らん丸兄ちゃんは、めちゃやさしい力もちの頼れる兄貴やったで。いつも一緒に「お山」へ散歩に行ったんや。
父ちゃんの自転車につながって走る姿にずっとあこがれてたんや。そんならん丸兄ちゃんが病気になった。血管肉腫っていう悪い病気やった。手術もしたけど肺にも腫瘍ができてて呼吸が荒かった。それでも亡くなる前の日まで一緒に「お山」へ行って遊んだ。
らん丸兄ちゃんが死んでしもてから、ホントに父ちゃんと母ちゃんは寂しそうや!ぼくが一生懸命なぐさめてあげたいねんけど・・・せめてこのHPに思い出を残しておけたらと思う。

■らん丸がやって来た!
らん丸がやって来たのは、我が家が京都から富山の家(ゴン父の実家)に引っ越して来てからでした。今も自然が残るこの地にずっと暮らすことになって、こうなりゃ大型犬だぜ!ということで知り合いのペットショップのSさんに相談しました。子供と遊べるおとなしい犬。やはりゴールデンレトリバーしかない。
そこでやってきたのが、らん丸です。「らん丸」という名前は子供たちが決めました。『忍たま乱太郎』という漫画にでてくる名前をもじってつけたようです。お年寄りにはよく、森蘭丸と一緒かと言われました。蘭丸、乱丸、嵐丸・・色々説はありますが、小さい時はクマのぬいぐるみのようにフワフワでモコモコのワンコロでした。
■ドッグショーに出る!
ペットショップのSさんから「らん丸をドッグショーに出してみない?」とのお話があったのは1歳を過ぎた頃。そのための訓練もしてくださるとのこと。らん丸は人なつっこい陽気な犬で(ゴールデン特有の性格もあるでしょうが)、人間を見ると嬉しくて飛びつく癖がなおらず、丁度いい機会だと思ってSさんにお願いすることになりました。
らん丸にとっても、飼い主にとっても初めてのドッグショー。ドキドキわくわく。ジュニアの部でしたが、第3席に入ったのにはびっくり。まさかまさか・・・わんぱくらん丸の株がその日以来急上したのは、もちろんのことです(*^_^*)。
■本格的な訓練に!
ドッグショーに出るために必要な訓練は充分できていたらん丸ですが、もう1ランク上の訓練を受けさせたいと思い始めました。飼い主なら誰でもあこがれるでしょ?名犬ラッシー(ちょっと古いか!)のような賢い犬に育てることを。
4ヶ月の訓練を終えて帰ってきたらん丸は見違えるほど立派な犬に・・・と言いたいところですが、「陽気な性格で、叱られてもめげないめげない。」と訓練士さん。これって、ほめ言葉なのかな?
でも、とりあえず初等科(人間でいえば小学校みたいな感じ)を無事終えました。とびつく癖はまだ残っていたけれど、「ダメ」で制止ができるようになっていました。中等科への進学(?)も薦められましたが、らん丸と長い間離れるのが寂しくて、家庭で躾を続けることにしました。
ラッシーのような名犬にはなれませんでしたが、それなりの躾はできたように思います。(飼い主の自己満足)
■お山での思い出!
ゴールデンはとにかく運動好き。最初は自転車で散歩させたりしていましたが、足を痛めることが多かったので近くにできた「お山」の遊歩道へ連れていくようになりました。山と言うほどの山ではなく、でも自然に恵まれた、しかも家から近い。何より広〜い芝生の広場があって、のびのびと犬を遊ばせる事ができる場所もあるこの山を「お山」と呼んでいるのですが・・・
そこで友だちになったのが、ボーダーコリーのなっちゃん。以来、一緒にボールを追っかける日々は、雨の日も風の日も、雷がなるような嵐の時も、雪の日も亡くなる前日まで5年間続きました。
今では、色々な犬が集まるようになり「お山の仲間」がたくさん増えました。
らん丸が亡くなったという知らせを聞いてそんな仲間の飼い主さんたちが、お別れに来てくださいました。「らん丸は本当に幸せな犬だった」と思うことで心が少し癒されました。(ゴン太はゴン太なりの方法で、そう変わらぬ食欲と爆睡する姿、パグ独特のキャラで私たちを今も慰めてくれていますが)。
春の風の心地よさ、暑い日の山の湧き水の冷たさ。秋の落ち葉のにおい。冬の雪遊び。らん丸と過ごした日々は、共に「お山」で過ごした思い出深い日々でした。
今ではゴン太だけになりましたが、「お山」通いは続いています。らん丸が愛用していた大好きなボールを持って・・・「らん丸も一緒だよー!」