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『冷静編』も宜しければお読みになって下さいませ。
<演出について 補足>
演出はA.エファーディングということでしたが、私が唯一観たことのある映像・'83バイエルンの映像とは違う演出でした。この劇場は'97にこの演目の来日公演を行っていますので(未見ですーー;)もしかしたら、その時の演出と同一かもしれない・・と思っていたら、貴重な情報を2点頂きました。
この場をお借りして、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
1:『小さな音楽家』管理人のお一人・オデュッセウスさんが、この'97来日公演(会場は東京文化会館)を実際にご覧になられていたとのことです。
カッコ内はオデュッセウスさんのコメントを引用させて頂いてます。
【来日公演ですので、多少演出や舞台装置が異なることもあるでしょうが、基本的には同じでしょう。同じようにオケピットの中やピット客席よりの小舞台を使ってました。オデュッセウスの目の前でしたよ。
歌手陣は恐らく共通しているのはトレケルのみです。タミーノにヴォットリヒ(昨年のパルジファル@バイロイト)、パミーナにキーベルク(?)(1994〜98ジークリンデ@バイロイト)、ザラストロがトムリンソンという豪華キャストでした。バレンボイムが指揮しない平日公演には、ペーター・シュライアーがタミーノで出演していました。なかなか豪華ですよね。】
この時オデュッセウスさんは、本当はあまり観劇に乗り気ではなかったそうですが【結果は……、いやぁ〜、素晴らしかったですねぇ〜。感想はヴァランシエンヌ様とほとんど同じです。演出の素晴らしさ、指揮者とオケの見事な演奏、若い歌手陣の見事なパフォーマンスに、あっという間の3時間(?)でした。】
だったとのことです(^o^)丿うっらやまし〜〜ですね!^^
2:『ある歌手の半生と意見』管理人のえうりでぃちぇさんからは、オデュッセウスさんがご覧になられた来日公演のテレビ放送の情報をお寄せ下さいました。えうりでぃちぇさんの感想もこちらから読むことができます。→私自身もこの映像で確かめてみたところ、ほぼ同じということが判明しました^^
ということで、この時のプロダクションと同一です。真相究明にご協力下さった方々、ありがとうございましたm(__)m
モーツァルトのオペラで、一番最初に手をつけたのがこの作品。
当初はかなりハマったのですが、その後『フィガロ』や『コジ』に手をつけたら、そっちの方が面白くなってしまって、この作品は暫くの間、バイバイしておりました(^_^;)
前回の
ベルリン国立歌劇場体験が、あまりにも強烈で、今後ベルリンに行く時には、この劇場を外すわけにはいかないわよね^^との思いに至り、今回の旅行の日程と照らし合わせた結果、時期的に『魔笛』しかやってなかったので、選択の余地がないまま、仕方ないなぁ・・と思いつつチケットを入手しました。キャストすら、ろくに確認していなかったのです^^;
しかーし、序曲が鳴り始めた途端、
ムム、こ、これは・・ああ、そうよ、この機能的なオケ、この小さなオペラハウスならではのダイレクトな響き。
やっぱり、ここでオペラが見れるって、凄く幸せ!と、すっかり浸りきってしまいました^^;
ちなみに舞台には、オケピットの前をぐるりと囲む回廊がついており(この劇場での
『コジ・ファン・トゥッテ』の映像で、この回廊の様子は窺い知ることが出来ます)動きによっては、歌手がココまで出てきて歌ったり、時にはオケ奏者も芝居にからみました。
こういう工夫が心憎いですね^^!
<歌手陣について>
タミーノ役のStephan Ruegamer氏は、後でお名前を確認したら以前、私の初めての実演オペラである、2001年のドレスデンでの『マイスタージンガー』でダーヴィットを歌ってた方でした。
その時の印象は『今風のダーヴィット!』という感じだったのですが、えーと、その・・少し頭髪が後退なさっておりましたが(^_^;)ドイツ系のかただと思いますが、J.カレーラス風な風貌で、見た目もGood。
お歌の方は、私は役の雰囲気にも合っていて『いいじゃーん^^』と思っていたのですが・・
誰かさんは何となく不満そうでした(^_^;)
3人の侍女たちのアンサンブルもしっかりとまとまっておりました。特に第一の侍女は、とても美しい方で『この人はパミーナを歌わないのかしら??』とその時は思ったんですけどね。
タミーノの『何と美しい絵姿』のアリアで、回廊にすーーーっと、一人の美女が登場。ン?まさかこの美女がパミーナ?だったら嬉しいけど・・
もしダミーだったら、どうしようかしらぁーー;と瞬間的に思う辺りが、ミーハー的ですね^^;
おっと〜〜忘れておりました(^_^;)この作品の人気者・パパゲーノ君を。
パパゲーノは、2004年新国立劇場での『神々の黄昏』で
イケメン・グンターとして話題をさらい、日本のファンにもおなじみのローマン・トレーケル氏。
新国で話題になった後、気になってこの劇場での
『コジ・ファン・トゥッテ』(ドン・アルフォンゾ役)『フィガロの結婚』(伯爵役)チューリッヒでの『タンホイザー』(ヴォルフラム役)の映像で追っかけしてたのですが、ちょっと映像では真価が掴みにくいというか、演技は巧いし、歌心もあるんですけど、何かハマりきれないもどかしさを感じていたのですね。
思いがけず彼の実演に接することができたのですが、随所に『舞台役者ダマシイ?!』を感じました(^^)v
その1・おクチに鍵をかけられたしまったパパゲーノ、5重唱では、床に這いつくばって^^;オケ奏者に鍵を外してもらってました(^_^;)
その2・一幕終盤で、ザラストロの神殿に無理やり?!連れて行かれたパパゲーノ。
壁をよじ登って、バルコニー席へ逃げ込もうとしました(^_^;)
その3・晴れてめでたくパパゲーナとめぐり合えたパパゲーノ。しっかりと抱き合ってあつ〜いKISSを交わしておりました(#^.^#)
(この場面では、小さなパパゲーノとパパゲーナが沢山出てきたのですが、これも普通に舞台袖から出てくるだけではなく、オケボックスから出てきたり・・などの工夫があり、楽しい場面でした^^)
モノスタトスとパミーナ(先述の美女がパミーナでした^^;よかったぁ〜〜^^)の2ヶ所の絡みのところも、音楽的にも充実してましたし、どちらの演技も細かくてよかったです。
それにしても、モノスタトスの部下達?はバレエダンサーだったと思うのですが、この人たちが、タミーノの笛に合わせて踊る場面では、
この人たちも大変よね・・(^_^;)と、何となく同情心も湧いたりして^^;
そういえばこの作品にはやたらと
動物の被り物が出てきますけど、こういう人たちがいるからこそ、楽しい舞台になるわけですよね。改めて感謝しなくちゃだわ〜〜と、神妙になったりして・・
そうそう、パミーナは Katherina Mueller(カタリーナ・ミュラー)という若い方で・・素敵な知的美人という雰囲気+清澄できれいな声で、とても素敵なパミーナでしたよ(*^_^*)
そ・し・て、ザラストロ登場の場面ですが・・
どこからともなく声が聴こえてきます。一声聴いて、ものすご〜〜〜く美声。この時点で『あれ?!
ルネ・パーペじゃないの??』(←上演前にキャストを確認してなかったので、パーペが歌うものだと・・^^;)と一瞬混乱したのち、左側のバルコニー席から声の主がすぅっと現れたのですが
め、めちゃくちゃ素敵・・
もう目も耳も釘付け状態になりました(#^.^#)
そして迎える一幕のフィナーレ部分も、きらめくオケ+美しい容姿を兼ね備えた歌手達+厳かさを携えた舞台で、夢のようなフィナーレでした(#^.^#)
まるでギリシャ彫刻みたい!彫の深い横顔で、柔らかな明るい美声で、しかも低音が充実してて・・その上若いっ^^
誰?!このイケメン・ザラストロはっ?!と休憩に入ったらすぐにお名前を確認。
さてさて、このイケメン・ザラストロさんの正体ですが、Alexander Vinogradov(アレクサンドル・ヴィノグラドフ)というロシア系のようなお名前の方です。さすがに誰かさんも感激したらしく『あれは誰なんだ?!』と珍しく興奮気味でした。
あの(あまり面白いとは思えないーー;)『おお、イシスとオシリスの神よ』も美しい舞台姿と美しい声で聴かせてくれましたね〜〜
圧巻?!はパミーナと寄り添いながらの『この聖なる神殿では』(ってアリア名でいいのかな?)
美男美女が寄り添いながら(まるで恋人同士のように)歌う姿は、目も耳も楽しませてくれました(#^.^#)
しかもこの場面は、上述した回廊で、ほぼ私の目の前で歌っていたのですが、
わ、わたしの目の前にっ
ってな感じで、完全に有頂天気分♪
それから、この公演で第一の武士を歌ったのはライナー・ゴルトベルク。ワーグナーファンの方でしたら、お名前は知っていらっしゃるかと思います。
世代的にはペーター・ホフマンやルネ・コロと同じくらいでしょうか?'70年代〜'80年代にかけて、旧東ドイツのワーグナー上演には欠かせなかったヘルデンテノールです。バイロイトでも歌ってたそうですね。
38年間の歌手生活で、23年間この劇場のアンサンブルとして活躍したとのことですが、この日が彼の引退公演で、舞台終了後に簡単なセレモニーがありました。
『ローエングリン』の名乗りの歌とか、何かワーグナーからひとつ歌ってくれないかな〜〜と、淡い期待を抱いていたのですが・・マイクを向けられたのですが、挨拶では言葉に詰まってしまっていて、感慨深そうでした(ToT)ちょっとジーンとしたりして・・
こういうのも、非常にアットホームな雰囲気が感じられて良かったです。
・・・と思っていたのですが、2005年3月の時点で、まだ彼は舞台に立っているようです(^_^;)(『エレクトラ』のエギスト役)
では、あのセレモニーは一体何だったのかしら???私の手元のパンフレットにも、それらしきことが書いてあるんですが・・
ベルリン国立歌劇場とはいえ、スタンダード・オペラの代名詞である『魔笛』はもしかしたら義務的な演奏かもしれないーー;と、ちょっぴり不安もなきにしもあらず・・といった気持ちで劇場へ足を運んだのですが、躍動感いっぱいの若い歌手達を中心に、生命力の感じられる上演を提供してくれました。
再び素晴らしい上演に巡り合えて、幸せ気分をかみしめつつ帰路につきました(#^.^#)
やっぱり、私にとっては
ここが世界一の劇場であることを、再認識させてくれた一夜でしたぁ^^
この実演、映像になるってことは多分ないと思うけど、現代的で素晴らしいハイレベルの演奏+全員が美男美女だった『魔笛』ですもの。本当に切り取って持って帰りたい!と思いました(#^.^#)それくらい素晴らしい演奏でした。
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