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■□水処理倶楽部通信■□第213号 2005/10/24(月)■□
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会
 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ 手作り生物浄化試験装置の報告
      ★ 短信

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■■ お知らせ ■■
●ブログをご覧になったでしょうか。くじら13号さんのオリジナル記事も公開さ
れています。
http://wave.ap.teacup.com/whale13/
●「手作り生物浄化試験装置の報告」 「おいしい水のつくり方」で紹介さ
れている手作り生物浄化試験装置を見学することができたので、その様子を報告
します。
●短信は、ちょっと話題になっていた情報の紹介です。

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■■ 手作り生物浄化試験装置の報告 ■■
              報告者 長峰
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 そこそこの年月を生きていると、驚くような偶然というものに出会うことがあ
るものです。いや、今回は必然だったのかも?

 話は、3年前にさかのぼります。私は転職したてで、初めて汚水処理に携わるこ
とになった、そんな、右往左往していたときに、水処理倶楽部MLと出会いました。
MLに参加して1ヶ月も経たないころ、へちまや氏の呼びかけで、Sさんと私を含めた
3人で、白河オフ会をしました。初めて会った、しかもネット上でも知り合って1ヶ
月程度のSさんが、実は、私が、その4年ほど前から参加していた「青空ML」に、ち
ょくちょく投稿していた人であることが分かり、びっくりしたものでした。もちろ
ん、オフ会は大いに盛り上がりました。

 その後、Sさんの職場が不安定になり、音信が途絶えました。そして、話は3年後、
通信208号にて紹介した9月15日の高崎オフ会の前夜祭に飛びます。

 くじらさんと私で盛り上がっていたところに、へちまや氏が到着し、さらに、ひ
と盛り上がりした後のことです。そう言えば、どうしているのかねぇ〜と、Sさんの
ことが、しばし話題になったのです。私と同様に、へちまや氏も、彼の動向が心に
かかったままだったのです。そして、へちまや氏が、連絡取ってみるよ。という話
になりました。

 その3日後のこと、Sさんからeメールを受け取りました。私は、てっきり、へ
ちまや氏がSさんに連絡を取ったのだと思ったのですが、そうではありませんで
した。

 通信の9月8日号外にて、お知らせしたように、中本先生が、私たちを高崎の
浄水場の案内をしていただいた翌日、利き水パーティを開催されました。これにS
さんが、参加していたのです。このパーティーには、今回、お世話になった宮嶋
氏も参加されており、Sさんと出会ったのです。どういういきさつか、私が話題に
なったそうで、宮嶋氏が興味を持ったそうです。かくして、Sさんが、宮嶋氏を紹
介するeメールを私宛に送ったというのです。

 これは偶然なのか、それとも、必然と言えるほど、この分野(水処理+インタ
ーネット)は狭いのか?

 何はともあれ、私は宮島氏に連絡を取り、我が家から60kmほどしか離れていな
い地理的優遇もあって、10月8日の10時に、彼と会い、装置を見学させていただ
けることになりました。


 昨日から続いた雨も、現地に着くまでには上がり、見学している最中には、晴
れ間も見えるような天気の中で、宮島氏に会いました。氏は、興味があることに
どん欲で、活動的で、でも、庶民感覚を失っていない、どことなく、へちまや氏
に通じる雰囲気を持つ人物でした。

 宮島氏の案内で、生物浄化処理実験装置が設置されている、上水道の浄水化施
設に入りました。ここには、水質分析会社の取締役で、彼とともに良い水を提供
するために努力をしているS氏と、そこの浄水施設を管理している2人の管理会
社の人たちも来ていました。

 まず、上水道の浄化施設の方を紹介します。

 ここの施設は、井戸を掘って水源を確保しています。井戸水ですが、水質は非
常に悪く、茶色く着色しています。ばっ気した後に、PACで凝集沈殿処理しており、
かく拌槽では、白濁した水が、ぐるぐる回っていました。まるで薄めて飲む前の
カルピスのようですが、よく見ると凝集した固まりができていて、ちょっと不気
味・・・。

 その横の沈殿槽には、泡を含んだスカムが、越流関に溜まっています。ここを
抜けた水が、砂の入ったタンクを120〜150m/日の流速で通ることで急速ろ過され
ます。急速ろ過に圧はかかっていないとのことで、ここでどのくらい、あのスカ
ムが除去できているのだろう?という感じでした。この後は、塩素消毒だけで給
水されています。

 PACは、かなり高濃度で常時添加されており、時には限界近くまで添加されるこ
ともあるそうです。S氏によると、少しでもおいしい水を供給しようとして、PAC
の量を減らしたりもしたそうです。ところが、住民から不味くなったとの苦情が
来たそうです。PACが入った味に慣れてしまって、逆にこれが薄くなると不味く感
じるようになっているのではないか?だそうです。体に悪そうな話です。

 現場の人たちは、日々水質が変わる水源のために、大変な思いをして管理して
いるのに、結局、このような不味い水しか供給できないことが、いやでしょうが
ないそうです。近隣に生物浄化法の施設があり、水質が良く、安定しており、管
理の手間も少ないとのことです。特に、天候などの影響を受けて、水質が大きく
変わるところでは、急速ろ過の施設の管理は大変で、大雨の後に、2000件を越え
る苦情の電話を受けたこともあるそうです。

 宮嶋氏は「ここから給水している住民は、水の不味さを訴え続けており、これ
をなんとかしたいという思いで、生物浄化法の試験を始めた。」と、話し始めま
した。彼の話によると、以下のような問題があるのだそうです。

 ある程度の規模以上になると、大手の浄化施設メーカーの売り込みにどうして
も負けてしまうのです。厚生省の後押しや、設置率の高さもありますが、急速ろ
過の場合、物理的、化学的処理ですから、実験室レベルの試験で、この源水を処
理すると、どのような水になるのかを、短時間で示すことができるのです。(実
際は、水質が変化したときにどのようなことになるのか、コスト的にどうなのか、
出来上がった水はどんな味になるのかなども示すべきでしょうが)

 微生物浄化の場合、規模の大きな施設の実例が少ない(中本先生が指摘されて
いるように間違った管理をしている例が多い)こともあるし、実際に、どのよう
な処理ができるのかを示すことが難しいです。にもかかわらず、生物を介在させ
る、しかも自然に増殖したものを利用する以上、水質、水温、施設の構造、地理
的な要因によって、どんな微生物が繁殖するのか分からない点を、自治体は懸念
するのです。

 このようなことから、ある程度の規模以上になると、ほぼ自動的に急速ろ過法
になってしまうそうです。これに対抗するには、実際に試験した実証データが必
要です。しかも、現地で少なくとも1年間の実証データがないと、きちんと浄化
できることを示せない(というか信じてもらえない)のです。

 宮島氏のすばらしいところは、ここをなんとかしたいために、試験装置を作る
だけでなく、いつでもどこでも簡単に試験できるように、全部で1万円程度、設
置に30分程度で作れる装置を考案した点です。


 私が思うに、微生物浄化は、源水にヒ素などの微生物が分解できない毒物が多
量に含まれておらず、きちんとした施設設計をし、水が凍るようなことがなけれ
ば、問題になることはないはずです。このことは、よほど地質的に問題があった
り、多量の汚水が流れ込むようなことでもない限り、わき水が、安全でおいしい
水であることで実証されているのですから。借金大国日本が、今必要としている
技術の試験を、宮島氏のようなボランティア的なところしか行わないなんて!!

 宮島氏の装置とその処理水の味は、次号に紹介することにします。


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■■ 短信  ■■
 こんな情報が流れていました。(長)

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●緊急レポート 「水道が危ない!」(後編)
 「赤い水」「青い水」を放置してきた「行政の大罪」
 ノンフィクションライター 森 功
 週刊新潮 2005年10月20日発売

記事は読んでいません。針小棒大でなければいいのですが、どなたか読まれた方、
ご紹介ください。

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●2005年9月29日(木)阪神対巨人戦(阪神優勝決定戦)における配水量の変化
について
http://www.water.city.osaka.jp/headline/hanshin-kyojin.html

おもしろいですねぇ。ぐっと我慢して、優勝決定!胴上げ!まで見て、トイレに
駆け込んだものと思われます。放送終了後は、お風呂の利用もあったのかな? 
とにもかくにも、阪神タイガース優勝おめでとう!!


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【編集後記】金沢で出会ったいいもの。その4、最終回。かぶら寿司は、名前だ
けは知っていましたが、どんなものかは知りませんでした。駅の土産物街でよう
やく見つけました。店員によると、本来冬の食べ物なので、これは「しろかぶら」
だとのこと。電車の中で食べるのだと言うと、包装されていたポリバッグから出
して、食べやすいように4つ切りにし、ふた付きのポリ容器に入れて、割り箸と
お手拭きまで付けてくれました。もちろん値段は変わりません。こんな心遣いを
してくれるなんて、きっと美人だったに違いありません。つまみを手に入れたか
らには、お酒も(^o^;。缶入りの冷酒を仕入れました。帰りの「はくたか」で食
べたかぶら寿司と酒は、めちゃくちゃ旨かった。旨いつまみに美人の女将、そし
てうまい酒。金沢に住みたくなった。そうすると、きっとアル中になってしまう
だろう・・・そう思ってやめました。(長)




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