A41どうもどうも。妊娠なのかどうなのかは、まだはっきりしませんが…。まず、妊娠についてお答えします。
妊娠すると、まず何よりも月経が止まります。順調に毎月ある人であれば、2週間も遅れてしますと確定的と言ってもいいかもしれません。でも、気をつけてください。出血があったから、もう安心と思っていたら、数日でなくなってしまったとか、量がいつもより少ないということもあり得ます。これは、妊娠性の出血といって、月経があるころに少量の出血をみることは、半数くらいの人にあります。ですから、期間と量に注意が必要です。
それから、ずいぶん遅れて出血が始まって、それがいつまでも止まらないで何日も何日もずっと続く…。これも、妊娠していて、流産しかかっているということかもしれません。さらに、これまでの月経痛とちがう、猛烈な腹痛が出血とともにある…。これは、もしかすると、子宮外妊娠や流産ということだってあり得ます。とにかく、出血があったら、もう安心というのではなく、いつも通りの量と期間かどうかを気をつけて観察することが大切です。
ふつう月経が止まって2週間くらいたつと、吐き気がしたり、ものが食べられなくなったりという“つわり”の症状が始まります。しかし、これはずいぶん個人差のあるものですから、まったくない人もありますし、月経が遅れるかどうかというころから吐き気がはじまり、ほとんど食べられない、食べてもすぐ吐いてしますというようにとても重い人もいます。お乳が張る、おりものがなんとなく増えるという現象も見られます。
もしあなたにこんなことが起きていたら、はやく病院に行って確かめてもらいましょう。ぐずぐずひとりで悩んでいないで、何よりも事実はどうなのかと確かめることが先決です。若いうち、特に10代の人はちょっとしたことで、ホルモンの分泌が狂ってしまい、排卵や月経が遅れてしまうということもあります。なにしろ、悩んでいるよりもはやく、どちらなのかスッキリさせた方がいいのです。
悩んでいたり『自分は単なる月経が遅れているだけ』と思い込んでいたりして、妊娠の診断がついたときは、うんと妊娠月数が進んでいたということが一番こわいことです。
最後に妊娠の始まりと人工妊娠中絶について書いておきます。
人工妊娠中絶は悲しいことだが、大切な選択としてあるべきことです。自分のことは自分で決める。そして早い決断。人間関係の見つめ直しがたいせつです。
妊娠の始まりは一般的に、性交の結果としての受精と受精卵の着床を契機にします。しかし、「妊娠週」と数え始めるスタートの日は“性交した日”でもなければ“受精した日”でもありません。最終月経の第1日目です。(最終月経が始まった日を0週0日とし、そこから数えて280日目が出産予定日とされます)
月経周期が、仮に28日周期として考えてみると…。最初の無月経、つまり予定した月経が妊娠のために起こらない場合、すでに妊娠3週(1ヶ月)が過ぎたことになります。その次の予定月経もなければ、7週が経過して8週目にかかることになるのです。
わが国の人工妊娠中絶について、合法的に認められている中絶期間は妊娠22週未満。つまり、21週プラス6日までです。
初期中絶と中期中絶では、手術の方法や法的な扱いに大きなちがいがあります。
初期中絶=掻爬(そうは)は、12週未満の人が受ける手術です。前日、子宮口付近にラミナリア(海草でできた水を含んでふくらむ物質)を入れておき、ひと晩かけてゆっくり子宮口を広げる。当日は全身麻酔のうえ、キュウレットという道具で子宮内をかき出します。さらに吸引器で吸い出す場合もあります。この間3〜5分です。
中期中絶は、12週以後の人が受ける手術です。前の日からラミナリアを入れるのは初期中絶と同じですが、人工的に陣痛をおこして産むので子宮を収縮させる薬、プレグランディンを3時間おきに子宮口付近に入れていきます。激痛をともなって産むのは、ふつうの出産と同じです。最後に子宮内に残ったものを掻爬します。この方法には最低でも3〜4日の入院が必要です。しかも、役所には死産届けを出す必要が生じます。(戸籍には載りません)
彼に相談して、すぐに病院へいっしょに行ってもらいましょう。