2004/11/30 updated
戦いの業を背負うと決意したバァンは迷いを捨て、二機のテイリングはふたたび弾き飛ばされた。アスガルド大陸に戻った一行の前にヴァリエがあらわれ、ガイアの未来はあなたがたの想いが決めると告げる。エスカフローネのエナジストがかがやき、光の柱が立つと、バァン、アレン、ひとみの三人は姿を消した。
転移したのは、なんとザイバッハの中心部、ドルンカークの前だった。お前さえ殺せば、と剣を抜くバァンに、自分を殺してもなにも終わりはしない、と老人は冷静に指摘する。
彼こそ、レオンが幻の谷を探し求めているときに出会った旅人、アイザックだった。ひとみと同じく地球から来た彼は、物体が引き合う力、引力を研究する科学者だった。死の床に至るまで、彼は運命の力を探求しつづけていた。運命の秘密を知りたいと願うその強い想いが、彼をガイアに転生させたのだ。ザイバッハは貧しい国だった——彼は民に教え、導いた。運命をみずからの手で切り拓け、と。
あなたが来なければガイアは平和だった、とひとみは彼を責めるが、ドルンカークはそれも否定する。戦こそは人の業。完全なる幸運な運命を導くまで、それは止まらない。この戦は、そのために必要な犠牲なのだ。
破滅のヴィジョンを見て倒れたひとみが気がつくと、三人は牢に入れられていた。と、バァンが胸を押さえて倒れる。エスカフローネが分解されようとしているのだ。エスカフローネの痛みを感じるなら逆にバァンがそれを動かすこともできるはず。ひとみはバァンを励まして力を貸し、エスカフローネの遠隔操作に成功する。
エスカフローネを操るバァンが兵の足止めをし、ひとみとアレンは屋上へ向かう。ひとみのバァンへの信頼の深さにアレンはおどろく。屋上で合流した三人はエスカフローネで脱出をはかるが、ザイバッハの追手はすぐ背後に迫っていた。
そして、かれらの逃亡を観察していたドルンカークは、ひとみとバァンが接近することで、彼の理想の未来が揺らぐことを発見していた——。
