2004/11/30 updated

Escaflowne -lovers only- story of vision 23

■ Vision 23 の予感

 バァンが剣を捨てると竜は去った。しかし、ともにドルンカークと戦おうと手をさしのべたフォルケンの背にひろがる翼は、漆黒に染まっていた——。

 アストリアはフォルケンの亡命を受け入れた。ザイバッハへの危機感がようやく高まり、アストリアは周辺諸国と同盟を結び、ランパントでの会合を呼びかける。

 パラス郊外の避難所へ手伝いに行ったひとみは、バァンとフォルケンを仲直りさせようとするが、うまくいかない。そこへ、ひとみの姿を見とがめたアレンがあらわれ、ザイバッハに狙われている自分の立場をわきまえてくれとたのむ。

 城に戻ったひとみはフォルケンに、昼間のバァンとのやりとりを語る。せっかく揃った兄弟が和解に至らないのが、歯がゆい。自分が怖くないのかと問うフォルケンに、怖いけど、こちらが信じなければ相手にも信じてもらえないから、とひとみは答える。

 その夜、アレンはひとみに自分の秘密を告げる。シドは、亡きマレーネとアレンのあいだにできた子供だ。君は許してくれるだろうか、わたしを愛してくれるだろうか——出陣を前にしたアレンのプロポーズ。思い悩んだひとみはミラーナに相談する。そして、彼女がまだアレンへの想いを断ち切れていないことに気がつくのだった。一方、アレンからひとみに結婚を申し込んだことを告げられたバァンは、お前が守ってやれと口では言いつつ、ひとみを守るのは自分たという想いを捨てきれない。

 同盟軍の一員として向かったランパントで、アレンとバァンは炎上する港に立ちすくむことになる。エスカフローネでその場に飛びこんだバァンが見たのは、赤いガイメレフ——ついに復活なった、悪鬼のごとき敵、ディランドゥだった。激しい攻防のさなか、ディランドゥが精神に異常をきたし、光とともに消えてしまう。戦闘は一段落ついたものの、ランパントは壊滅状態だった。

 そして、バァンの戦いの一部始終を、ひとみはヴィジョンを通して見ていたのだった——。

カバー・タロット:獣のA
久々に、小アルカナからの一枚。「獣」のスートは地のエレメントをあらわし、一般的なタロットでいう「コイン(金貨、ペンタクル)」と照応しているものだと解釈できる。例によって、地に足のついた、現実的な、という意味合いの強いこのカードは、物語の展開から見て、ひとみの地球への帰還を望む心の動きを暗示していると読みとるのが素直な解釈だろう。
この曲が聴きたい!:青い瞳(作詩:岩里祐穂|作曲:菅野よう子|歌:坂本真綾)
高音の木管楽器(おそらくリコーダー?)とハープでアレンジされた素朴な「FANELIA」、弦楽器をメインにした、より厚みを増した編成で奏でられる「MEMORY OF FANELIA」のボーカル・バージョン。ひとみとバァン、アレンの感情のすれ違いを描くシーンで流れ、フォルケンとの会話につながる。歌詞を見れば、アレンへの微妙な乙女心を表現した曲ということになるだろう。「FANELIA」の方は、アレンがひとみに秘密を明かし、求婚するシーンで流れている。サウンドトラック第三巻『天空のエスカフローネ 3』で「青い瞳」のフルコーラスを聴くことができる。
視聴ガイドjacket
Broadband:【バンダイチャンネル】→「天空のエスカフローネ
DVD:『天空のエスカフローネ Vision 6』(ジャケット→)
DVD-BOX:『天空のエスカフローネ PERFECT VISION
VHS:『天空のエスカフローネ Vision 12
スタッフ
脚本:稲荷昭彦
絵コンテ:高本宣弘
演出:佐藤育郎
作画監督:竹内浩志

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