2004/11/30 updated

Escaflowne -lovers only- story of vision 26

■ Vision 26 永遠の

 バァンの哀しみを感じたひとみのペンダントが、ドルンカークの運命改変装置を最終的に起動させる。精神体となったドルンカークは、これこそ人の想いすべてをかなえる、絶対幸運圏の発動だとひとみに告げる。

 装置がはなった緑の光に覆われた戦場では、主力が壊滅状態となったザイバッハ軍が退却をはじめた。とたん、同盟は分裂。たがいに戦争後の覇権を賭けて、争いはじめる。

 人の想いをかなえる装置が実現したのは、さらなる争いだった。装置をとめてと叫ぶひとみに、動きはじめた運命改変装置は誰にも止められない、とドルンカークは告げる。争いが人の運命なら、戦って滅びるしかないのだ。

 戦場でバァンはディランドゥと遭遇した。ディランドゥはバァンに打ち負けるが、ジャジュカの挺身により救われる。もうセレナに戻っていいのです——ジャジュカの叫びに運命改変が揺らぎ、セレナとしての自分に戻るディランドゥ。ふたたび、とどめを刺そうとしたバァンの前に立ちふさがったのは、アレンだった。ディランドゥは我が妹、ディランドゥの罪は私の罪。受けて立とう、と剣をかざすシェラザードとエスカフローネの戦いがはじまる。

 ふたりの実力は伯仲した。なんと楽しそうな若者たち、とドルンカークは評する。セレナの叫びがアレンの動きを止め、ひとみもまたバァンの腕を押さえるが、バァンはひとみのために戦っているのだと言い張って、譲らない。すれ違う想いに苛立つひとみのもとに、フォルケンのヴィジョンが訪れ、バァンを信じてやってくれ、と告げる。

 ひとみは我に返り、バァンを束縛しようとするのをやめる。その信頼がバァンに伝わり、彼も戦いをやめた。抱き合うアレンとセレナに見送られ、バァンはひとみのもとへ飛ぶ。ふたりの想いは、アトランティス・マシンの動きをとめ、戦を終わらせた。

 こうして、ガイアには平和が戻った。そして、ひとみは——。

カバー・タロット:恋人
もはや解釈がどうの、象徴がこうの、暗示がなんだと理屈をこねるのは野暮というもの。想いが通じ合った恋人たちそのものを示すカード。
この曲が聴きたい!:THE STORY OF ESCAFLOWNE(作曲:菅野よう子)
jacket-lovers onlyラスト・シーンが流れたあとの茫然とした感覚を、どう表現すべきか。放映時、毎週同じ曜日、同じ時刻にテレビの前に座り、これほど見るのを楽しみにした番組はほかになかった。その終わりを締めくくるにふさわしい音楽だったと思う。今までに聴いた覚えのなかった、この最後の曲が収録されるであろうCDの発売を待った、あのころ。菅野よう子氏によって作曲された、多くの追加楽曲の内でも白眉と呼ぶべきであろうこの曲は、サウンドトラック・ベスト盤『天空のエスカフローネ lovers only』にのみ収録されている。
視聴ガイドjacket
Broadband:【バンダイチャンネル】→「天空のエスカフローネ
DVD:『天空のエスカフローネ Vision 7』(ジャケット→)
DVD-BOX:『天空のエスカフローネ PERFECT VISION
VHS:『天空のエスカフローネ Vision 13
スタッフ
脚本:山口亮太
絵コンテ:赤根和樹
演出:武井良幸
作画監督:逢坂浩司

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