2004/12/7 updated
すり替えた占いの責任をとるため、ひとみはみずから進み出た。たちまちテイリングに捕えられるひとみを救おうとするバァン。そのとき日蝕は終わり、陽射しが戻ったとたん、ナリアとエリヤは苦痛にうめきはじめた。幸運強化の反作用が、彼女らをむしばんでいたのだ。
ひとみの確保もできなくなり、フォルケンに指示されるまま退却する二機。しかし、ナリア機は途中で失速、墜落してしまう。なんとか一命をとりとめたナリアは、全身を襲う苦痛に耐えながらも、ひとみを攫うため王宮に忍びこむ。
幸運強化兵には近づくこともできない、と対策に苦悩するアレンに、黒幕を討てばよい、とバァンは告げる。神崎ひとみを要求したあの声は、間違いようもない。今はザイバッハの軍師となった彼の兄、フォルケンのものだった。
首尾よくひとみを攫ったナリアは、脱出のため港を目指す。騒げば殺すと脅されながらも、ひとみはナリアとエリヤ姉妹の哀しい過去を幻視し、彼女を嫌いになれない。獣人への偏見から殺された両親。姉妹を救ったのは、フォルケンだった。だが彼のためとはいえ、身体をいじられ、その結果がこれなのか。
フォルケンは、幸運強化兵の退却を命じたことを、ドルンカークに責められていた。帰還したエリヤの再出撃を指示され、フォルケンは躊躇するが、エリヤは出撃を望み、港へ向かう。その途上、彼女はエスカフローネと交戦し、エスカフローネは墜落する寸前まで追い込まれる。みずからの言葉通り、黒幕を討つしかない——バァンは兄の居場所を透視し、ステルス化して潜んでいたヴィワンに乗り込む。
ザイバッハのやりかたはおかしい、自分とアストリアへ行こう、とひとみは説得するが、ナリアは聞かない。心が通じた証にみずからの名を教え、ひとみを放すと、姉妹はヴィワンへとって返す。兄弟の対決はヴィワンを炎の渦に包み、大爆発を引き起こした。姉妹は身をもってフォルケンを庇い、自分たちは彼と出会えて幸せだったと語って命を引き取る。姉妹の死など気にとめないようすのドルンカークに、ついにフォルケンは反駁した。「あなたは間違っている!」
