━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信■□ 第190号 2005/05/09(月)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次 ★ お知らせ、 ★ オフの集まりの連絡 ★ 山下亨著『現代のトイレ事情〜災害・イベント編』その5 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ お知らせ ■■ ●先週号は、連休のため休ませてもらいました。 ●5月の大型連休は、みなさん、いかがでしたか? 私は、ほとんどあったか村で山の手入れや畑作業をしていて、一日だけ街に出 て知人の結婚式に招待されて参加してきました。最近の結婚式は、以前のただ派 手で騒がしいばかりのものが影を潜めてきたのか、質素で静かで心のこもったも のでした。新郎は、産業廃棄物の処理会社につとめる人で会社関係の参加者も多 く、この通信の第183号で紹介した石渡正佳著『産廃コネクション』の本の内容を 実地に聞くことができました。 この本でも指摘されているように、産廃処理業の新しい可能性を求めて、新し い人と技術による取組みが急速に進んでいるそうです。経営者の世代交代が進ん で新しいセンスで取組みがはじまったこと、若い人が多い業種となったことなど を知ることができました。 ●前号で紹介した野山の小イベント用トイレですが、イベントを主催する団体の 関係者から問合わせがあって関心を集めています。 写真をここにおきましたので、関心ある方は、ご覧ください。 http://www.haginet.ne.jp/users/poco-a-poco/ ●今週号も、山下亨著『現代のトイレ事情〜災害・イベント編』についてです。 しつこいようですが、大事なことなのでもう少し続けます。 まだまだ投稿を受けつけます。感想やご意見をよろしくお願いします。 ●投稿の送り先は、 soiland@mb.neweb.ne.jp または、 attaka@haginet.ne.jp でお願いします。 その際、サブジェクト(メールタイトル、件名)に 「現代のトイレ事情」と入れていただけると助かります。(へ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ オフの集まりの連絡です ■■ 水処理倶楽部では、オフの集いを下記のように予定しています。 ご参加ください。 参加希望者は、メールにて事前にご連絡下さい。 (詳細を連絡します。日時は変更の可能性もあります) サブジェクト(件名)に「水処理オフ」と入れていただくと助かります。 ●中国地方 へちまや(安藤)日時:5月22日(日) 場所:山口県阿武町福賀 あったか村 趣旨:ゆっくりのんびり情報交換など、読者、家族の参加も歓迎 ●関東地方 連絡先:佐々木さん 日時:5月26日(木)〜27日(金)のいずれか 場所:環境展の会場内にて 趣旨:出展されている方、会場に出向いた方。ついでとはいえ、結構充実し た話ができるものです。(過去の経験から) 環境展の詳しいことは、こちらからご覧ください。 http://www.nippo.co.jp/n-expo005/env.htm 5月24日(火)〜27日(金) 東京ビッグサイト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 本についてわいわいがやがや ■■ 山下亨著『現代のトイレ事情〜災害・イベント編』 2000年8月1日 東京法令出版 1300円+税 ---------------------------------------- 4章、災害に備えるトイレ戦略 についてのメモ(しゃしゃり出た編集人) ================================================================= 阪神淡路大震災のときに神戸市役所のトイレが活躍したそうです。それは、こ こが下水道の水ではなくて、井戸水を使っていたために地震による断水でも、ト イレが使え多くの市民がずいぶん助かったそうです。この本の中に何度となく出 てきます。それ以後、古い井戸の見直し・再利用が各地で検討実施されているそ うです。玉川学園では、手押し式のポンプも用意されて、写真が掲載されていま す。(132ページ) 井戸や池、水のたまっているところを日頃から知っておくこと、災害時への転 用の可能性を探っておくことは、とても大事なことのようです。 さて、4章の目次です。 1 ライフスポットの形成とトイレスポット 2 玉川学園にみるライフスポットモデル 3 トイレスポットの機能アップ作戦 4 備えて安心!快適で易しい災害用トイレを探す 5 災害時のトイレ行動指示情報とトイレ放送 6 緊急トイレ支援ネットワークシステムの形成 この本のすばらしいところは、 すべてが具体的であることです。抽象論として語られることはほとんどなくて実 際の経験か、実際の工夫か事例です。 それと写真の多いことです。読み返すうちに気づいたのですが、本文を読まずに 各ページに小さく載せられている写真とその説明だけ読んでもかなりのことが理 解できます。具体的であろうとする著者の姿勢でしょうか。 災害時に都市型の高度のライフラインが途絶する。 水、電気、ガス、道路、通信などの社会的なインフラが機能をストップしてし まう。効率を求めた都市の集積が、反対に脆弱さをさらけ出してしまう。その端 的なできごとは、トイレをめぐる大混乱です。 これに対する考え方は、 1、水道・下水道などの配管の耐震性を高める研究にみられるように、ライフラ イン総体の耐震性、高度化で立ち向かっていく。 2、ライフスポットという考え方を取り入れて、 「一定期間を自立して生活秩序を保つ」(123ページ)観点から対処する。 いわば、自己完結できる地域圏を小規模に確保する考え方の導入。 このふたつがあるようです。 それは、場所の問題というだけでなく、スポット的にライフラインの代替えとし て担いうる機能・サービスをさすと広義に理解すべきであろうとされています(1 26ページ) トイレについては、トイレスポットとして 「停電でも、下水管がなくても水がなくてもどこでも用が足せるという状態」 をつくりだしておくことが提案されています。 以下、この考えに沿って具体例が細かく説明されていきます。 玉川学園の例は、消防自動車の導入や訓練の細かな設定、にもかかわらずマニュ アルは作らない、労作教育との連携、とくに災害用の組立てトイレを実際につく って保管していることに驚きました。木製トイレの写真が掲載されています。ま た、公衆トイレは危ないので外には作らず学校の建物の中のトイレを使うように 想定しています。 以下各節ごとに丁寧に、ひとつひとつ書かれています。 ひとつひとつとても大事なところです。 第2節のトイレスポットの機能アップ作戦 のところでは、 「公共トイレを災害時転用型トイレにリニューアル」として東京都墨田区、渋谷 区、太田区などのトイレが紹介されています。 140ページの「蒲田の交差公衆便所の平面図」などは、ずいぶん参考になります。 トイレやそれぞれの必要な設備について、各メーカーの名前が書かれています。 具体的に調べるにはとても重宝します。 多くの事例について、その後どうなっているか、最近の経験はどんなものがある か、検証してみることも必要になっているだろうと思いました。 また、最後に放送のことが書かれています。 NHK の災害放送にはトイレのことがまったく触れられていません。 著者は、トイレの注意と情報を盛り込むべきだとして、放送原稿の草案を提案し ています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信 ■□水処理の情報交換と交流誌■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お断り】このマガジンは正確さ・完璧さなど保証致しかねますので各自の 責任で確認のうえ、ご利用下さい。また本誌で知りえた情報による損害・ 紛争について一切関知しませんのであらかじめご承知下さい。 ◆配信所:まぐまぐID=0000019863 melma!ID=m00010669 その他の配信所は、配信を停止しました。 ◆登録・変更・解除、バックナンバー、ML、読者掲示板 http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ◆発行:水処理倶楽部通信編集委員会 連絡・投稿:へちまや mailto:soiland@mb.neweb.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】災害時のNHK の放送にはトイレのことは、本当にまったくでて来な いですよね。民放や各地のFM局などではどうでしょうか。山下さんの放送原稿 がいかされるような局が、出てくるといいでしょうね(へ)