A89こんばんわ。それではさっそくですが…。
 SEXという英単語は、性に関する広い意味を持っています。【性別】【性欲や性器】【性交】など。中でも性交を意味するセックスは、人間にとって生物的であると同時にとても精神的な行為です。
 まず、セックス(性交)を生物学的にいうと、男性のペニスを女性の膣に挿入して精子の含まれた精液を出すことです。精子は女性のもつ卵子へと進み、この二つが合体することによって、新しい生命が生まれるのです。
 たまごででも、赤ちゃんででも、子どもを産む動物は全て性交をします(ミミズやカタツムリなど一つのからだで雄と雌、二つの性質を持った特別な生物は1匹だけで子孫を残すことができます)。動物の場合、これを交尾といいます。
 動物にとって交尾は本能によって、子孫を残すためだけにするものですが、人間のセックスは生殖以外にもう一つ大切な役割があります。
 心から信頼しあう者同士がからだをあわせ、快楽を求めあう究極の愛情表現だということです。
 つまり、相手に対して無防備な自分になります。心もからだも対等に向きあえる2人が愛を確かめあうということです。心のかよわない、からだだけの結びつきは、単なるむなしいセックスになってしまうのではないでしょうか。
 人間は動物とちがって、性欲だけ、本能だけでセックスをしない生物でもあります。
 そう、つまり、いくらあなたがセックスしたいと思っても、相手がいることですし、相手もセックスの道具ではなく、そう、あなたの愛する人でしょう。その愛する人ととっておきのセックスをするのですから、2人でよく話し合わなければならないこともいっぱいあります。
 避妊のことも、いいかげんにするようでは、一人前の責任のとれる男性とはいえません。
 また、恋人同士の間柄でも、夫婦の間柄でも、無理矢理にセックスをするということはレイプ(合意のない性的暴力行為で、犯罪です)ということになるのです。
 だから、あなたがいくら『したい』と思っても、自分一人ではできませんし、「もうヤッた」という友だちの話を聞いて、不安になったりあせったりする必要はないのです。まあ、気になるでしょうけどね。