A71お返事が遅くなりました。それでは、さっそくですが…。
 セルフプレジャーがセックスのうまくいかない原因のように感じておられるみたいなので、まずそのことから書かせていただきます。
 人が性に近づく意味を、オーガズム(性的絶頂感・男性の場合は射精をともないますから、あなたがおっしゃる「最後」までということになるのでしょうね)に求める考え方があります。そして、その考え方によるとオーガズムは性交(インサート)と不可分なものであって、オーガズムなき性交は不完全、未完成のものということになります。はたしてそうなのでしょうか?もちろんオーガズムは素敵なことです。しかし、現実に女性が、性的ふれあいのたびにそれを求めているわけではないし、また、性交によっても「いつも」それを得ているかというと、あるレポートによれば、性交では10%であるのに比べ、マスターベーション(セルフ・プレジャー)では40%であって、性交ではオーガズムを「めったに得られない」「得られない」を合わせると25%もあるのです。
 ところで、オーガズムをいつも味わうことが難しい女性たちも、「セルフ・プレジャーでなら容易に体験できる」と答えているのをどう考えたらいいだろうか。つまり、オーガズムを目的とするのなら、女性も男性もセルフ・プレジャーの方が性交よりもずっと確実だということなのです。そして、年令にかかわらず、パートナーのあるなしにかかわらず、結婚していようがいまいが、自分だけの性的緊張や快感欲求をセルフ・プレジャーによって充たしている人は、女も男も現にいるし、いていいのです。
 ひとが性に近づくのは、2人の関係性の中でぬくもりや安心感、ふれあう快感を与え合いながら、さびしさを癒し合い、生きる喜びを分かち合うためなのであって、決して単純に生理的快感からオーガズムを味わいたいからだけではないのです。こうした意味から考えると、性交(メイク・ラブ)とセルフ・プレジャーはそれぞれ独自の目的を持った性行為といったほうがよいのではないでしょうか。つまり、性交は互いの性的親密性を高めながら、一体感の中で喜びを与え合い分かち合う行為であるのに対し、セルフ・プレジャーは自分の体を自分の好きなように扱いながら、ファンタジーに浸りつつ性的緊張を解く行為です。だから、そのちがいを明確に意識し、自覚しながら、どちらもそれぞれ大切な性行為として追求し、受け入れていったらいいのではないでしょうか。
 このように考えますと、やはりお互いの関係において、まだ半年であること、だんなさんはセックスの経験が少ない?またはない?(ちょっとわかりませんが)ということから考えて、緊張したり、どうしたらいいかわからなかったりするのではないでしょうか?そうです、精神的な余裕がないのかもしれません。
 だからこそ、最後までいかなければということを追求すると、お互い、セックスするたびに落ち込んでしまうでしょうし、そのことで、だんなさんはより一層自信をなくし、余裕をなくすという悪循環に陥るのではないでしょうか?
 もっと、二人のふれあいを楽しみ、喜び合うことを追求してみてはどうですか。きっと何か変化が起こってくるはずですが…。
 最後までいかないのは、セルフ・プレジャーのせいではないということを!
 勝手なことばかり書きましたが、これに懲りず、また、どんなことでも質問してください。