三鷹で暮らすようになってほぼ一年が経とうとしていた頃、彼は突然現れた
…もっとも“彼”であると判るまでには多少の歳月を要したけれど…
ベランダにおいてある多肉植物への潅水用の水ばかり飲んでいる彼
…エサを与えないので、必然的に水を飲むしかないのだけれど…
そのうち彼女を連れてきたり、怪我をしてたり、ライバルの出現があったり、紆余曲折を経ながら
朝は起きた頃に、夜には帰ってきた姿を見かけるや否や、ベランダにやってくるようになった
水ばかり飲んでいるので“ウォーター”にしようかな?と思ったけど、キンクスの名曲(ウォルター
を覚えているかい?)に因んで“ウォルター”と命名した。
…彼女を連れてきた時は、同じくキンクスの名曲(ウォータールー・サンセット)に因んで
“テリー&ジュリー”なんて呼んでみたけど、ジュリーは最後まで懐かなかったので
結局テリーばかり残ってしまい、結局“テリー”じゃなくてウォルターに落ち着いた
猫を見ているのは楽しい。時間を忘れて、ダラダラしている猫と一緒に寝入ってしまったり
ベランダで見かける彼の姿は、恐らく彼の日常のほんの小さな一面にしか過ぎないのだとしても
ボソっとやって来ては転寝ばかりしているあの姿には、とても気持ちが和んだ
丁度一年でお別れとなってしまったけれど、残されるより残す方が辛かったりもする
たくさん撮ったウォルターの写真のなかから、よく撮れていて思い出深い写真を選んでみました
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