年賀状作成について

年賀状作成は師走の国民行事といっても過言ではありません。どこの家庭でも毎年かなりの時間と費用が費やされているはずです。

パソコンを購入するきっかけの一つとして年賀状作成を挙げる方も多いはずです。今年は何とかしてパソコンで年賀状を作ろうと購入したものの、どうすればパソコンで年賀状が作れるのかをまだご存じない方もおられるはずです。今回はパソコンで年賀状作成をすることについてお話します。

さて、年賀状ソフト(年賀状作成プログラム)といえば、以前は富士通のパソコンには「筆ぐるめ」、NECのパソコンには「筆王」というように専用プログラムが決まっていたものでした。

ところが最近のパソコンは、富士通でも「筆王」が使えるようになっていたり、NECでも「筆ぐるめ」が使えるようになっています。つまり最初から複数の年賀状ソフトが入った状態でパソコンが販売されているのが現状です。どれを使えばよいのか迷ってしまうくらいたくさんの年賀状ソフトが最初から入っているのです。この傾向は、SONYやTOSHIBA、日立、SHARPなど、国産メーカーの多くのパソコンにもあてはまります。

そもそも、初心者にはパソコンに入っているたくさんのプログラムの中でどれが年賀状ソフトなのか判断できないというところからひっかかっているかもしれません。 中には自分のパソコンに年賀状ソフトが入っていることすら知らない方もけっこういたりします。

これは初心者が、パソコン内のソフトを検索してくれる便利な「ソフトナビ」などの使い方を知らないことや、初期画面のアイコンの中に年賀状ソフトのアイコンが出ていないことが原因のようです。また、どんな名前の年賀状ソフトが販売されているのかといった情報にも詳しくない方がほとんどだと思われます。 つまり、自分のパソコンに年賀状ソフトが入っているにもかかわらず、そのことを知らない方が多くいる可能性があるのです。

これでは、パソコンで年賀状という構想も夢のままで終わってしまいそうです。では、どんな年賀状ソフトが売られているのでしょうか。

まず、パソコンメーカー系のソフト会社では、富士通系の富士ソフトABC社の「筆ぐるめ」、NEC系ではアイフォー社の「筆王」、ソフトウェア会社系ではワードやエクセルで有名なマイクロソフト社の「はがきスタジオ」、日本語変換で群を抜く一太郎で有名なジャストシステム社の「楽々はがき」、年賀状ソフト老舗の一つクレオ社の「筆まめ」、他にもアジェンダ社の「宛名職人」、アールアンドアイリサーチ社の「筆自慢」、アーツテック社の「筆三昧」など、国民的行事である年賀状に関してはこのように多くのプログラム開発会社がしのぎを削っています。

大手のソフト会社の年賀状ソフトはパソコンに最初から複数入っていて、使用する人がいずれかのソフトを選択して導入設定をすることで初めて使用できるようになっているため、最初から年賀状ソフトのアイコンはパソコン画面に出ていないわけです。

自分のパソコンにどんな年賀状ソフトが入っているかを調べるには、「スタート」ボタンから操作して、「すべてのプログラム」または「プログラム」を選択し、プログラム名の一覧から上記の年賀状ソフト名を探せば、たいてい2つや3つは見つかるはずです。

通常、年賀状ソフトは購入した年の利用に便利なように初期設定されています。例えば、今年10月以降に購入したパソコンでしたら、来年の干支のイノシシに関する絵がたくさん入れてあるはずです。他の干支の絵ももちろんたくさん入っていますが、たいていイノシシがすぐに利用できるように初期設定されているはずです。今年9月までにパソコンを購入された方の場合は暑中見舞状が最初に出てくるようになっているかもしれません。

いずれにしても、設定を変更さえすればイノシシの年賀状作成ができ、来年以降も設定を変更しながらいつまでも使い続けることが可能です。

この他にも、年賀状デザインのたくさん入ったCD−ROMを付録につけたムック本が一般の書店で安価に入手できます。このムック本のCD−ROMにはデザインだけが入ったものと、体験版の年賀状ソフトも一緒に入っているものがあり、いずれにしても年賀状作成に特化して、安さと手軽さが売り物です。

年賀状ムック本の使い方は、年賀状デザインだけしか入っていないCD−ROMの場合は、パソコン内に入っている年賀状ソフトか、ワードなどの文書作成ソフトでハガキに仕上げて印刷できます。ムック本はその手順を図を使って解説していてわかり易く、またサンプル画像の絵などもたくさん載っているので仕上がりイメージをつかみやすく、しかも安いのが特徴です。「今年だけ何とかして短期間で年賀状を作らないといけない」といった場合などに重宝します。

この他にも、年賀状を郵送するのではなく、インターネットで年賀状を送る無料サービスもたくさんあります。相手のメールアドレス宛に期日指定で届けるものです。デザインも豊富で、音楽や効果音もついた動くアニメーションがかわいらしいものや、ゲームを楽しんでからメール本文を読む形式など、さまざまです。親しい友人に送ると喜ばれます。

また、インターネットでデザインを選んで年賀状の印刷を注文することもできます。この場合は宛先まで印刷してもらえるサービスもありますが、個人情報保護の観点からはお勧めできません。宛先は自分のパソコンで管理して自分で印刷しましょう。

いずれの方法でもパソコンがあればこその便利さです。年賀状シーズンだけしかパソコンを利用しないという方もいるかもしれませんが、年賀状ソフトは年賀状以外にもクリスマスカードを作成したり、往復はがきへの印刷や住所録からの宛名ラベル印刷、最近では写真加工までできるものまで現れました。つまり、一年中使えるプログラムになってきています。

また、インターネットのグリーティングカードサービスは、結婚のお祝いや引越し・入退院の報告など、日常のあらゆるお知らせに利用できます。年賀状シーズンだけパソコンを活用するというのでは、パソコンが高いおもちゃになってしまいます。どんどんパソコンを使いましょう。

中央公民館パソコン講座では来年以降、さまざまなパソコンの活用方法を体験していただけるように、新しい講座を企画しています。ご期待ください。