『大友宗麟〜心の王国を求めて〜』
(平成16年1月4日放送、NHK)
あらすじ
21歳でお家騒動(大友二階崩れの変)のために豊後大友家の家督を継いだ大友義鎮(後の宗麟)は、内にあっては相次ぐ家臣の謀反、外においては大内・毛利・島津との戦いの渦中にさらされ、毛利との戦によって大内家の総領となっていた実弟までをも失う。まさしく内憂外患の日々であった。

そんな時、宗麟は豊後富国の目的で迎えたキリスト教宣教師・ザビエルと出会い、「人のために尽くして死ぬことこそ究極の愛」「戦は憎しみの連鎖を生むのみである」とのザビエルの言葉に大きな衝撃を受ける。政略のために迎えた妻・矢乃とはキリスト教の布教の是非を巡ってしばしば対立。宗麟の亡き母に似た面影を持つ矢乃の侍女・露に淡い恋心を抱きながらも、矢乃との諍いに心休まらない宗麟は、謀反を起こした家臣の妻・楓を強引に側室にする。楓の存在を知った矢乃は焼き討ちをかけて楓を殺害するが、宗麟によって離縁を申し渡され、その衝撃から矢乃は精神を破壊されてしまう。

毛利との北九州決戦に勝利はしたが、弟も妻もそして多くの家臣を失った宗麟の心には、ザビエルの言葉が重く響いてくる。48歳で洗礼を受けた宗麟の夢は、すでにキリシタンとなっていた露と共に「戦のない国・神の国ムジカ」を創ることであった。しかし南から迫る島津との決戦に大敗し、ムジカ王国建設の夢は志半ばで頓挫してしまう。忠臣・立花道雪(戸次鑑連)の遺言に従って大坂城の秀吉に救援を懇願するも、豊後以外の五カ国の領土を没収される。鎌倉時代から続いた名門守護・大友家の終焉が近づいていた。

配役


大友宗麟:松平健
矢乃:財前直見

臼杵鑑速:田村亮
田原親賢:村井国夫
入田親誠:阿藤快
仲屋宗悦:大鶴義丹
大友晴英:坂上忍
一万田鑑相:石田太郎
吉岡長増:塩野谷正幸
吉弘鑑理:壌晴彦
大友義統:仁科克基

羽柴秀吉:片岡鶴太郎
楓(服部右京亮の妻):麻生祐未
大友義鑑:細川俊之

露:宮本真希
千利休:林与一
戸次鑑連(立花道雪):佐藤慶

ドラマを見るまでの雑感


『大友宗麟』ドラマの制作発表があったのは、平成15年の2月のこと。その時思ったのは、「一年前の大河『利家とまつ』柴田勝家役で名演されたことだし、松平さん、このドラマで何か演じないかな?剛勇で知られる立花道雪役なんかいいんじゃないかな?」と勝手な連想をしていました、連想というより微かな希望を抱いていました。何故、主役宗麟ではなく立花道雪を?松平さんにはあるジンクスがあったのです。民放各局の数多くの時代劇で主演された松平さんですが、何故かNHKだけは単独主演がなかったのです。もちろん主役級は沢山あります。『草燃える』『峠の群像』、『炎熱商人』(現代劇)『元禄繚乱』(私にとって悲しかったことですが、大河ドラマの主役候補に挙がったことも何度かありました)。『草燃える』を見て以来、いつか松平さんのNHKでのトップクレジットが見てみたい!と熱望するも、悲しいかなこの25年間ついぞ実現することはなく、今回も主役はないだろうと決め込んでいました。ですから8月に松平さんが主役宗麟を演ずることが公式に発表された時、長年来の夢が叶って狂喜乱舞したのは言うまでもありません。

財前直見さんの矢乃、麻生祐未さんの楓、そして片岡鶴太郎さんの秀吉は、遠藤周作氏の原作小説『王の挽歌』で描かれているイメージにまさしくぴったりでした。しかしここで大きな不安が2つ。肝心の主人公・宗麟が松平さんのイメージと正直言ってまるで合わないのです。『王の挽歌』で描かれる宗麟は病弱で神経質で、「誰も信じられない、自分が何者か分からない」と常に悩み苦しんでいる人物像です。おまけに嫁には始終暴言はかれるわ、家臣に背かれるわ、謀反を起こした家臣の妻を陵辱するわで、まさしく陰々滅々の世界観です。こんな作品を正月時代劇で取り上げる事自体驚きでしたが、宗麟の内面の心理描写が中心となる人物像を演じきれるのか?と、失礼ながら大いなる不安が胸のうちを渦巻いていたのです。もう一つの問題は、ドラマにおける宗麟の年齢スパンでした。配役では宗麟の父・義鑑役と豊臣秀吉役が発表されました。ということは、松平さんは、宗麟が父親の死により21歳で家督を継ぐ時から、最晩年57歳で大阪城にて秀吉に謁見するまでの非常に長い期間を演ずることになる。それもわずか90分間のドラマで。えっ20代の宗麟?お肌つやつやピチピチの若者(滝沢秀明クンでも想像して下さい)ですよ?ファンにはもちろん何でも許せますが(^o^)、一般視聴者には大丈夫なのだろうか?受け入れられるのだろうか?と。

松平さんが「宗麟の内面の心理描写」と「20代の若者」をどう表現するのか、私の興味はその2点に絞られました。

ドラマの感想


結果として素晴らしかった!の一言でした。90分という時間の制約の中で、ドラマとして破綻せずに、よくぞあそこまでまとめ上げたものだと感心しました。スタッフ(特に脚本の古田求さん)の努力は並々ならぬものがあったのでしょう。このドラマの主題は三本柱から成ります。第一は「キリスト教に心の救いを求め、戦のない平和な王国を創ることを願うに至るまでの宗麟の心の軌跡」、第二に「宗麟をめぐる三人の女性との葛藤」、そして第三に「忠臣・立花道雪との主従愛」。

『王の挽歌』を読んだ時、三人の女性(矢乃・露・楓)との関係はドラマとして盛り上がるから是非取り上げてもらいたいと思っていたのですが、その通りになったのでとても嬉しかったです。三人の女性の中では特に楓の存在が気になっていました。原作における楓は、宗麟が終生“罪の意識”を抱き続ける原因となる女性として大変重要な存在だったからです。そのためにも楓を無理矢理側室にするくだりは絶対省けない、でもこれはNHKの作品だ、そこまで表現するのは無理なのでは?・・・と、当初は諦め気味だったのですが、蓋を開けてみれば、ドラマでほぼ忠実に再現してくれではありませんか!この他にも松平さんが劇中とはいえ、妻に向かって「黙れ!」と暴言吐いたり、自分の方から妻と別居すると言い出したり、あるいは露を見初めるシーンで「亡き母上とどこか面影が似ている」とのマザコンチックな発言、「この安らぎが欲しかった・・・・そばに居てくれ」と露に心情を吐露するシーンは、これまでの松平さんのドラマではまず見られなかった場面展開でしたので、新鮮な驚きを味わうことができました。それにしても財前さん演ずる矢乃は本当に強いというか怖かったですね(笑)。愛情に対する裏返しの感情表現の極端な例なのでしょうが、財前さんはその両極端の激情(愛情と憎しみ)を巧みに表現されていたと思います。その一方で宗麟は徹頭徹尾、矢乃から諫められ、またそれに対して反論もできないのですから、「惨めな思いをした」という松平さんのコメントも揚々頷けます。これだけ聞いているとまるで宗麟が女性達から逃げ出したくて宗教に走ったように思えますが(笑)、そこは松平さんの品格ある演技でうまく薄められていたように思います。露役の宮本真希さんも、台詞が非常に少ない中で大変だったと思いますが、微妙な表情の変化で、うまく露の感情を表現していてとても素敵でした。特に宗麟受洗後の礼拝堂でのシーン、宗麟に思いを告白された時の露の表情は、大いなる聖母マリアを思わせる慈愛に満ちたもので大変秀逸でした。

原作では立花道雪(戸次鑑連)との関わりはおろか、家臣団の描かれ方は非常に希薄だったのですが、ドラマでは道雪に限って、宗麟を生涯支える忠臣として非常の重みのある描かれ方がなされていました。道雪の最大の見せ場、毛利との合戦シーンも少なくともあの『利家とまつ』よりは迫力があったように思います。(九州三国志ファンの方々は涙を流して喜んだことでしょう。因みに剛勇として知られる道雪ですが、御輿に乗っていたのは、昔落雷を受けて下半身不随になったためです)CGの多用が予想されるものの単発ドラマなのによくぞあそこまで本格的な合戦シーンを描いてくれたものだ!と驚きの声を上げてしまいました。道雪最期のシーンはさすが演技巧者のお二人だけあって、ドラマのクライマックスとして大変盛り上がっていましたね。道雪役・佐藤慶さんとは『草燃える』、『炎熱商人』でも共演済み。私にはやはり『草燃える』での比企能員役が強烈な印象として残っていますが、どんな武将を演じても独特な味わいを表現できる貴重な役者さんだと思います。道雪役にこんなに素晴らしい名優を配したことも、このドラマが成功した一因と言って過言ではないでしょう。

上述の二本柱に比べてドラマの最大の主題である「宗麟の心の軌跡」はいささか陰が薄かったと思います。もちろん節目節目に宗麟がキリスト教へ傾倒していく様子は描かれるのですが、断続的であるため、全体として印象が薄くなってしまった感があります。それでも、毛利との戦に勝利するも屍山血河を目の当たりにした宗麟が戦の虚しさを痛感するシーンや、キリシタンの受洗シーン、露とムジカを歩くシーンなどは、松平さんの穏やかで涼やかな瞳と映像の美しさとが相まって、切なさがぐいぐいと胸に迫ってきました。 この三本柱の主題がうまくドラマに織り込まれたために、40年間を90分で描くという暴挙にも関わらず、人間ドラマとして歴史ファンにも十分見応えのある作品に仕上がっていたと思います。ラストシーン、秀吉に領地を奪われ、理想郷ムジカを島津に破壊し尽くされ、自身の死期が近いことを悟りながらも、「理想の王国」を求めて船出を夢みる宗麟のまなざしは、まさしくキリスト教によって心の平安を得た者の安らぎが全面にあふれ出ていて感動的でした。

最後に余談。ドラマとは直接関係ないのですが、私が一番感動したのは実はOPのクレジットでした。松平さんの名前だけが、ピンクレジットで、しかもスタッフ(原作・脚本・音楽)クレジットよりも前に、長い間を置いて出てきました。これはかなり異例な事と言えるでしょう。タイトルロールを演じる重要性はもちろんの事、スタッフのNHKドラマ初主演の松平さんへの気配りが垣間見えたような気がしました。

Shibakoのこぼれ話


松平さんの(私にとって念願の)NHK初主演時代劇が、高画質BSハイビジョンで1月2日に先行放送されることを知った時、私の理性はすでに失われ、気がついたら地上派放送対応デジタルハイビジョン液晶テレビを買っていました(そう言えば、『利家とまつ』の時も、後先何も考えずHDD付きのDVDレコーダーを買っていたなぁ〜)。でも記念すべきこの作品をどうしても最高の画質で見てみたい!結果はやはり買って良かったです。本当に素晴らしかったです。ハイビジョンで観る松平宗麟さまの凛々しくも美しいお顔。まさしく永久保存物でした。もちろんDVDにも高画質で録画しました。

 でも放映日程いや編成そのものについてNHKに苦言を呈したい!!地上派放送は1月4日夜19:20〜20:50でした。例年なら何の文句もありません。日曜日だし、通常なら大河ドラマの放映枠だし、かなり多くの方がご覧になることが期待できる時間帯です。でも今年は1月3日から翌4日にかけて、歴代大河ドラマの平均視聴率最高をたたき出し、NHK放送開始50年記念「もう一度見たいあの番組リクエスト−大河ドラマ部門」第一位に輝いた『独眼竜政宗』総集編が『大友宗麟』の前に延々と放送されました。かくいう私も見ていましたが、あれでかなりの視聴者が体力消耗したことに間違いありません。もちろん合間には『大友宗麟』の番宣を流してはくれましたが、大河の最高傑作とも言われる『独眼竜』(因みに私にとっての最高傑作はもちろん『草燃える』)を見た後ではあまりにむごいです。特に『独眼竜』で松平さんの師匠勝新太郎さんが演じた秀吉役の凄さときたら・・・あの名優・緒形拳さん秀吉でさえ霞んでしまうほどの威圧感がありました。ましてや片岡鶴太郎さんの秀吉は・・原作『王の挽歌』のイメージに近く当初楽しみにしていただけに、比較するのも可哀想なくらいでした。制作統括の木田幸紀さん、この方は『独眼竜』も演出した方だけに、何とかならなかったのでしょうかねぇ〜(嘆息)。それでも救われたのは結果として例年並みの視聴率を得た、それも、年末年始に放映されたNHKのスペシャルドラマの中では最高だったということです。地元九州地区ではかなりの高視聴率だったそうです。

ドラマ裏話−その1


ここからは裏話です。私の想像にまかせた思い入れも入っていますので、間違いもあるかもしれません。その点ご承知おき下さい。実は私はネットオークションで『大友宗麟』の脚本(第2稿・第3稿)をドラマ放送前に入手していました。せっかくですからドラマ本編との違いについて触れてみたいと思います。入手版は最終稿ではないので、実際制作に使用されたものとは異なるかもしれませんが、ドラマを見た限りでは、第3稿の台詞とほぼ同じようだったです。脚本によると編集段階でカットされたと思われる箇所が何カ所か見受けられました。
  • 宗麟の婚儀討議のシーン・・・守り役の入田親誠が謀反の罪で成敗され、同調した志賀親守・菊池義武の処分を話し合う評定の場で、宗麟の嫁取りの話が出ました。あの後すぐに、婚礼シーンに移動しましたが、何故矢乃が妻として迎えられたかについてのくだりがカットされました。元々宗麟には父・鑑義の決めた室町将軍の血縁ある一色家の姫君という許嫁がいたのですが、宗麟は利がないとしてこれを拒否(だから嫁取りの話の時に松平宗麟さまは怪訝そうな顔をされたのですね)。領国内の有力家臣の中から正室候補を挙げよと命令。いくつかの家名が候補にあがるが、その中の「田原」の名に宗麟の目が止まります。宗麟の脳裏にあの奈多八幡宮(ロケでは宇佐神宮が使用されました。海岸は合成したものです)での二人の巫女(矢乃・露)の舞がよみがえる・・というシーンでした。

  • 婚儀の当日・・・八幡宮での婚儀の後、大友館で宴が催されましたが、そのシーンがまるごとカット。脚本では、宗麟が矢乃の待つ部屋へ向かう途中、部屋の廊下で控える露に「俺を覚えているか」と声をかけるシーンがありました。

  • 矢乃にギヤマンの杯を見せる宗麟・・・船上で御用商人の宗悦から南蛮渡来の珍しい品々を紹介されたシーンの後、すぐに矢乃との会話が展開されましたが、脚本ではその間に、矢乃の部屋から出てきたと思われる、矢乃の実兄・田原親賢と、宗麟が廊下で出くわすシーンがありました。あの後、宗麟は矢乃から加判衆の中に何故兄の名が無いと責め立てられますが、おそらく矢乃は兄から加判衆入りを頼まれたのでしょう。

  • 一万田・服部右京亮の謀反・・・・謀反人成敗のシーンの後、ドラマではすぐに矢乃との会話のシーンになりましたが、脚本ではその間に、評定の場で家臣達に事の経緯を説明するシーンが挿入されていました。

その他にも、細かい台詞が省略されたりとかはあったのですが、目立った変更点はありませんでした。ただどうしても指摘しておきたい気にかかった点が何点かありました!

  • 宗麟の長男は「義統」という名前ですが、読み仮名はなんと「よしむね」というのです。『暴れん坊将軍』吉宗を演じて長い松平宗麟さま、息子に向かって当然「義統!」と叫ぶ台詞があったのですが・・・見事にドラマではカットされていました。実際収録の時にこの台詞を発したのか、発しなかったのか(笑)気になるところではあります。

  • 麻生祐未さん演ずる楓を陵辱するシーン。脚本を見る限りでは、もっとどぎつい表現だったのですが、ドラマでは宗麟さま、途中で止めてしまいましたね(^^;)。松平さんがドラマとはいえ女優さんを痛めつけるなんておそらく初めてのことではないでしょうか?やっぱり根が大変お優しい方だから出来なかったのでは?と憶測してしまいました。麻生さんとは『元禄太平記〜忠臣蔵討ち入りの助っ人たち』でも共演されましたが、とても息が合っていましたよね。

  • 衣装が大変豪華だった今回のドラマ。もちろん単発の正月時代劇のために新しく仕立てることはせずにNHKの保管分を再利用したのでしょうが、それにしても宗麟さまの羽織のゴージャスなこと!(あれは大河『毛利元就』で大内義興が着ていたものでしょうか?)一体何種類のお衣装をお召しになったのでしょう。使い回しと言えば、宗麟さまのお衣装でどこかで見たことあるぞ!というのがありましたよね!そう『利家とまつ』で松平勝家さまがしばしばお召しになっていた亀の甲柄(?)のお着物です。冒頭秀吉に謁見するシーンにおける裃がこの柄でしたし、その後も何回か同じ柄の袴が登場していました。宗麟以外にも宗悦の着物(袷が赤と黒、左右で異なる色柄)が、あの反町信長のものだったり、露の着物もはるさんや、おねさんが着ていたものと同じでした。

  • 鬘の謎。『利家とまつ』でもそうだったのですが、松平さんの鬘はいつも総髪ですね。他の家臣団そして父・義鑑、息子・義統など皆さん月代鬘なのに、総髪鬘は宗麟さまと弟・晴英だけでした。月代と付けるとどうしても吉宗のイメージと重なってしまうからでしょうか?

  • その『利家とまつ』絡みですが、松平さんはNHKの歴史ドラマで連続して戦国武将を演じました。柴田勝家と大友宗麟。両者とも秀吉に屈服する役です。今回のドラマのラストシーンで「秀吉・・・天下はあの男がまとめるであろう」とつぶやきましたが、実は『利家とまつ』の勝家も同じような台詞を残していました。「(秀吉は)何と大きなサルになったことよ・・・これで天下はしばらく安泰じゃ」何か不思議な因縁を感じずにはいられません。

ドラマ裏話−その2 宗麟さまはあの時いったい何歳?


ドラマは40年間をわずか90分間で描くという超無謀なことをしていましたが(笑)、さすが松平さんは序々に上手に老けていかれましたね!この辺は、『草燃える』や『斎藤道三』などで実力証明済みですから安心して見ていられました。脚本やドラマに所々挿入された年号から推定される、場面毎の宗麟の年齢を記すと次のようになります。

  • OPの磨崖仏見聞〜弟・晴英を大内家の総領として送り出す:20〜22歳
  • 一万田・服部の謀反〜弟・晴英の死:23〜24歳
  • 宗麟入道:33歳
  • 毛利との合戦:40歳
  • キリシタン洗礼〜耳川の合戦:49歳
  • 道雪の死:55歳
  • 大坂城謁見:57歳
  • 死:58歳

こうして見ると今回のドラマ、大部分の時間が松平さんの実年齢よりかなり若い時代を描くことに費やされていたのが分かると思います。入道後の演技は何も言うことなく無条件に素晴らしかったのですが、前半のお屋形様ルックは、「ああ〜今20代前半を演じているんだ」と、頭の中で一生懸命思いこまないとかなりキツイものがありました(笑)。演技的には声のトーンを高くしたり早口にしたりでかなり工夫されていらっしゃいましたが、実は正直言って鬘をつけた前半よりも入道後のスキンヘッド姿の方が若々しく見えました(^^;)。若作りに多少の無理があったとは言え、宗麟さまの名門御曹司としての品格、そして入道後の堂々たるお姿(今回は堂々というより宗麟の繊細な面が強調されていましたが)、戦国武将の波瀾万丈に富んだ長い一生を違和感なく魅せられるのは、やはり松平さんだからこそですよね。

HOMEShibakoの歴史ドラマの小部屋