いやはや。ホントに地上波の威力ってスゴイですね(^^ゞ
ハイライトとはいえ、放送時間2時間という枠をめいっぱい使って編集してあったので、思ったよりも違和感のない繋げ方かな、と思いましたが、できれば3幕前半のホセとエスカミーリョの決闘シーンも入れて欲しかった!というのが、正直な感想(^^;
まあ、つけたしのような部分とはいえ、あるのとないのだと、あの直後…ミカエラがホセを迎えに来て一騒動 ⇒ 「俺は一旦立ち去るが、また来るぞ」のくだりに、今ひとつ説得力がないような気もしました。
ちなみに、12月6日(5回目)と9日(最終日)の両日の上演を編集しての放送でしたが、はっきりわかったのは、(昨日の映像では「全4幕」と書いてありましたが、あの上演は3幕版なので、これは放送局側の間違いかな?)3幕後半の、エスカミーリョとカルメンのデュエット〜ホセとカルメンのフィナーレの部分。
この部分は、9日の上演の分で、間違いないと思います。
あとは、多分…(100%の確信は持てないですけど、80% ⇒ 50%^^;くらいの自信...)
1幕のハバネラ〜セギディーリア、この辺りは6日(5回目)
2幕のトレアドールは、9日(最終日…ジャンプの着地、ミスッてなかったから^^;;;)⇒ ごめんなさい!改めて録画を見返してみたら、どっちだかわかんなくなってしまいました(^^ゞ
です。
で、もう、こうして記録に残った以上、余計な詮索はするまい、どっちだっていいわぁ…という気になりました。記憶の中の聴覚は、あてにならないですね。⇒正解:6日(本人談)
改めて見返してみると、感慨も新たに…という感じかな^^;
何しろ6回全てに通った公演、セットだって、衣装だって見慣れたものですが、それでもTVカメラを通して、自分の目線以外のところから見るのは、面白いです。
いえ、何度も通ったからこそ…という思い入れがあるのはもう、仕方がないですね。
以下、適当に割り引きながら読んで頂ければ、嬉しいです。
:改めて気がついたことなど:
・地デジ鮮明画面で観ると、衣装がゴージャスに見えます(笑)
モンティエル・カルメンが2幕で着ていた、白い麻っぽいドレスがとても好きだったのですが、良く見ると裾の辺りに刺繍も入っていたんですね。これは、舞台を見ていたときには気がつきませんでした。
・彼女の「女」としての自分の気持ちに正直に生きているだけなの…という役作りには、やっぱりTV画面で観ても引き込まれました。確かに歌だけ聞いていると、少し食い足りない箇所があるのは事実です。
でも、こういう女らしく官能的なカルメン、知的で抑制が効いているけど熱くって、やっぱりとても好きです。
この人で観られて、本当に良かったと思っています。すっかりファンになってしまいました。
特にフィナーレのホセとの別れの場面、「もう何も言わないで…黙ってあのひとの所へ行かせて頂戴」と、まるで懇願するかのようなシーン。目頭が熱くなりました。
モンティエル・カルメンの考察は★こちら★4回目の公演メモ♪
・ところどころ一緒に放送を観た、旦那様的には、トドロヴィッチ・ホセが気に入ったとのこと。
(ホセという「役」をよく理解しているんだろうなぁ…って感じの演技がGoodだと。日本人男性としては、到底理解できない世界みたいですけど^^;)
私も彼の「単細胞系マッチョで、微妙に空気が読めない感じの役作り」はとても気に入っていたので、嬉しかったです(笑)
TVで見ると、微妙にむさくるしい気がしなくもなかったんですけど、でもこの役って、そういう役…とも言えるわけですし(^^;
うーん、やっぱり決闘の場面も見たかったわ(笑)
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・地デジの鮮明な映像で観ると、ヴィノグラドフ・エスカミーリョの左の頬の「昔、ニキビつぶしたデショ?!」的な跡がはっきり見えて、あちゃ(^^;…と思いましたf(^^ゞ
意識的に見ると、まあ気になるかな?とは思いますけど、通常は舞台で、遠目で観てるわけですから…(^^)
…あ、こういうのを「アバタモエクボ」って言うのねf(^^;
・で、ヴィノグラドフを久々に見聞きしたわが旦那様、トレアドールを聴くなり開口一番;
「声は同じだけど、顔が違うじゃねぇか?」
「…あのね、あなたが彼を最後に至近距離で観たのは、2年前のベルリンでのピーメンと、ダーラントでしょっ」
「あ、そうか」
…メイクで結構化ける顔なのよねf(^^;
お歌に関しては…
「相変らず抑制的、よくコントロールされた歌い方で、端正だな…こういう役にはあんまり似合わないと思ってたけど、でも悪くないんじゃない?」だそうです。
はは、さすがに何度も追っかけに引き回しただけのことはあって、彼の特徴をよく掴んでいるというか。聞けば、すぐわかる声だそうです^^;
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で、私ですか?
うーん、そりゃもう、何しろ彼が目当てで6回全てに足を運んだ公演が、こうしてTV放送されて、それなりに反響もいいようですし、とても嬉しく思ってます。
今回の公演、放送を含めて、ブログやミクシイの日記をざーっと検索してみましたが
「超イケメン」「カッコいい!」「スマート」「顔に似合わない低い声」
という、何気にこそばゆいような感想もあれば
「小柄で線が細く、存在感が薄い」「灰汁不足」「もっと俺様的に…」
という感想もあり…で、私としては、どちらの感想も、納得できます。
エスカミーリョに何を求めるか…ということでも、歌い手、聴き手、双方の解釈も違ってくると思います。
もともとそんなに深みのある役ではないですし、嘗ては「こんな薄っぺらい紙のような男の役は、知的な彼に絶対に似合うはずがない、いくら愛しい彼が歌ったところで、絶対に堕ちるはずはないと、頑なに拒んでいた私ですから(^^;
初めて彼のエスカミーリョを聴いたのは、2年前の夏のベルリンでの公演のネットラジオ放送。よりによってこの時の公演は、ラジオ放送はおろか、アチラでは同時TV中継まであって、はからずも「記念すべき映像で初めて見る彼」(映像は後から入手しました)にまで、なったんですから^^;
ラジオ放送で…絶対にヤダ!と言っていたのに、トレアドールひとつ聴いただけで、完璧にノックアウト。
そして、今ではこの役の中で、最も好きなカルメンとのデュエット。ベルリンでの録音を、何度繰返して聴いたことかしら。
新国での上演中も、今回の放送でも、一番私の身体に響いてきた箇所です。目頭を熱くするような場面ではないのに、気分と体調によっては泣けてしまうという…
そもそも、セックスアピールの象徴のような役で、「トレアドール」自体も、かなりそういう側面の強い歌だと思います。それは、歌詞にも旋律にも現れていて…
だからこそ、過度に歌い崩したり、やたら猛々しくせずに、抑制を効かせながら歌うことによって、歌の持つリズムと旋律から「ソレ」がはっきりと聞かせる彼の歌い方(と、私にとっては、彼の声質そのものが「ソレ」に値するので)は、私にとってはまさに「耳からウロコ」で…完璧にヤラれました。
あの時の放送を聴いていなかったら、6回全部は通ってなかったかもしれませんね(^^ゞ
彼自身はこの役に対して
「見せ場が少ないし、あんまり好きな役ではないけど、《トレアドール》はテクニックを磨く為には重要だし、ただ単にマッチョで、猛々しいだけの闘牛士ではなく、エレガントに振る舞うように演じている。彼はスターだからね」
と話してくれましたが、今年はこの先、4月に故郷モスクワのボリショイ劇場(デビューした劇場への「里帰り」なので、とても楽しみにしているそうです^^)11月にはワシントン・ナショナル・オペラでも歌う予定。
6回も実演聴いて、幸運なことに手元に上演の記録が2つもある役なんだから、もうお腹いっぱいかな…と思う反面、端正でエレガントな闘牛士を、もう一度観たいな…という気持ちも、捨てがたいと思っていたりf(^^;