━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信■□第207号 2005/09/12(月)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次 ★ お知らせ ★ 災害時の「水」を考える ★ 『不思議の水1000年の旅』の雑感 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ お知らせ ■■ ●「災害時の「水」を考える」 ハリケーン・カトリーナに続いて台風14号でも予 想以上の被害が出ました。これらの情報を整理して、災害時の「水」を考えてみま す(へ・長) ●『不思議の水1000年の旅』を見られたでしょうか。この番組の感想を私なりに書 いてみました(長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 災害時の「水」を考える ■■ by へちまや&長峰 ========================================= 台風14号の被害はありませんでしたか? 被災された方には心からお見舞い申し上げます。 へちまやのいる瀬戸内の宇部市や日本海側にあるあったか村(阿武町)は、たい した被害はありませんでした。山羊小屋の隣のハウスのシートが、ちぎれて飛ばさ れただけです。 さて、対岸の火事というわけではありませんがアメリカ南部のハリケーン・カト リーナはいろいろと考えさせられます。 1.初動の遅れ 「現代のトイレ事情」では、アメリカの災害対応は、学ぶべき手本として紹介され ているのですが、今回は、どうしたことか。排水ポンプもずいぶん遅いです。 2.ハリケーンの規模と地球温暖化の関係 台風14号の規模の大きさとあわせて、温暖化との関係が指摘されているようです。 14号の前に東京を襲った集中豪雨は、排水施設の想定を超えたものだったそうです。 気候の地球的な変化は、年間の降水量がそれほど変わらなくても、雨の降り方が変 わるだけで、思わぬ災害を起こすのだという例になりそうです(この集中豪雨が温 暖化によるものかどうかなんて誰にも分からないことではありますが)。 3.避難と衛生 カトリーナの被災地では、水汚染によってビブリオ・バルニフィカスやノロウイ ルスの感染症が確認されました。 毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000086-mai-int ======引用======== 感染症をめぐっては、被災地からテキサスやミシシッピ州に移送された4人が食 中毒患者に多くみられる細菌、ビブリオ・バルニフィカスに感染し、6日、死亡が 確認されている。 一方、同球場では感染性胃腸炎が集団発生している。激しい吐き気や下痢を伴う ノロウイルスによる感染症で、感染力が強いため、患者は家族と共に、別の施設に 隔離されている。 ========引用終り================= 【ビブリオ・バルニフィカスについて】 食中毒の一種である腸炎ビブリオとは別の病原性細菌です。2〜3%の塩分濃度 で良く増殖し、汚染された魚介類の摂取や皮膚の創傷などから人に感染します。日 本では、1975〜97年の約23年間に93例の感染が確認されており、69%と非常に高 い死亡率を示しています。ただし、肝臓病や糖尿病の患者、アルコール中毒の人が 感染しやすく、通常健康な人が感染することはないそうです。 この情報は、下記のサイトを参考にしました。 愛知県衛生研究所 http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/vulnificus.html 東京都福祉保健局 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/vulnifi.html 【ノロウイルスについて】 急性胃腸炎をおこす「小型球形ウイルス」の1つ。細菌とは異なり、培養して増 やすことができないため、食品からの検出が難しく、食中毒の原因究明や感染経路 の特定が難しいそうです。日本での平成15年の食中毒発生状況によると、ノロウ イルスによる食中毒は、全体の件数の17.5%を占めています。 この情報は、下記のサイトを参考にしました。 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html#top 4.トイレ状況はなかなか表に出ない カトリーナの被災地では、トイレはどうなっているのか、報道にはなかなかあら われないようです。 日経新聞ハリケーン特集 全体を見渡すには良いようです。 http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt90/index20050907AS1D0704407092005.html 今後、新たな情報が得られるに従って、報告していきたいと思います。「水」に 関する情報をお寄せください。・・・nagt@shirakawa.ne.jp長峰まで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 『不思議の水1000年の旅』の雑感 ■■ 長峰 孝文 ========================================= 号外でお知らせしたとおり、番組が放映されました。前半にダウジングの話が出 てきて、おいおい大丈夫か?と思いましたが、後半は中本先生の生物浄化法の話で した。「前半に紹介された星野村とナジャック村のわき水のおいしさが、自然の生物 フィルターによって作り出されている。生物浄化法も、生物の力で浄化されている からおいしいのだ。」という構成でした。 インドネシアの浄水プラントは、エネルギー消費が少なく、薬品を(おそらく全 く)使用せず、維持管理費が安いく、すばらしいシステムだと思いました。汚水処 理水の循環利用に使えないかなぁと本気で考えています。 辰巳拓郎にとっては、生物浄化法もダウジングと同様に不思議な技術に見えたよ うで、これが番組を通してにじみ出ていた(そういう演出だったのか?)のが印象 的でした。生物浄化法が十分に科学的な裏付けがなされた技術だということが語ら れなかったのが残念なところです。 最近のいろんな番組、特に健康関連、では、番組スタッフが、専門家の言葉を拡 大解釈して、トンデモ番組になってしまっていることが往々にしてあります。そう いうことになってしまうようなら、今回の番組のように技術的なところの報道がさ れない方がいいのかもしれません(番組スタッフの方々が理解できていないという 意味ではないですよ)。今「食卓の安全学」を読んでいるからこんなことを考えてし まうのかもしれませんね。この本は、下記のサイトをみて購入しました。 http://www.yasuienv.net/SaftyFoodMatsunaga.htm 来週、中本先生に高崎市の浄水場を案内してもらえることになりました。追って 報告したいと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信 ■□水処理の情報交換と交流誌■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お断り】このマガジンは正確さ・完璧さなど保証致しかねますので各自の 責任で確認のうえ、ご利用下さい。また本誌で知りえた情報による損害・ 紛争について一切関知しませんのであらかじめご承知下さい。 ◆配信所:まぐまぐID=0000019863 melma!ID=m00010669 その他の配信所は、配信を停止しました。 ◆登録・変更・解除、バックナンバー、ML、読者掲示板 http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ◆発行:水処理倶楽部通信編集委員会 連絡・投稿先:長峰 nagt@shirakawa.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】台風14号は、本当に予想以上の被害でした。私の実家は宮崎県ですが、 被害はなかったようです。私の父親が、昔、よくこう言っていました。「昔から家が 建っていないようなところに家を建てるもんじゃない」 田畑、森、山を削りなが ら宅地開発がひたすら進んでいる現状では、そうも言っていられないのでしょうが。 (長)