|
この企画を知ったのはいつだったか・・確か紅白の頃だったと思うのですよ。はっきり言って無謀だ!と思いました。平日の夜に東京ドームでコンサートをやったところで、いったいどれくらいの人が集まるのだろうか?しかも3月8日と言えば、中野サンプラザでの「スペシャルコンサート」のわずか3日後です。熱烈なファンである友人も同じような危惧を抱いていましたし、私はファンレターに「余りに無謀なのでどうかドームコンサートという暴挙は止めて下さい!松平さんがここまで築き上げてきた輝かしい経歴に傷がついてしまいます」・・と書いてしまおうか、と本気で悩んだくらいです(-_-)。 ファンのみならず、この辺りは松平さんにも逡巡の様子が見えなくもありませんでした。昨日放映されたテレ朝系「スーパーJチャンネル」で、富川アナから観客動員数が2万人越えた事を聞かされた時の、松平さんのホッとした笑顔がそれを物語っていたような気がします。 とは言え・・・この企画を発案した日刊スポーツの方の目に狂いは無かったようですね。フタを開けてみれば・・老若男女・・色とりどりに思い思いの扮装をした方々が次々に集まって来るではありませんか!そこで私はようやく合点が行ったのでした。これは「コンサート」ではなく「観客withマツケン参加のカーニバル」なのだと。 ちょうど一週間前に「バックダンサーコンテスト」の様子がワイドショーで大々的に“好意的”に取り上げられた事、その中で一人堂々とマツケンを演じきったカワイイ坊やの様子が注目された事も効を奏したのでしょうか?あるいは「マツケンサンバU」ブームが海外メディアに取り上げられている事が、伝わってきた事も大きいでしょう。 結局のところあのリズムを聞くとみんな踊りたくなるんですよね。それもマツケンと同じ場で一緒に踊れたらどんなに楽しいだろう!―東京ドームコンサートの成功の理由はその人間の心理のかゆいところに手を差し伸べた−その一言に尽きるのでしょう。 それにしても電車の“吊り広告”にあったドームコンサートの宣伝。「スペシャルゲストが決定!−当日参加された方にだけのお楽しみ」、いわゆる(松平さんも予告していた)サプライズゲストですが、それが誰なのか−それが友人との最近の話題でした。『義経』もある事だし、もしかしてタッキー? 義経での凛々しいお姿に最近すっかり目を奪われている私は(^^;)、そこにしか考えがゆきません(笑)。いや、タッキーは撮影で忙しいから(事実、当日タッキーはスタパで『義経』収録に参加していた)、郎党かな・・・。まさか「カツケン」繋がりで・・香取くん?アハハっ・・・あの天下のSMAPだよ。タッキーだってあり得ないのに、カツケンが来るわけないじゃん!と友人は冷静かつ笑い転げながら言います(笑)。「でもニッカンが言うんだよ。サプライズだよ。サプライズじゃなきゃ、それこそ“釣り広告”で大笑いだよ」。 ********************************************************************************** さて、マツケンサンバカーニバルですが、やはりお祭りだけあって、観客が視覚的に楽しめるよう、随所に様々な工夫がなされていました。 バックダンサーコンテストで惜しくも入賞を果たせなかった子供を含めたグループ4組が前座を務め、あのカワイイ坊やも一生懸命、ワンコーラスを踊りきり観客から拍手喝采を浴びていました(^o^)。オープニングアウトの“浅草サンバチーム隊”はこれぞ本家本元のサンバの踊り!という素晴らしいノリを見せて下さり会場は否が応でも盛り上がります。いよいよ始まるんだ!という期待感が沸き上がってきます。 サンバ隊のオープニングに続いて、今度は純和風の勇ましい太鼓の流し打ちが始まります。そして一瞬の静寂の後、お馴染みの『暴れん坊将軍』のテーマが「ジャジャジャ〜〜ン、ジャージャージャージャ〜〜ン!」と、壮大にドームに流れ響きましたぁ〜!キターーー(T_T)(T_T)!!!このOPを聞くと高揚感が増すと共に懐かしさに涙が溢れ出そうです。真っ白な将軍スタイルに身を包んだ上様が、白馬に乗って颯爽と登場!!この時の感動はもう一生忘れないでしょう。大げさですが、これだけでチケット代6000円を払った価値があったというもの。白馬に乗った生上様なんて・・・多分20年程前に京都下鴨神社ロケを見に行って以来のことかもしれません。 会場の地鳴りのようなどよめきぶりも相当なものでした。自分自身もギャーーと相当大きな声を発していたので、そのどよめきの大きさがどんなものだったかさえ自覚できていません(^^;)。馬が東京ドームを走るのも初めての試みだとか。ただでさえナイーブな馬が、興奮で我を忘れている観客の前でどう歩みを見せるのか心配だったのですが、そこは乗馬の名手の上様との絶妙なコンビネーションで、最初こそ並足だったものの、序々に駆け足までするようになりました。スゴイゾ!馬−失礼!ペイチェック様もとい「白童子」様。そうです。大河『義経』で弁慶さまの御主人である御曹司義経様が、かの藤原秀衡から信頼の証として賜る「白童子」が『義経』放映に先駆けて一足早く観客の前にご披露と相成ったのです。 ドーム中央に特設されたステージにしばし佇んだ上様の放ったオーラの大きさは言うまでもありません。ああ〜やはりこのお方は舞台で観客を楽しませるためにこの世に生を授かった方なんだ・・と妙な感傷に浸る間もなく(^o^)、上様はセリ下がり・・・怒濤のコンサートがスタートしました。 ********************************************************************************** 第一部コンサートの内容は、まさしく全国ツアコンの短縮版。でも編成が微妙に違う。 @ 「マツケンマンボ」 A 『暴れん坊将軍』挿入歌「夜明け」(これシリーズで最初の挿入歌なんですよね) B 『暴れん坊将軍』挿入歌「斬って候」(こちらはシリーズ最後のもの(T_T)) C 「あなたにバラを」 D 「マツケンサンバT」 E 「ボレロぬくもり」 F 『暴れん坊将軍』ミュージカル版より「心の絆」 G 「眠れ花の薫りに」 H 「マツケンでGO!」 の、ような並びだったと思います。すみません、覚えが完璧でないので補完願いますねm(_ _)m。演出的にはA、B、Fの時、センターからクレーンを利用して左右ウィングに設置したミニステージに移動し、これまたクレーンで高々と上がったところで歌っていました。この演出はまさしくジャニーズコンサートのものとまったく同じだそうです(^^;)。個人的にはやっぱりE「ピンクのボレロ」が何度見ても良かったです(*^_^*)。ホントは「さくらボレロ」も見たかったのですが、1時間のショートコンサートで同系の物を並べるのはくどいのと、やはり体力的な面から省かれたのでしょうか?「第二部はマツケンサンバづくしですっ!」の松平さんの絶叫と共に、第一部のコンサートが引けました。このコンサートが「マツケンサンバU」しか知らないと思われる観客にどれだけ視覚的に訴える事ができたか、それが心配だったのですが、そんな事はどうでもいいんです。松平さんには「サンバU」というショーストッパーソング(byデーブ・スペクターさん)があるから。 ********************************************************************************** 30分の休憩時間の間、サンバ付きの券を持った観客はアリーナへ移動し、いよいよ第二部「サンバwithマツケン」カーニバルの開始です!まずはバックダンサーコンテストで優勝した2チームが単独で「マツケンサンバU」フルバージョンの踊りを披露しました。何でも東大医研のマツケン役は心臓外科医だとかで・・職場でもさぞかしリズム感溢れるオペをなさっている事でしょう(爆)。 その後、真島先生による懇切丁寧な踊りの指導が繰り広げられたのですが、何と踊りの指導を受ける側のスペシャルゲストとして、ナンチャンこと南原清隆さんが登場したのです!後日のニュースでも話題になりましたが、ナンチャン、お子さん生まれて2日後だと言うのに・・・ゲストに来て下さったのね・・もう感涙ものです(T_T)。真島先生の指導に合わせて、楽しい合いの手を入れながら振り付けを修得する側を“演じて”下さいます。ナンチャンは今更言うまでもなく、大河ドラマ『義経』で弁慶さまと同じく郎党・伊勢三郎を演じている方。ご自身のラジオ番組「ウンナンタイム」に“マツケン発見!”というコーナーまで作って下さり、大河の裏話を通じて、松平さんのユニークで暖かい人柄を紹介して下さっています。大河出演を通じて、“人と人との繋がり”の暖かさ、大切さというものを改めて感じさせてくれたひとときでした。 −この時点で私は「ああ〜サプライズゲストは、やはり義経郎党代表としてナンチャンだったのね」と一人納得をしていました。もうそれでも十分過ぎるくらい楽しめましたから!ナンチャン本当にありがとう〜!!とアリーナから何度叫んだ事でしょう! 踊り指導が終わった後、いよいよ本家マツケンの登場で通常編成による「マツケンサンバU」の一回目が始まりました。私のいたアリーナのブロックは舞台正面側でなく下手側だったので、松平さんをあまり見ることができません(T_T)。やむなく腰元ダンサーズの動きを見ては、センタースクリーンに設置された液晶大画面の松平さんの顔を見て・・踊るという大変な忙しさでした(^^;)。 二回目のサンバではコンテスト優勝者もバックダンサーとして加わり、ナンチャンもラメ衣装に着替えてダンサーズの一員として加わり、賑やかさ、華やかさ、そして楽しさはさらにアップ!!老いも若きもみんなサンバのリズムに酔いしれています。松平さんも疲れの顔を見せず、キラキラ笑顔がさらに輝いています! そして出演者が一端全員はけた後・・・・やはりアンコールがありました!そうです!松平さんが事前予告なさっていた「新衣装」をひっさげて。ラメがさらに細かくなっていて、ライトに当たると目映いばかりに黄金+七色の光をキラキラさせています。これが“ニュージーランド”で買い求めた衣装だったのね!(内輪話で恐縮ですが、AFP通信の記事を和訳した時、本文中に衣装の買い付け先として何故か” New Zealand”が入っていて不思議に思っていたのです−このくだりは和訳では無視しちゃったけど(^^;)) 三度目のマツケンサンバに踊り狂っている時、何故かアリーナ後方で「キャー」というどよめきが響きわたっています」えっ?何だろうと思いつつも踊りに身を任せていたところ、果たせるかな!!ステージに何と!カツケンことSMAPの香取慎吾さんが登場するではないですか! 「カツケンが来るわけ無いじゃん!」とつい数時間前まで友人と冗談で笑い飛ばしていたあの「カツケン」さんが、今まさに目の前に、あのお馴染みの格好で現れたのです。もう何が何だかわからないまま、キャーキャー興奮の声にならない声を上げてしまいました。 「すみませ〜ん、歌に間に合いませんでした」カツケンさんは申し訳なさそうにおっしゃいます。そこで登場したのが「カツケンの暴れん坊モノマネ〜(*^_^*)」昨年の大河ドラマの主人公・近藤勇局長が、何と今年の大河『義経』の“弁慶”の物まねをして見せたのです!「五条の大橋」と「義経主従の誓い」の二場面を真似て、会場の拍手喝采を浴びていましたが、大河ドラマファンの私にこれ以上のプレゼントがあったでしょうか!カツケンはマツケンの応援に来ただけではなく、きっとジャニーズの後輩タッキーの応援の意味を込めての物まねだったのかもしれません。後で知った事ですが、やはりタッキーもNHKでの収録終了後、ドームに来ていたらしいです。 カツケンが応援に駆けつけて踊らずにはいられようか!「もう一回やるか!」の松平さんのかけ声で、このカツケンとマツケンの夢のような共演のもと、本日のサンバカーニバルホントにホント最後の、4回目の「マツケンサンバU」が始まりました!!松平健ファンを名乗って四半世紀を超える私もさすがにこの時ばかりは、カツケン・マツケンどちらに目をやっていいのか、わからなくなっていましたよ。カツケンさ〜ん!!ありがとう!!そしてナンチャン、ありがとう!!(ニッカンさんは、やはり嘘は付きませんでした(^o^)) ********************************************************************************** 練習も含めて合計6回ほど「マツケンサンバU」を踊った勘定になるのですが、意外や意外、疲れは全く感じませんでした。むしろ舞台の観劇で、着席状態の無理な姿勢でサンバ棒を持って応援していた時の事を思えば(中野サンプラザコンサートの時もターンで自分の足元危うかったし(^^;))、窮屈さから解き放たれてより自由に踊りまくれたのが良かったのでしょう!最初にも書きましたけど、「マツケンと一緒に踊りまくりたい!」まさにこの事ために企画された一大祭りだったのです。 それにしても松平さんには本当に驚かされる事ばかり。今回の一連の「マツケンサンバU」フィーバーに限らず、ここ2,3年の尋常とも思えぬどん欲な活動ぶりには、何か精神的に追いつめられているのではないかと誤解してしまうほどの切迫感さえ感じていました。もちろん雑誌等のインタビューでお答えになっていらっしゃるように『暴れん坊将軍』シリーズの終了が松平さんに新たな決意を促しているのは間違いないのでしょうが、やはり心底には、時代劇スターとして確固たる地位に安住しかかっていた頃、亡き師匠から言われた「おまえの目が死んでいる!」の警句と「矢は放たれた。落ちていくのも飛び続けていくのもおまえ次第」の励ましの言葉が、ずっとずっと根付いているのかもしれません。 とは言え、常に自分を見失わない冷静さをお持ちの松平さんですから、この先(ファンにとっては)どんなに破天荒と思える企画が持ち上がっても、ちゃんと明確な回答を我々ファンに示し続けて下さる事でしょう。−でも、東京ドーム公演は今回限りにして欲しい・・・もう心臓に悪いです−いえ、冗談ですけどね(笑)。ただし世界進出の話にはもう驚きませんよ(笑)。とにかく無事成功裡に終わって本当に良かったです。今回の東京ドーム公演を通じて、私が改めて感じたのは「失敗を恐れていては前進しない」この一見当たり前とも思える人生訓が、いかに難しくかつ大切であるかという事でした。やっぱり松平さんは私にとって、処世訓の師匠でございました(笑)。 |