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■□水処理倶楽部通信■□ 第181号 2005/03/07(月)■□ 
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会 
  【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ 本の紹介 
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■■ お知らせ ■■

●3月に入って5日、6日と雪が降りました。街でも降ったようですね。昨年も
書きましたが、この時期の雪は、「3月の野焼き隠し」といって、春の訪れの儀
式のようなものだそうです。野焼きの跡の黒ずんだところへ白い雪が降る。でも、
すぐに融けて次は、緑の若葉でしょうか。

●投稿をお待ちしています。(へ)
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■■ 水の旅 ■■

デンマーク研修旅行記
その5 〜リーベ〜

           長峰 孝文
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 至極美味なホットドック(しかも無料!)に加えて、おいしいビールもいただ
き、私たちは和やかなムードになっています。どうせ今日は移動だけだし、なん
て言っても日曜日。「ビールのおかわりをいいかな?」とちょっと遠慮がちに切
り出しました。すると、「ガメルダンスクが有名ですよ」と参加者の一人がいい
ました。カウンターにいる女性に聞くと、それはないけれども、ステックス?と
いうのがあるとのことで、それを下さいと言うと、その女性はちょっと変な顔を
して、ショットグラスに注いで持ってきました。そう、それは間違いなくアルコ
ール40%はあろうかという濃いお酒だったのです。よくよく店内を見回すと、
そこかしこの棚に度数の高そうなお酒が並んでいて、どうやら夜はショットバー
か何かになっているようです。でも、真っ昼間から、こんなお酒を飲むのは、デ
ンマークでもアル中くらいなのでしょう。カウンターの女性が見せた「ちょっと
変な顔」の意味がわかりました。朝に続いて、また恥ずかしいことをしてしまっ
た・・・。ちなみに、ガメルダンスクはアルコール度数38%の特殊なお酒で、
これに会うのはもっと後のことです。

 思わぬ歓迎を受けた我ら一行は、再びバスに乗り込み、この街を後にしました。
デンマークは、町と農耕地がはっきり分かれており、町に入る手前には、ここか
ら町であることを示す看板と、所によっては路面にでこぼこまで付けてあり、歩
行者に対する注意を促してあります。一方、広大な農耕地では、片側一車線だけ
れども、延々とまっすぐな道が続きます。時折ある交差点はロータリーになって
いて、電気が届かないので信号機が設置できないのか、それとも車の数がそれを
要求するほどでないのだろうと思いました。

 私たちが乗り込んだバスは、まっすぐな道(片側一車線だけど高速道路みたい
なもの?)をひた走っていましたが、突然、反対車線に入りました。どうやら、
前の車を追い越すようです。ところが、運転手が思うほど、このバスはスピード
が出ないようで、なかなか追い越せません。追い越される方の車もスピードを落
とす様子はありません。それでも、カタツムリとナメクジが競争しているかのよ
うに(どっちが速いのだろう?)、運転手はしぶとく粘ります。結局、5〜6分、
追い越すのに10km近く走ったのではないでしょうか。こっちとしては、対向車が
いつ来るかヒヤヒヤものでしたが、運転手は平気な顔をしています。デンマーク
では、昼でもヘッドライトを点けることになっており、まっすぐな道では、数キ
ロ先でも対向車が来ているのがわかるので、運転手は平気な顔をしていたらしい
のですが・・・。ちなみに、デンマークの車は、キーを回すと、ヘッドライトが
勝手に点くようになっているそうです。でも、点いているのを町中では気がつか
なかったなぁ?

 そうこうするうちに、バスは一つの町へと入って行きました。そこは、コペン
ハーゲンよりも古風で、水に満ちた町、リーベでした。

リーベは、海から10km近く内陸に位置しますが、西側の海岸と広い川(運河?)
でつながっていることから、イギリスやフランスなどとの交易の要所として古く
から栄えた港町です。町の中心部にあるHotel Dagmar(http://www.hoteldagmar.
dk)に2泊しました。創業1581年のデンマーク最古のホテルで、修復しつつも創
業時の雰囲気をそのまま留めているそうです。それだけに、そこかしこの床や階
段が傾斜していて、歩くときしむし、ドアや窓の立て付けもかなり怪しい。デン
マーク大使館の人から、時々故障してお風呂の水が出ないことがあるので、部屋
に入ったら、まずは最初に水が出るかどうかを確認してくださいとのこと。私の
部屋は無事でした。でも、参加者の一人が出なかったらしく、部屋を換えてもら
ったそうです。今思うと、これはアトラクションだったのかも。夕食まで、1時
間ほど時間があったので、付近を散歩することにしました。

 ホテルを出て右手に道路をはさんで雑貨屋があったので、多少はにぎやかなと
ころがあるだろうと、この通り沿いに歩いてみました。しかし、ショーウインド
ウが並んでいても、店は閉店・・・デンマークではほとんどの場合17時に閉ま
ってしまうそうです。少し歩くと橋があり、この橋の左手に港があります。川べ
りのヨットハーバーといった感じで、昔はここからたくさんの人や物が出入りし
て行ったのでしょう。今はそういった面では機能していないようで、万国旗をは
ためかした真っ白な木造船が1艘と、小型のヨット十数隻が停泊しているだけで
す。橋の右手は堰が切ってあり、直径が3m近くはあろうかという水車が回ってい
ます。水車の横には魚が行き来できるように水路が設置されています。水車は、
日本でよく見る上から落とすものではなく、水流が中程に当たって水は下をくぐ
って出て行くというものです。これも魚などへの配慮かな?歩いているこの通り
が堰になっているようで、少し歩いた先に、同じような水車がもうひとつありま
した。途中に不動産屋さんがあり、ログハウスなど、別荘らしき広告が張り出し
てあります。値段は失念しましたが、日本とあまり変わらなかった印象が残って
います。

 2つ目の水車を過ぎた先に、右方向に細い道があったので、入ってみました。
そこは水辺の散歩道でした。堰が切ってある上流なので、水が緩やかに流れ、川
幅も広くなっています。川べりは、春先の淡い緑をした瑞々しい草木で覆われて
おり、座り込んで何時間でも居たくなるような気持ちのいいところです。でも、
悲しいかな、いろいろ見て回りたい私は、先を見たい気持ちが勝ってしまいまし
た。木製の細い橋を渡って、川の中の小さな小島を経由して先へと進んだのです。

小道から通りに出ると、そこは大きな駐車場を備えたショッピングセンターです。
海外の道の食べ物を買うのが好きなので、早速入ってみようとしましたが、閉店。
う〜む。こんなに早く閉まっていては、仕事をしている人は食品の入手もままな
らなのでは。そこから先は閑散とした郊外のようになっていたので、右手に回り
込んで元のホテルに向かいました。帰国してから知ったのですが、実はその先が
新市街地で、ホテル周辺は旧市街地なのです。もっと先に行っていれば開いてい
る店もあったのかも。

 ホテルまでの道は、古い町並みが続いていました。家はレンガ造りか、黒く塗
られた太い柱と張りを持つモルタル作りの2階建てです。どの家も妙にゆがんで
います。家によっては、下のほうのレンガやモルタルが上の重量によって押し出
されて盛り上がっているところもあります。日本ならば、地震で壊れてしまいそ
うな危険家屋です。コペンのときに書いたように、表面は維持して内部で支える
ようになっているそうですが、本当に大丈夫かな? 道は15cmほどの石を敷き詰
めた石畳になっており、荷馬車が作ったと思われる轍ができています。石の角が
丸く取れ、磨いたようになっているのが年代を感じさせます。

ホテルの前まで戻ってきましたが、まだ時間があったので、そのまま通り過ぎて、
前方の平屋の家が並んでいるところに行きました。ここの家々もかなり古い。ほ
とんどの家がゆがんでいます。驚いたことに、ここには人が住んでいて、食器を
洗う音や子供をしかる声が漆喰と石畳で囲まれた通りに響いています。この家並
みは結構広いようで、2本の通りしか見ることができなかったのが残念です。

このような古い町並みは、地図で見たところ、だいたい700m四方くらいの範囲に
わたって続いているようです。もしデンマークに行くことがありましたら、ここ
は外せないです。1日かけて散策できるようにしましょう。ということで、次回
はウオッチマンから始めたいと思います。
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 で、いつもの雑談。先日、光合成細菌をやっている方に会いに行きました。元
々消臭目的で始めたのですが、とある大学からゾウリムシの餌に最適なので培養
方法を教えてほしいという依頼があったところから、活性汚泥の原生動物の餌に
もなるのではないかと考えたそうです。現在、ある工場で浄化槽の汚水に投入し
ているところがあるそうです。はっきりとしたデータはありませんが、浄化槽か
らの悪臭がなくなり、浄化槽の機能も安定するようになったそうです。この人の
偉いところは、限りなくやすくて培養できる方法を開発し、培地の成分に至るま
ですべて公開しているところです。惜しむらくは、その効果の科学的なデータが
ほとんどないことです。なので、光合成細菌を使われている方がいましたら、連
絡ください。
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【編集後記】長峰さんの旅行記、創業1581年のデンマーク最古のホテルに、日本
とは水の位置の違うかたちの水車。写真をみたいような、ぐっと堪えて想像力だ
けをたよりにイメージをふくらませるにまかせたいような・・・ゆったりした時
の流れを感じます。(へ) 
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