Book Reviews


 写真が好きな事から、書籍は主に鉄道写真集が多く、次に資料として活用出来る本を所蔵している。
その中からピックアップして紹介したいと思います...


●583飛翔〜青い東北特急のエピローグ〜
・出版年/ISBN:2002 ISBN4-938951-71-1
・著者:佐竹 力
・体裁:170mm(H) * 183mm(W) ソフトカバー P48
・定価:1500+TAX円

東北本線を主とした583系を撮った写真集
電車寝台車583系の末期に撮影された作品で、定番的な編成写真では無く四季折々の風景を題材に
まとめ上げられている。「明日へ・・・」と題された章では撮影条件の厳しい中、寝台電車としての
魅力を感じさせる写真が掲載されている。



●THE GREAT STEAM TREK
・出版年/ISBN:1978 ISBN0-86977-101-9
・著者:C.P.Lewis/A.A.Jorgensen
・体裁:305mm(H) * 247mm(W) ハードカバー P248
・定価:£24.99[購入価格]

南アフリカ共和国の蒸気機関車を撮影した集大成的写真集
南半球のクリアーな空気、中国とは異なった険しい地形に沿って建設された線路を走る蒸機たち
日本では見る事の出来ないガーラット型の蒸機等。その魅力を余すことなく伝える写真集です。
定番的な写真では無く、光線を活かした写真が多いのも魅力的です。これを見たら南アフリカへ
行きたくなる事間違いなし。



●FAMOUSE LAST LINES
・出版年/ISBN:1993 ISBN0-646-14178-3
・著者:Malcolm Holdsworth
・体裁:295mm(H) * 245mm(W) ハードカバー P128
・定価:?

世界5カ所の有名な蒸機が走る路線を撮った写真集
オーストラリア在住の蒸機ファン11名が撮影した写真集で、世界的にも有名な路線にスポットをあてている。
オーストラリア、アルゼンチン、オーストリア、南アフリカ、インドである。この中でもアルゼンチンの
エスケル支線の写真に目が釘付けになった、400キロ余のナローゲージがアンデス山脈の麓を走っていた。
これを見たらパタゴニアの大地に立ちたくなるだろう。
なおこの本には続編もある、それもまた素晴らしい写真が多く掲載されている。



●名鉄揖斐谷汲線
・出版年/ISBN:2001 ISBN4-87797-009-6
・著者:駒田 匡紀
・体裁:220mm(H) * 250mm(W) ソフトカバー P64
・定価:1905+TAX円

名鉄揖斐線、谷汲線を撮った白黒の写真集
数年に渡り取材撮影した名鉄揖斐線・谷汲線、その質の高さが素晴らしい。
カラーでは無く白黒である事も構成上好ましく、黒野線路班の取材撮影は現場の厳しさと暖かさが
ひしひしと伝わってくる。駅員、乗務員、乗客どの写真も隙がない。



●SLがゆく 中国辺境の旅
・出版年/ISBN:2002 ISBN4-88862-910-2
・著者:小竹 直人
・体裁:210mm(H) * 148mm(W) ソフトカバー P229
・定価:1905+TAX円

中国でも辺境とよばれる地方の蒸機を撮影した写真集
新潟日報(原文読みました)等に掲載された撮影紀に大幅加筆して作成されている。
凡そ9カ所の路線にスポットをあてているが、大半はナロー路線、C2が活躍する路線である。
中国のQJのような大型蒸機も素晴らしいが、C2のようなナロー路線では人間との関わりを
中心に撮影されている。人間臭さというか生活臭が伝わってくる写真が素晴らしい。



●汽車の見える風景
・出版年/ISBN:1998 ISBN4-916008-51-0
・著者:都築 雅人
・体裁:210mm(H) * 150mm(W) ハードカバー P117
・定価:2000+TAX円

世界の蒸気機関車と人間を撮った写真集
蒸機と人々の関わりを撮った写真集だが、泥臭さや人間臭さと言ったドロドロとしたものは感じず
どの写真も好感を感じる爽やかな写真が多い、それは何故か。人や動物が抜群のポーズというか
目線を投げかけているからだろうか。それと撮影されている国々の数が中途半端じゃ無い!



●滾滾遼河
・出版年/ISBN:1998 ISBN4-10-427601-4
・著者:松村 映三
・体裁:213mm(H) * 304mm(W) ハードカバー P88
・定価:3800+TAX円

中国旧満州の列車風景を撮った写真集
写真集自体は鉄道物では無いが、「旧満州・原風景の旅」という帯には北京から長春、ハルビン、チチハルへ
向かう車内の風景、駅での風景などが白黒写真として撮影されている。
懐かしいのは北京駅前の風景、人民服を着た中国人民がたむろしている。今となっては見る事が出来ない風景。
全体的には静かな、そして冷たさを感じる写真が多い。著者が鉄道にどれだけ詳しいのかは別として、当時の
中国における車内模様を知るにはいい写真集。



●大陸の煙"STEAM IN CHINA"
・出版年/ISBN:1992 ISBN4-87366-084-X
・著者:高野 陽一/古谷 邦雄
・体裁:297mm(H) * 209mm(W) ソフトカバー P116
・定価:3398+TAX円

1980年代後半に中国の蒸気機関車を撮った写真集
中国蒸機撮影のバイブル的存在の写真集。この本が出版された事で中国蒸機撮影の距離が近くなった。
かくいう私も海外蒸機の魅力に取り付かれた頃で、出版されるや直ぐに書店で買い求めた。
この本の中でも特に烏鞘嶺(天祝)の写真が素晴らしい。4千メートル級の山脈をバックに高地を走る
QJ重連の続行運転、Ωカーブの連続には度肝を抜く。噂には聞いていたが電化工事が始まり遂に訪問出来なかった。
今となっては無煙化されてしまった路線が掲載されているが、素晴らしい写真の数々は購入の価値があります。



●蒸気機関車 保津峡[それから30年]
・出版年/ISBN:2001 ISBN 無し
・著者:小菅 一己
・体裁:250mm * 260mm ソフトカバー P24
・定価:非売品

山陰本線京都口の保津峡を走る蒸気機関車を撮った写真集。
この本を見て、懐かしいと思った。とは言うものの私の時代は旧型客車や50系客車を保津峡で撮影をしていた。
蒸機が走っていた時代も、私が撮影していた時代も似ているのは撮影地があまり変わっていない事であろうか。
風景がいい場所に蒸機が走っている風景は何度見ても見飽きない。
なお、この本は非売品です。著者のご厚意により送料代金分の切手を同封して求める事が出来ます。



●谷汲線の四季
・出版年/ISBN:2001 ISBN4-87797-008-8 C0072
・著者:井上 英樹
・体裁:170mm * 184mm ソフトカバー P60
・定価:1143+TAX 円

名鉄谷汲線・揖斐線の写真集。当線は2001年9月末に廃止が決定されている路線で、モ750・510の 古い電車が走っている。
四季を通じ季節感を感じさせる写真で構成されている。凝った写真は少ないものの、好感のもてる写真が好きになれる。
なお、この本は大阪で探してみたが無かったので、現地(黒野駅)にて購入した。



●夢の包神鉄路
・出版年/ISBN:2001 ISBN 無し
・著者:阪上 晶貴
・体裁:200mm * 222mm ソフトカバー P48
・定価:1800+TAX 円

中華人民共和国、内蒙古自治区を走る第三セクター路線。「包神線」に走る前進型蒸気機関車の三重連を撮影した写真集。
私が包神線を訪問したのが1994年だから、彼はその4年後に訪問した事になる。
この写真集は、三重連となる区間を集中的に訪問して、そこで撮影した写真が多数掲載されている。
少し残念なのはロングショットが多く似たような写真が多いことかもしれない。また当地にて撮影する参考図書としての価値がある。



●中国鉄路交通地図集
・出版年/ISBN:1995 ISBN7-113-01810-6/U 538
・著者:中国鉄道出版社・中国地図出版社・鉄道部運輸局
・体裁:270mm * 195mm ハードカバー
・定価:57中国人民元

・出版年/ISBN:1998 ISBN7-5031-1936-5/P 32
・著者:中国鉄道出版社・中国地図出版社・鉄道部運輸局
・体裁:192mm * 140mm ハードカバー
・定価:32中国人民元

初めてこの本を見つけたのは、東京国際本見本市(だったと思う)で中国のブースに並べられているところであった。 どうしてもこの本が欲しかったので交渉して購入した。
各鉄路局、さらに分局毎にページが分かれており、各駅の状況が詳細に記述されている。路線概況表には、各線の 状況として、営業距離、建設年、動力などが書かれている。特に動力が蒸機かどうかが書いてあるところが情報として 役に立った。
また、98年に小型版が発刊されている。残念な事に、これには路線概況表が無い。




●Narrow Gauge Rails to Esquel
・出版年/ISBN:1999 ISBN 1-871980-41-0
・著者:Keith Taylorson
・体裁:237mm * 174mm ソフトカバー
・定価:£9.95 / 18USD / 30DM

南米アルゼンチン、パタゴニアを走る750mmのナローゲージを走るエスケル支線について書かれている。
この路線は開業当時からの姿をそのままに、現在でも蒸機で運転されている。また使用している客車や貨車も 当時のままである。
この書籍では、開業当初から、機関車、客車、運転の全てを網羅してまとめられている書籍で参考になる。


続く...