A221それではさっそくですが…。 
 人工妊娠中絶についてです。
 もしも、産めない妊娠をしてしまったら…、とてもつらいことだけど…、でも、セックスをしている人ならだれでもあり得ること。特に、避妊をいいかげんにしている人なら大いにあり得ることです。
 人工妊娠中絶は『男は逃げられる。でも、女は決して逃げられない。人工中絶は、みごもった女の最後の救済手段なのだ』と思います。
 初期の人工中絶(妊娠11週まで)と11週を過ぎての人工中絶はまったくちがうものになります。
 11週までならば、麻酔をかけて眠っている間に「掻爬」(そうは)による手術ができます。11週を過ぎてしまうともう「掻爬」による人工中絶はできません。中期中絶といって、子宮口を人工的にうんと拡げ、薬で陣痛をおこして、「産む」形で人工中絶することになります。陣痛はとてもつらく、長時間かかり、心身の負担はとても大きく、また、何日もの入院を要します。また、役所に「死産届」も出さなければなりません。
 そして、合法的に認められている中絶期間でも妊娠22週未満。つまり、21週プラス6日までです。現在日本では法律でそう決められていて、それを過ぎると、どんなに事情のある人でも、人工中絶はできず、出産しなければなりません。
 病院の選び方。妊娠の診断と同時に、すぐにでも手術をしてしまいましょうという病院では、決して手術を受けないようにしましょう。ちゃんと、同意書(本人とあなたの署名、押印をする用紙)を渡してくれ、手術日の予定をするところ。そして、どんな初期でも、前日から入院をすすめるところ。お産をしたことのない人の子宮口は、とても小さくかたいのです。
 それから、最後に、男として彼女が妊娠したかもわからないときに、彼女の不安と悩みをともに考え、どんな事態にもいっしょにぶつかっていくのが、男性の義務ではないかと思います。そこから逃げ出すような男は、しょせんそれだけの人間だったということではないでしょうか!
 これにこりずに、どんなことでも質問してくださいね。