A151それではさっそくですが…。
@の質問について
 なんの心配もありません。
 指などで尿道を押して止めたり、何らかの方法で精子が出るのをとめたりすると、後で痛みを感じることがあったりしますが、これは、精液が逆流して、膀胱弁が広げられて痛みを感じたのかもしれません。普通は、オシッコとして出てくるから、害はありません。
 指などで押さえずにがまんするのは、射精を調節する練習にもなります。早漏を治したいときは、出かかったときにグッとガマンをする・・・。それを繰り返して練習をするといいそうです。
 
Aの質問について
 何回しようとどれだけしようとこれ以上できないというのはその人が一番わかるはずです。
 以下はオナニー(セルフ・プレジャー)についてちょっとくわしく書いておきます。

◎マスターベーション、オナニー、自慰行為などの言い方があるが、どれも暗いイメージがあるので、この頃はセルフ・プレジャーという表現も使われはじめています。

*さて、セルフ・プレジャー(マスターベーション)について少しくわしくこたえましょう。
◎男子の電話相談などで性に関するものの内容は,マスタベ−ションがトップ。ついで包茎に関する悩み,それにペニスの大きさや形についてです。(女子は人間関係をめぐる悩みや妊娠に関することが大部分)

◎男子にとって射精やセルフ・プレジャーは誰でも経験することなのに,その成長過程で正面きって一度も大人から語られない。しかも、それらは快楽をともなうゆえに驚きとともにある種のうしろめたさを感じ,なかなか人にたずねにくいのです。

◎昔から大人たちはこの行為をいやらしいものとして子どもたちに伝えようとしてきました。「生殖」につながらず「快さ」のみを求める行為と思っていたからです。(宗教的な倫理感)

◎そのための理由として、大人は子どもにこんなに伝えていました。
  ・体力やエネルギ−を消耗して早死にをする。
  ・記憶力が悪くなる。
  ・大人になったとき元気な赤ちゃんができなくなる。
  ・身長が伸びない。
  ・髪の毛が薄くなる。
  ・インポテンツになる。
  ・ズボンのポケットを縫って手が入らないようにしたり,寝るときは布団の上に手を出すようしつけたり。

◎やがて、以上の有害論に根拠がないとなると…。
  「わるいことはないが,過度におちいらないほうがいい」
  「男はやむおえないが,女はしないほうがいい」
  
◎しかし、セルフ・プレジャーはそれ自体一つの性行為。むしろ有益な行為。
  プライベ−トな行為。
  もちろん幼児だってペニスやクリトリスをさわっていれば,心臓がドキドキしたり,心地よくなったりする。(赤ちゃんのころから感ずることができる)

*わたしは、セルフ・プレジャーとは、「自分のからだとの対話」「自分の性欲や性の感覚とのつきあい」のはじまりだと考えたらいいのではないかと考えています。自分のからだのどこをどうしたら快いのか。どうすればいやなのか。そして性欲を高めたり静めたりするにはどうしたらいいか。そんなことを自分のからだと対話しながら学んでいくんだと思いま。とくに男子の場合でいえば、日常的につきあげてくる性の衝動を自分で手なずけていく訓練だといってよいのではないでしょうか。

*セルフ・プレジャーというあまりなじみのない言葉に込められた意味は、今まで述べてきたような、いっさいの罪意識や後ろめたさから、私たちを解き放ちたいと考えているということなのです。

 それではまた、どんなことでも質問してください!