和六里ハルの日記

NIKKI



和六里のどうして足の下にばかり抜けたコンセントがあるんだ日記です。



10月16日


今日は、なぜかインフォシーク関係のHPにだけ繋げなくてつまらないので、珍しく早く日記を更新します。
日記といっても漫画家になってからは何年も似たような毎日の連続で、面白い近況とかは無いので
相変わらず昔のことをダラダラと書くのですが。今日は作文ぽくしてみようと思います。長いです。
実生活に基づいた生々しい話が出てくるので、苦手な方は今回はご遠慮下さい。


「私とエロ漫画」

私が初めてエロ漫画を読んだのは、3歳くらいの頃です。
親に理髪店に連れて行かれたときに、待合用のソファーの上に置かれたコミックスを何気なくひろげると
全裸のゴルゴ13が全裸の女を横抱きにしてベッドに行くシーンでした。衝撃的だったのが、全てのページの
ゴルゴ13が水色、女がピンク色に塗られていたことです。多分理髪店の家の子が塗ったのだと思います。
幸い大人には見咎められませんでしたが、2ページも読むと何故か目が回ってまともに座っていられなくなったので
本を閉じました。この時にピンク色=エロと刷り込まれました。多分。

二番目に読んだのは確か10才くらいの頃だったでしょうか、書店にくりぃむレモンシリーズの絵本みたいのや
劇画じゃないエロ漫画雑誌が沢山並ぶようになった時です。
生まれつきのオタクであった当時の私はあの可愛い絵柄から放たれるエロいオーラを敏感に感じ取り
子供が無邪気に漫画をめくっているというふりをしながら、1コマも見逃すものかと目を皿のようにして
絵本版くりぃむレモンやコミックスを立ち読みしました。
この頃はまだ、くりぃむレモン系の絵が大人に警戒されることもなく
ビニールコーティングされてもいなかったので、立ち読みは容易でしたが
時々「わかっていらっしゃる」お兄さんが訳知り顔で覗き込んでくるのが恥ずかしかったです。
長かった子供時代の中で早く大人になりたいと最も願ったのも、この時期でした。
堂々とエロ漫画が買えるからです。
この頃に計奈恵先生や新田真子先生や阿乱霊先生の絵柄=エロと刷り込まれました。今でも刷り込まれたままです。
1年後、表紙や裏表紙にエロい情報の載っていない唯一のくりぃむレモン小説「超次元伝説ラル」を
顔から火の出る思いで買い、初触手経験をしました。計奈恵先生の絵やファンタジーな内容が本当に素晴らしく
自慰行為など知らなかった私はあまりのエロさに何度も何度も読み耽り、枕の下に入れてラルの夢を見ようとしたのでした。
しかし3日後に母親に見つかり庭に埋められました。私は心の中でラルにあやまりつつ
「内容を知らないで買った。怒られると思って隠しつづけた。」と言い訳して許してもらいました。
本当は内容なんか買う前からわかりまくっていたし、次は黒猫館を買うつもりだったのですが。

それからはヤンジャンや月マガを「いけないよルナ先生」とか「レモンエンジェル」目当てで買ったり
祖父に見つかって部屋に呼び出されたり少年アシベが読みたくて買ったと言い訳したり
青磁ビブロスのやおいアンソロジーに出会い衝撃を受けたり日向小次郎とペガサス星矢と烈火の遼は
誰が相手だろうと受けと覚えたりしながらすくすくと成長し、高校生になりました。

そこでエロ漫画との3回目の出会いがありました。
生粋のオタクらしく早速漫研とマイコン部と生徒会(広報)に入った私でしたが、その生徒会の先輩が
「俺の友人がここで描いている。お前ならわかってくれるだろう。読みなさい」と渡してくれたのが
A5版の小さなエロ漫画雑誌でした。エロ漫画を持って死ぬほど緊張しながら家に帰り
家の中に誰もいないのに心から安堵しつつ本をめくると、その中にはラル以来空虚になっていた私の心を満たす
濃厚なめくるめく世界が待っていました。
そこでふたなりに出会い、ふたなり=エロと刷り込まれました。
さすがに借り物でアレするわけにはいきませんでしたが、その日1日はボーっとして暮らしました。
頭の中はその雑誌のことで一杯でした。翌日その本を返したとき、先輩の友達の漫画の感想に加え
「凄かった」と言わずにはいられませんでした。

高校を卒業し上京した私は、とある就職率120%の君に一点集中トライ専門学校に入りました。
そこで出会ったのがやおいじゃないエロ同人誌です。
それまで、やおい以外にエロ同人誌があるとは想像もしていなかった私にはもの凄い衝撃でした。
ふたなりチャムチャムが股間にお札を100枚くらい貼られてもだえ苦しむ話や、
アニスが直腸にゴム液を注入されてもだえ苦しむ話をスポンジのようにすいすいと吸い込んだ私は
そのまま勢いにまかせエロアニメやAVを初鑑賞しました。しかし、動画や3次元はいまいちピンときませんでした。
蛇足ですが、初AV鑑賞の際、その所持者である男子1人に対し女子6人くらいで6時間程
ぶっ続けで観たためその時の男子には大変気まずい思いをさせたと思います。よくわからないシーンに対しては
解説までお願いしてしまいました。恥ずかしかったでしょうにスミマセン。エロ同人誌を教えてくれてありがとう。

専門学校では実践的な授業を受けられ、おかげさまでデビュー出来ました。
いい噂を聞きませんが、きっかけが無いと行動しにくい私にとってはチャンスをくれた学校だと思っています。
学年の最後のほうオーディション連続だったし。でも夢見がちな人にはあまり向いていないかもしれません。

それからは子供の頃からの願いであったエロ漫画を大人の財力でたんまり買い込み、エロ漫画雑誌の後ろの
読者さんの投稿コーナーを読む楽しさを覚え、今となっては自分でエロ漫画を描いています。

現在の目標は、子供の頃の私が衝撃を覚え、興奮し、涙した体験を他の人にも味わわせることです。
まだまだ目標の足元にも及びませんが、頑張ってエロく面白い漫画を描きたいです。
おわり。


以上、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
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