線形代数学A

現在, 大学生の多くは線形代数学が苦手です。 その原因は,
ほとんどの高校で数学B・C(特に ベクトル・行列)の習得に力を
注いでいないからです。 高校には悪意はないのかも知れませんが,
一番大事な時期に概念の習得の機会と経験を逸してしまった
代償はあまりにも大きいようです。

ところが, 線形代数学は, ベクトルと行列を用いて変数を処理する
方法論であるため, すべての数学・自然科学に関わってきます。
ここでつまずくと, 単位の取得と専門分野の研究に支障をきたします。

本講座では, 予備校で高校生・受験生を教えている経験を活かして,
大学の教員の目からは見えない視点で線形代数の講義をします。
高校数学の知識はすべて仮定して予習を前提としますが, 必要に
応じて高校数学の内容を(批判的に)確認しながら進みます。
しかし, それはレベルの低い話で終わるという意味ではなくて, 以下に
挙げるように, 10週30時間で相当のレベルまで到達させるつもりです。

            §1       行列の定義・演算
            §2       連立1次方程式と基本変形
            §3       行列式
            §4       行列式の応用
            §5       線形空間
            §6       線形写像
            §7       固有値・固有ベクトル
            §8       ジョルダンの標準形
            §9       内積空間
            §10       2次形式

 

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