止される。ひとみの不安な想いが、不幸な未来を呼びこんでいる、というのだ。同時に祖母の面影がひとみを訪れ、あなたの好きな人を信じてあげて、と励ます。
不安定になったアトランティスの門を突破したナリアとエリヤのガイメレフが幻の谷に侵入したとき、それに応えて姿をあらわしたのは、エスカフローネだった。
