私が行っているバスケ部で血液検査の依頼をしましたが、19名中採血したのは5名。彼等に結果を出して貰うしかないですね。以下は保護者宛に出した文書です。慌てて書いたので悪文になってしまいました。(__ゞ
============================ 血液検査の必要性について
日頃はバスケットボール部の活動に対するご理解有り難うございます。 コンディショニングコーチを担当している若佐と申します。この度血液検査実施をお願いするに至った経緯と根拠についてご説明いたします。
過日、試験週間に入る前日に、スピード持久力の計測と強化を図る5分間走を実施したところ、一名を除いてほぼ全員が頭痛を訴えました。部員が訴えた頭痛はおそらく貧血を原因とする酸欠によるものだと思われます。5分間走は5分間の全力疾走を三度繰り返す非常に過酷な練習ではありますが、例年夏休み中に行われる伝統メニューで、「走力の一宮」を支える重要な練習メニューです。が、ほぼ全員が頭痛を訴えるのは過去にない異常事態です。 過去数名の部員が同様の訴えをしたことがあります。爪の割れや年齢に不相応な抜け毛、練習中に血色がなくなる、慢性的な疲労の蓄積など、貧血を原因とした症状があり、実際に三名の部員に血液検査に行って貰いましたが、程度の差はあれ低血糖・低フェリチン・低コレステロール血症などの異常があり、中には即時三ヶ月の休部を申し渡した部員もいましたが、実際に食餌療法に取り組んで快復した経緯があります。 (結局この部員は休部中にバンドに目覚め復部はしませんでした)
部員全員の血液検査は毎年実施したいと思いながらも、学校内の活動であり費用も掛かることであるので実施できてはいませんでした。これまでに毎年栄養学の講座などの機会を何度も持って来ましたが、各人の状態に対する根拠のないままの指導は部員にとっては健康情報番組などで流れる一般論にすぎず、好き嫌いも減らず、食も細いままで実際の行動が伴っては来ませんでした。出来得るならば一定の努力をした半年後に再度血液検査にてその成果の確認が出来ればとも考えています。 貧血は余程重症にならない限り命に関わるので代償作用が強く働くため、普段は自覚症状がありません。また、症状が出ていても高校生(一般も)では知識が乏しく、個人差と考えてしまう場合がほとんどです。具体的な基準を知り、その上での知識であれば近年の学生は具体性のある行動する傾向にありますので、是非ともその根拠を持って、自分のものとして貰いたいと考えています。 貧血は脳に酸素を運ぶ血液の不足を招き、学力に直接影響します。また、鉄不足は精神不安定や、重度になれば統合失調症(旧名称分裂症)の原因でもあり、鉄が基材となっているコラーゲン代謝不全の原因で、成長障害と筋や靱帯断裂、骨折しやすい状態を作ってしまいます。 人間は急激な成長がある乳幼児期と10代半ばで必ず貧血になる傾向にありますが、近年は食糧事情の影響で顕著に現れています。土壌から吸収する金属系栄養素(ミネラル)とビタミン類の補酵素は農業の効率化の結果、三大栄養素の蛋白質・脂肪・炭水化物に比べ不足する傾向にあります。「栄養の欠損は蛋白質の立体構造を壊す」との分子整合栄養学の理論でライナス・ポーリング博士はノーベル科学賞を受賞しました。これを家の建築に例えれば、家の材料(蛋白質)も大工さんの食事(脂肪・炭水化物)も用意できたが、釘や蝶番(ミネラル)と金槌(ビタミン)や電動工具が足りないので家が途中までしか建てられない状態に似ています。この結果、青少年の体力は低下の一途で、ここ十年100m走の記録は更新されていません。
解決方法は各人が具体的な指標と自覚を持って、食事の改善に取り組むしかありません。また、改善の見られない努力は何もしてないのと同じだと思われます。心と体と脳力を鍛える最良の時期に十分に取り組める体を用意するための第一歩として血液検査の実施をお願いしたいと思います。
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